BBRの雑記帳

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[天下茶屋のジビエ]山女庵 / BBR

グルメ > その他の食べ物
自分で狩りをして、その鳥獣(それから魚)を肉として処理し、また自ら調理して供する店、そんな店って山間部の村にひっそりあるようなイメージがあるのですが、それが大阪は西成区、まさに町中にあります。

山女庵の場所は、地下鉄・南海の天下茶屋駅から徒歩3分、地下鉄の岸里駅からも徒歩5分ほど。26号線の脇、西成消防署の裏手にあります。

何しろのれんに書かれているのが、

「天然鳥獣山菜魚料理」

です。中に入ると板張り座敷に囲炉裏風のテーブルが2つ。20人ほど入ると満員になるぐらいのスペースです。料理の性格上、1週間前程度の予約は必須です。


さて席に着くとまず突出しにアマゴなどが出されていて、そして「食前酒」がスッポンの血の焼酎割り。見た目と違い、味はほとんど焼酎。臭みなし。


料理は季節ごとに決まったコース。夏場は天然のスッポンがメインのようで、続いて出てくるのもスッポンの肝と心臓。肝はごま油と塩で仕上げてあってスッキリした美味。心臓は筋肉感のあるコリコリの歯触りが印象的です。

敷いてある大葉までおいしくいただけます。

ヨコワのお造りがドカーンと出たあと、出てきましたのが鹿肉のボイル。見た目にもワイルドですが、ほとんど塩味の肉は意外なほどに素直な口当たりです。

さて、ここは1人9500円の飲み放題です。食事は順々に出てきますが、飲み物はというと最初には瓶ビールを出してくれますが、あとはそこら辺に置いてあるお酒や焼酎や泡盛やワイン(結構無造作に「玉の光純吟」とか「朝日」とかを適当に開けて呑んでOKです。グラスも置いてありますし、氷や水は頼めば出してくれます。

さて、この時点で既に結構なボリューム感があり、「これは最後のスッポン鍋まで食いきれるんか?」という気もしてきたのですが、そんなこととは関係なしに揚げ物です。写真には出ていませんが子鮎の天ぷらと、万願寺トウガラシなどの野菜天ぷら。どれもすごく美味しいんだけど量がかなり多いぞ。

そう、ここは量的には明らかに男性仕様。それもかなり食べる人向けに量設定されている(狩りで腹の減った人向け?)ようです。女性グループだと相当厳しいでしょう。

今回は男女混成、私ともう一人の男性は結構食べる方でしたが、それでも限界がありましたから。

そうこうしているうちに食事は佳境に入って、天然ウナギの登場です。これも釣ってきたウナギですから偽装云々は関係なし。肉厚で皮はしっかりと香ばしく、肝もきれいな味です。私も天然のウナギは長いこと食べてなかったですが、これぞまさしく、と思える美味しさです。

そしていよいよスッポン鍋。ウナギでもうほとんどお腹いっぱいなんですけど、これが出てきたらまた食べられる、というのが不思議なものです。たっぷりとダシが出たところで、締めにはスッポン雑炊。お米から炊いていくのは、その方がたっぷりしみ出したダシを米がしっかり吸ってくれるからですね。

この店、本当に「なんでこんな店がおおさかしないの町の真ん中にあるんや?」と不思議になるほどの店です。その点お洒落な部分は全くありませんから、そういう方面の用途には向きません。しかし一度ここで食べて呑んだら、9500円という値段が全く高いものではないとことがわかります。


季節ごとに味わいたいと思います。





2008年6月28日(土) at 21:38 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その7:疲れた体にかえしうどん) / BBR

グルメ > うどん
ほとんど忘れるところでしたが、前回の続きです。もう1回、ちょっとだけなのでやっときましょう。

もうだいぶ前に書いた気がする坪尻駅再訪から阿波池田まで出て、高松駅から最終の高速バスに乗る前に便利の良いところでもう1軒、ということで、坂出で降りて、前から気になっていた、「かえしうどん」の「家康」を目指します。

坂出駅の北出口を出て、そのまま北へ向かいます。旧11号線に達する少し手前で東へ。ちょっと歩くと「市役所前」の交差点が見えます。まさしくこの辺りは坂出の官庁エリアですね。昼の需要がかなり多そうな店、という印象がありますが、確かに夕方にやって来ると、わざわざこっちへ入っていく人自体まばらです。

店はその交差点から50mほどのところ。こういう感じの一般的たたずまいですが、注文はカウンターに言って、うどんを出してもらって、オプションを適宜取る、要するにセルフの店です。

製麺所タイプの店ではなく、町中の店ですが完全手打ちです。ちなみに私が入ったときは先客は1人だけ。夜は8時までやってるようですが、基本的には昼モードですね。

店内、これだけのメニューが並んでいますが、この店と言えば、何と言っても注目したいのが「かえしうどん」。醤油やだしを専用のだし壷で半年以上寝かせ、熟成したものを白だしで多少伸ばしてぶっかけのつゆのように使うものです。

ちなみにここでは、うどんの他のオプションを3品取れば、セットで安くなります。まあだいぶ歩いたのであれだけ食べてもそれなりにお腹は空いてきていましたので、かえしうどんの大に軽めのオプションをつけていきます。

出てきたうどんは、見た目ぶっかけなんですが、だしは麺にひたひた、と言う感じでけっこう多め。それに見た目かなり濃い色なので、どんな味やねん、と予備知識はあっても若干不安になるのですが、食べてみるとちょっと甘めでだしの風味が結構強く、濃いという事はないのですがかなり個性的、しかしこういうものと思えば悪くはありません。麺は若干ぬるめで柔らかめ。やや浅めのコシですが、だしとの絡みという面では却ってそれも良いのかも知れません。

意外にきつくない味。しかし多少甘め、というところが、好みの分かれるかも知れないところでしょう。


これで今回のツアーは終了。20数キロ歩いてかなり痛む足を引きずって高松駅から夜のバスで3時間、ほぼ熟睡させていただきました。このパターンは、フェリー日帰りうどんツアーに結構使えそうです。何しろ最終のフェリーではすんなり大阪に出られるかどうか微妙なタイミングですので。

さて次回は... また考えます。


(この項終わり)






2008年6月9日(月) at 00:21 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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[リトル・マニラ]TAPSILOG / BBR

グルメ > その他の食べ物
大阪でフィリピン料理店と言うと、かつては心斎橋と京橋にFiestaという店があったのですが今はもうなく、十三にも店があったらしいがそこも連絡がつきません(どちらもWeb上は営業しているように見える)。他にも「ここに確かに存在したはず」というのが気がつけば消滅しているというのがいかにも愛すべきいい加減さです。

そんな中、ネット系情報で「ここは確実にやってるようだが、フィリピン料理店、というのとは違うような...」という印象の店があったのでそちらを目指してみることに。

地下鉄長堀橋駅(堺筋線)の最も南、7号出入り口を上がり南へ。通りを1本ずつ渡るにつれて、「ミナミ」の中心部に入っていく印象が強くなります。その3本目が八幡筋。

右に曲がって間もなく、「大阪屋ジャンボビル」という、まあ特に何の変哲もないスナックなどが入居するビルがありますが、そのビルに↑このような看板があります。

TAPSILOGとあるだけですから、それが何だかわかっている人以外はちょっと入りようがない店、という感じがします。でまあ実際にそういう所なのですが。

3階に上がり、通路を右側に回り込むと、いろいろと貼り紙のある店が目に付きます。そこだけ明らかに雰囲気が違う店。中に入ると日本人比率は極めて低く、テーブルがいくつかと料理のが4品置かれたカウンターがあります。フィリピン料理店、というイメージで行くと「これは違うぞ」と入った瞬間に思うはず。そしてそれは←この営業時間にも表れています。月〜土は朝6時まで、日祝は深夜3時まで。そうここは、この周辺で働くフィリピン人を対象にした、日用品と日々の憩いを提供する場所なわけです。

基本的にはここはセルフサービス。ビールは冷蔵ケースの中に、San MiguelのPale PilsnerとLight、それにRed Horse Extra Strongというアルコール分7%の「濃いめ」のビール(炭酸薄かった)の3種類があって、適当に取ります。グラスや栓抜きも適当に店の人に聞けば教えてもらえます。San Miguel好きという奇特な方には、これだけでも貴重なスペースかも知れません。

料理は毎日4種類が置かれているようです。この日はテラピアの揚げ物(しっかり揚げてあってなかなか香ばしく、個人的には美味しかった)に豚足を甘めのソースで煮たもの、豚肉と野菜の煮物にスープ。どれもアジアンテイストとしては結構あっさりした味ですが、中粒種のご飯と合わせて、タガログ語8割、日本語2割ぐらいの会話をバックグラウンドに、そして店内のテレビにずーっと流れているフィリピンのドラマやバラエティの映像を眺めながら食べていると、確かに普通の「食事モード」に入っていくのが不思議な感じです。

店の入口から右側半分は、フィリピン人向けの缶入り食材や調味料、日用品がズラーッと並んだ小さなコンビニのようなスペース。この種のものをお求めになる向きには貴重な店ではないかと思いますが、こちらも基本的には生活する人のための店、ということですね。

何だか普通の日本人がのこのこ迷い込んではいけないような書きぶりになっていますが、店の人はとても親切に、気さくに接してくれますので、気軽にフィリピンの気分を少しだけ感じるにはよろしいのではないかと。レストランとして期待するというのは余り正しくないかも知れませんが。
2008年6月4日(水) at 00:47 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その6:「うどんや」といううどん屋) / BBR

グルメ > うどん
前回のエントリで坂出駅近くに昼前。電車で琴平駅に回り込んだのが12時半。そして以前のエントリで坪尻駅に向かったのが13時過ぎ。さて、琴平駅での約40分間、どうしましょうかね。

琴平駅周辺というのは、良いうどん屋がありそうであんまりないものです。それでも一昨年のエントリで書いた「こんぴらうどん」の工場店か、その手前にある将八の琴平店か、あるいは駅から南へずーっと出て広いとおりの線路近くにある「おがわうどん」で細切りざるといくか、と選択肢がある中を、今回目指したのはそのどれでもなくて、しかもそこを目指していないとまずたどり着けそうにない店です。

それにしても琴平駅の駅舎というのは、この場所にして洋風建築、しかしどことなく「こんぴらさん」の雰囲気は保っている。築70年以上という歴史が、この駅舎に重みを加えているのかも知れませんが。

そしてやはり戦前の建築物だけあって、いろいろと意匠も凝っています。そして駅の内外、あっちこっちにツバメの巣が。春の時期においでの方は、頭上に注意されますよう。

さて、琴平駅を出て正面ではなく、南側に伸びている道を琴平小学校方向へ歩きます。駅前の通りとは思えない、昼時でも閑散とした道を行き、病院の前を通り抜け、信号を右に曲がります。すると見えてくるのが、「こんぴらレトロ街道」と書かれたアーケード。ここを真っ直ぐ突き抜ければ、こんぴらさんの表参道へと続いているのですが、ここで目指しているのはそっちではなくてもっと手前、と言うか、このアーケードですらありません。

一つ上の写真ではよくわからないかも知れませんが、アーケードに入る直前の左側に、こんな感じの、恐らく車は入れないんではないかと思われる路地のような道があります。目指す場所はここの入口から奥へ約50m。←この写真でも、よ〜く見れば真ん中の奥に「うどん」ののぼりが見えるのですが... 実際に行けば確かにわかります。しかし普通に何も気にしないで歩いていてはまず目に入ることはないでしょうし、目に入ってもそこに行くという目的がない人ならわざわざ入って行かないのではないかと思われます。

店の前まで来てみると、普通の店です。しかものれんも看板も「うどんや」。小さい字で「井上」と書いてはありますが、どうやらうどん通の間でも「うどんや」の名で知られている店のようです。

店の中は5人ほどのカウンターとテーブルが2つというところ。私が入ったのは1時前でもうピークを過ぎていましたが、中には「ここへ食べに来た」という感じの2人連れと、いかにも常連っぽいおじさんが1人。おばちゃんが1人で対応していました。

さすがに5軒目、それにこのあとまただいぶ歩く、ということもあって、「ぶっかけ」の大ではなく中を(それでも中かいな)いただきます。

さすがに茹で上がりの若干作り置き感がある麺ではありましたが、それはまあこういう店にこの時間帯に来る私の責任でありまして、しかしそんな中でも、麺の持つ優しさと程良い中腰はある程度伝わってきます。これが茹でたて締めたてであれば、一層滑らかな喉越しが感じられたはずで、そんなに知られていない店でありながら、琴平の小さな良心、という感じの「うどんや」でありました。

で、ここから坪尻→池田と回って、夕方さらにもう1軒です。


(もう1回つづく)





2008年6月1日(日) at 23:41 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その5:ネギは束になってやってくる) / BBR

グルメ > うどん
前回のエントリでは、強い日差しの中を「たむら」まで歩き、高松築港まで電車で爆睡、というところまで進みました。この時点で10:40頃。

さて本日のお昼のメインへと向かいます。さぬきのうどん屋で、営業時間が最も短いと言われている店です。

例えば前々回にご紹介した大平製麺とかは、食べられる時間帯が日によっては30分間とかいうこともありそうですが、それは純製麺所がちょとついでにやっているわけで、食堂営業をしているわけではないから除外するとして、あの谷川米穀店でも11時前から2時間ほどは営業している中で、なんと営業時間が11:30〜12:30の1時間だけ、という場所があります。それが日の出製麺所。名前は製麺所ですがここははっきりと食堂営業をやっていて、それでいてこの時間帯のみ。そこに集中です。坂出駅到着が11:20。おお、もう始まるぞ、と駅を出て西に向かいます。

500mほど高架の南側を歩くと県道19号線。道路の拡幅中でちょっとややこしいですが、ここを南下します。しばらく行くと「富士見町」というバス停(「富士見」と言っても多分「讃岐富士」のことだと思われ)。その先の信号を渡るともう店です。駅からは10分少々。有名うどん屋としてはかなり便利な部類に入ります。

店は通りに面して、こういう感じですので誰でもわかります。着いた時点で既に店内にはかなりの人。店先にも10人余りの行列です。時間が限られているだけにお客さんも集中しているようです。時折見える中の様子はそんなに広くなさそう。長テーブルをシェアするいかにも製麺所的内部のようです。しばらくするとおねいさんが人数と注文を聞きに回ってきます。かなり人が多いのでテキパキと行きましょう。

中に入ると席数はけっこうありますが、結構早くにうどんは出てきます。例によって冷たいのをいただきます。必要なものはテーブルの上にありまして、しょうが、ネギ(後述)を適宜かけ、さらっとだし醤油をかけます。

恐らく機械がかなり入っていると思われるやや細めの麺ですが、すっきりした外見と同様、食べた感触も非常に滑らかで、こういう言い方が適切かどうかはともかくとして、万人向け、どなたにもお奨めできる口当たりと程良いコシです。先があるので2玉で抑えましたが、ここだけなら何玉でも食べられそうです。

さて、ネギをハサミで切ると言えばこの日スルーした「赤坂」が有名なのですが、この「日の出」でも、ネギはハサミで切るようになっています。ここの場合、混んだ席で効率的にやるために、という要因が強いのではないかと思いますが、数本のネギを束にしてラップでくるんでありまして、食べる人がそれぞれラップをちょっとずつめくって、置いてあるハサミで切っていくという形になっています。その向こうにはちくわ天(1本50円)も見えていますね。これも食べたかったら適当に取って自己申告です。


食べ終わったら丼はそのままで良くて、会計はカウンターで。持ち帰り用の麺が各種揃っていますので、食べた分だけ支払って、というのはちょっと根性がいるかも知れません。私も、手作り生麺である「究極のさぬきうどん」を持ち帰りで。これは持ち帰り麺としては非常に高いクオリティです。


(あと2回続きます)





2008年5月26日(月) at 00:49 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その4:たむら、男の麺) / BBR

グルメ > うどん
前回、善通寺の「山下の近く」でしばしまったりしたわけですが、その次に目指すのは久しぶりの「たむら」。実際、前は何度か通っていましたが、食べに行くのは相当に久しぶりです。


ここに行くのは、昼前に坂出に出るためのルート設定でちょうど良いパターンになるから、ということだったのですが、問題は、「そこへどうやって出るか」ということでありまして。

もと来た道を2km余り善通寺駅まで戻るというのは電車の乗り換えパターンもあってちょっと非効率。南の榎井まで歩くとなると4km以上あって時間かかりすぎ。しかしそこに、救いの交通機関がありました。

コミュニティバスってやつです。

市町村合併にはろくな事がないと思っていたらたまには有り難いこともありまして、丸亀市の区域がうんと広がって、コミュニティバスが旧綾歌町にもズズズンと乗り入れてくれています。

こういうバスの運転パターンは、「朝・昼・夕方」。朝の便がちょうど上手い具合に「大平製麺」から北へ歩いて10分足らずの上三条交差点から東に折れて走ってくれるというわけで、しかも来るのが8時ちょい過ぎ。まさに私のうどんツアーのためにあるようなダイヤです。

やって来たのは小型の乗り合いバス。乗客は私を含めて3、4人。琴参バスなどがどんどん路線縮小していくのもわかる状況で、こうして住民サービスで運用しているからこそ維持されている路線でしょう。完全になくすわけにもいかないでしょうね。いやほんと、こういう時には有り難いんですけど。

そうこうするうちにあの「レオマワールド」最寄りの岡田駅に。電車は30分に1本。4駅で陶に到着です。

ここを1時間後の電車に乗って高松に戻っていくパターンで、目指す「たむら」はここから北へ2km弱。行って、食べて、戻って、できたら「赤坂」もちょっと覗いて、という流れを想定していたのですが、この日は結構暑くて、まだ9時過ぎなのに随分日差しがきつい。まだ夏仕様で歩いている訳ではなかったので少々しんどそうです。

さて、陶の駅を出て右、旧32号側に出て、赤坂前を過ぎ、旧陶病院跡を過ぎ、三叉路を左にとってJA前を通過。32号線バイパスが見えてきますがここはそのまま渡り、あとはひたすら直進です。この近辺にも、綾川町のコミュニティバスの路線がある(ルートは結構ややこしそう)のですが、ちょっとタイミングが合いませんでした。

余り日陰のない道を、府中湖方面へゆるやかに上っていきます。迷う可能性はまずありませんが、場所を知らなければどこまで歩いたらあるんや、という感じのしそうなあたり、←こういう交差点が見えてきたら正解です。小さな峠の頂上、といった場所に、「たむら」のパトライトが回っています。

さすがに今回のツアーでは最大の有名店。開店間もない時間帯ですが、店の周囲には県外ナンバーの車が結構停まっています。

店内は10人近くの行列。まあそんなに多いと言うほどではありませんが。

ここのシステムは、奥の土間の製麺スペースに向けて列を作り、自分の盤が来たら大小冷温を告げ、麺をもらったらだしまたは醤油、薬味を適宜かけ、食べたければ天ぷらもとって飲食スペース(手前側と左奥側にある)に行き、食べたら再び土間に入ってだしを捨てて丼をバケツに戻してお金を払う、この流れをサクサクっと行う必要があります。それにしても、大の男が何人も続いて「小」「小」と連発するのには何だかなあ、と思いつつ、私は当然ながら「大」に小さい三度豆の天ぷらを載っけて(350円)、醤油でいただきます。

久しぶりの「たむら」の麺は、やや太めのがっちりしたエッジ、コシもかみしめもたっぷりとあるやや堅めの麺です。大となると結構量も多くて、やはりこれはいかにも「男性仕様」であります。

さぬきうどんにも地域ごと、もちろん店ごとにいろいろと個性があるのですが、ここの麺は典型的な「おっちゃんの打つ麺」というところでしょう。パワーと弾力はまさにここならではです。

おー、しっかり食うたぞい、という感じで店を出たら、並んだ時間もあって結構次の電車まで時間が厳しい。やや磯決めで歩きましたが、何だかここへ来て、歩く速度が段々遅くなっているぞ、と痛感しつつ、何とか琴電に間に合わせます。赤坂はスルー。

汗が引いた岡本あたりで意識がなくなり、久しぶりに「お客さん、着きましたよ」コールを受けて高松築港には11時前。そのままJRで坂出に向かいます。


(さらに続きます)






2008年5月25日(日) at 00:02 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その3:続・幻の製麺所) / BBR

グルメ > うどん
前回のエントリでは、7時前から7時半過ぎまで製麺所を求めてさまよい歩く状態で終わってしまいましたが、今回は、やっと美しい麺が私の目の前に現れてくれました。

与北を過ぎて間もなくの小さな交差点を左折して少し歩くと、←このような灯籠が目に入ります。これが大平製麺の目印です。

この向かいに目的地があるのですが、それでも安心するのはまだ早い。ここからが難関なのでありまして。

サッと振り返って道の東側を見ると、このような感じになっています。もうこのあたりに当たり前にあるような民家です。当然ながら「うどん」ののぼりもその他製麺をしていることを示すような表示もありません。ここを朝も早よから、どこから見ても近所に人間ではない人が一人で入っていくのも、回りから見れば変な感じだろうと思います。

それでも美味いうどんにたどり着くため、ずんずんと玄関へと突き進みます。

先ほどの入口を左側へ回り込むと、

←まさしく民家です。

これだけ見てもうどんを示す何もない。しかし知っている人なら、

「お、これはやってる」

とわかるのであります。そう、玄関の引き戸が開いていたら、製麺している可能性が高い(それでも100%ではないらしいが)ということです。

初心者には特に勇気がいるのではないかと思いますが、製麺所にはこのいかにも民家の玄関を入り、土間を突っ切ってさらに奥へと進入する必要があります。そこで初めて、作業をしているおばちゃんに出会えます。私もこれまでの経験上、入るのに相当勇気のいる製麺所系に行ったことは何度かありますが、ここは、今はなき海岸寺駅前の「三谷」をも超える凄さです。

「あ、食べられますか?」

「えーっと、お一人やね。」

「そうですけど」

「いや、今日は注文が少なかったからもう釜の火も落としてしもたし、そないぎょうさんはないんで」

良かった。ともかく茹でてそんなに経っていない麺が食べられる。

製麺所の奥から、丼と箸、醤油にショウガと持ってきていただき、即席のテーブルをしつらえてもらっていただきます。

「ちょっと多めにしときました。遠くから来ていただいたみたいやし」

って、もうホントに申し訳ない。

何よりも驚かされるのは麺のツヤと美しさ。やや細めでストレートですが、見た目も舌触りも喉越しも、どこにもきついところがなく、柔らかい中にもしっかりしたコシがあり、そしておばちゃんの優しさも感じられるような麺。個性的、ということではなく、昔はどこにもあったが今はどこにもない麺、というところでしょうか。

今ではこの辺りも卸先のお店がどんどんなくなってしまい、法事とかでまとまった注文があるとき以外は随分と作る量もすくなくなったそうです。「もういつやめよか、と思うんやけど」と仰ってましたが、この麺は貴重です。また癒されに行きたい製麺所。でも大勢で行くのはちょっと無理ですよ。

なお、最近ちょっとだけ値上げしたそうですが、それでも1玉60円。もうホントにこっちが申し訳ないです。


(さらに続きます)





2008年5月19日(月) at 00:26 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その2:幻の製麺所) / BBR

グルメ > うどん
前回から続きます。

丸亀の卸売市場を出て、宇多津駅に戻り、ギリギリで乗り込んだ電車で次は善通寺へと向かいます。

今回の第二の目的は、善通寺にある2件の製麺所を一気に回るというもの。どちらも最近まで「マイどんぶり」持参でないと食べられない所だったようなのですが、現在は先方で容易があるということでその点は多少気楽です。しかし純製麺所は、一応の営業日、営業時間があっても、卸の注文が入っていないとそもそも食べるうどんがない、という事になってしまうので一種のギャンブルでもあります。

善通寺駅に6:49着。高校生中心に結構乗客もいるものです。

まず向かうのは大川製麺所。こちらは「ベビーセンター」という洋品雑貨店の横に製麺スペースがあるという不思議な環境で一部コアな麺好きには知られている店です。一応7:00からやってるらしい、ということで、駅に近いこちらを攻めてから、もう一軒、幻の大平製麺所を目指すという段取りであります。

というわけで、駅の北側、踏切に通じている通りを西へ。上吉田町3丁目を目指します。

上の写真のような、まばらに店舗の並ぶ商店街には朝7時では人通りもほとんどなく、こんな状況で何かの営業をしていること自体がナンセンスではないかと思えるほどの直線路を10分弱歩くと、ようやく見えてきました「大川製麺所」。今では純製麺だけではなくて、その横に食事スペースも設けられているはず、が...

シャッター閉まってる。

製麺所側のシャッターは開いているので、これから開ける所なのか、と思ってそちらを覗いてみたら、おっちゃんが奥から出てきました。

「えーっと、食べられ...ませんか?」

「うーん、今日は卸の注文があんまり入っとらんかったからのお、まあ7時半過ぎぐらいにはできると思うんやけど。」

「はあ...じゃまた回ってきます。」

ないものは仕方ないです。ここで30分待ってるともう一軒は恐らくアウトになるので、ここはルート一巡して再訪できるわずかなチャンスに賭けて、そのまま引き返します(でも結局戻って来られなかった。また次回ですね)。

さてもう一軒の製麺所は、これぞ超穴場、どこから見ても民家、製麺したうどんをそこで食べられるのは朝7時から8時の間だけ、しかも現場に行くまでやってるかどうかがわからず、やっているとわかってもそこに入るのに恐ろしく勇気がいる、という、素人には厳しすぎる条件の製麺所であります。場所はあの「与北の山下」の近く。善通寺駅からは私の足で約25分。早速駅へ戻り、南側の踏切から東へ流れ、与北橋で319号線を渡り、県道22号を進みます。

ちょっと急ぎ目に20分ほど歩くと、うどん通にはお馴染みの与北町交差点が近づいてきます。上の写真の「宮西ちよ歯科」はここでの重要な目印です。

交差点から南に目を向けると、名店「山下」の看板が目に入りますが、まだ開店前ですし今回の目的には入っていないのでスルーです。さらに少し東へ歩きます。

この製麺所はネット系地図に載ってる有名店とは違って地図に目印はついていませんし、基本はおおよその地図感覚と「こっちっぽい」という直感です。

というわけで、←この小さな交差点を曲がると、わかる人にはわかる製麺所(どうも普通のうどん屋のように「店」とは書きづらい)が見えてくるのですが、もうここまででだいぶ長くなってしまったので、うどんが一切出てこないけど次回に続きます。






2008年5月17日(土) at 22:55 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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実録:列車と歩きでうどんツアー'08(その1:市場の朝は早い) / BBR

グルメ > うどん
坪尻駅を先に3回やってしまってうどんのことは忘れてしまったかのようではありましたが、いろいろと思い出しつつシリーズ開始です。今回は連休谷間の4月29日深夜、神戸はジャンボフェリーの乗り場からスタートです。0:30発で高松東港に4:10着。無料バスで高松駅4:56発に乗ることができ、早朝オープンの店(または製麺所)を回るには最適のパターンです。問題は「眠い」ことに尽きるのですが。

久しぶりに列車と歩きで行きましたので、同様の奇特な趣味の方向けに、なるべくルートがわかるような写真もつけてまいります。

さて、18きっぷ時期でもないこのシーズン、今回の旅を安く上げるツールその1は、「ジャンボフェリー&フットバスセット券」3990円。行きは神戸から、帰りは難波へ。一応往復寝られてそこそこ安いきっぷです。バスは高松発の最終が19:30ですから、夕方のうどんで仕上げて帰ることができます。坪尻辺りをゆっくりできたのもこれのおかげ。

さて連休の谷間ということもあってか、フェリー乗船時の行列はだいぶ少な目でした。船室の区画に10人入るか入らないかぐらいでしたから、横になるにもあまり周囲に気兼ねする必要ないぐらいでした。無料バスも席が埋まるほどではなかったですし。

で、高松に着いてから、電車で回るツアーへの強い味方になるのが、←こちらの「ことでん・JRくるり〜んきっぷ」(窓口でこの名称を告げるには多少抵抗があるが)。ことでん全線と志度〜高松〜多度津〜琴平間のJRが当日限りですが乗り放題(特急は別途料金が必要)で1700円ですから、そこここで下車しながらある程度回れば元が取れます。

個人的には、できれば観音寺と讃岐財田まで利用できればなあ、と無理な希望を言いたくなったりもしますけどね。

今回の1件目は丸亀の「オビカ」。駅でいくと丸亀より宇多津に近いのですが、高松4:56発で宇多津から行くと6時の開店にはちょっと早いので、丸亀で降りて東へ戻ることにします。

駅を降りて北側に出て、丸亀港を回り込んで浜街道に入ります。早朝だけに車はまだまばら。

ファミマの前を過ぎるとすぐに歩道がなくなり、車道は富士見大橋の高架を上っていきますが、歩行者は側道に入り、しばらく行くと歩道橋が見えてくるのでそちらを上ります。

歩いても汗はかかない程度のさわやかな空気。朝日を浴びながら進みます。富士見大橋を抜けたら、浜街道の北側に入って土器川大橋を渡ります。交番の前を通り過ぎた次の信号を左に入ると、「香川県中部地方卸売市場」の門にたどり着きます。

中は当然ながら卸売市場ですので、入るなりこういう雰囲気。特に徒歩だとちょっと突っ込んでいくのに勇気が要りそうですが、関係者も別に気に留める風ではないので(というか、うどん目的の人も頻繁に見ているということでしょうね)、そのまま右側の店舗の列へと向かいます。

こちらが「オビカ食品」。先客は1人、というか6時到着で既にいるというのがさすがに市場のうどん屋です。

のれんにあるとおりセルフの店で、中に入ると正面にあるカウンターに茹でて締めたばかりのうどんが並んで...おっと一つしかないのでそれを取ろうとするとおばちゃんが「小でええんな」と一言。一つしか置いてないとどっちかわからんかったんです。私のうどんツアーポリシーは「男なら大を食え」でありまして、大をもらって、自分でゆがくこともできますがここはそのまま、ネギとショウガを振ってしょうゆうどんにし、ついでに小さめのちくわの天ぷらがあったのでそれを取ります。

うどんは細からず太からず、シャープではないがエッジも程良く立って、何より茹でたて締めたてのツヤと張りが素晴らしい。

食べてみると多少柔らかめですが、非常に滑らかで最初の感触よりも意外にコシと粘りがある麺です。柔らかいが奥にしっかりコシのある麺というのは最近の私の好みと言って良いです。少なくともこの状態であれば非常に美味しい。これで大と天ぷら合わせて250円とは実にお得です。

なお、食べ終わったら食器はおばちゃんに返したらいいようです。初めての、特にセルフの店で返却口がないところはどうしたらいいのか結構困るんですよね。私も先客の方が立ち上がるのをちょっと待っていたりしましたが。

別に朝イチだけやっている店ではないので、いいタイミングを見計らってみてください。これは値打ちがあります。


(というわけでつづく)





2008年5月11日(日) at 16:46 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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朝から堂島ロールに並んでみた / BBR

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GWも後半、想定どおりにアクセスも連休モードになってきた今日この頃、久しぶりに堂島ロールでもおやつに食べましょっか、というわけで、堂島本店のサイトを見ると第1日曜が休みになっていて、携帯予約も今日はできなくなっている。肥後橋店も4日〜6日は休業。となると、南堀江の店しかやってないということか?

ここでは堂島ロールは10時と15時の2回だけ焼き上げ、しかも予約不可ということでけっこう条件が厳しいのですが、せっかくだから行ったことのないこっちの店に、と朝から走ってきました。

9時半過ぎにあみだ池の交差点まで来ると既にざっと20人ほどの行列。多少予想はしていましたが結構多いので急いで駐車場を探し、列に参戦します。

到着時は携帯カメラがボケるぐらいの列。約40人ほど。列の後ろに店員の方がついていて、本数を聞いてその枚数だけカードを渡してくれますが、私の時点でもう数枚しかないような雰囲気、と見ていたら、私の5人ほど後ろで10時の分が終了となりました、ってまだ9時45分です。早すぎ。

開店を待つ間にもどんどんとお客さんがやって来ますが、堂島ロール目当てだったので帰る人もいれば、他のを買うからとさらに後ろに並ぶ人もいて開店時には6、70人になっていたでしょうか。

列が動いて入口の前まで来ると、この店では1日200本、1回100本限定だったんですね。それで1人3本までと。早々に完売状態になるはずです。

お一人3本までの紙の横に、見にくいですがここにも諸原料高騰の影響が。前回は1050円だった堂島ロールが1200円に値上げされているではありませんか。

まあこの中身と味であれば、1200円でも決して高くはないんですけどね。

というわけで、めでたく購入完了。

本店の紙袋はオレンジ色ですが、こっちの店は←こんな色なんですね。





2008年5月4日(日) at 13:29 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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