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[ニューヨークフィル]平壌に響く合衆国国歌 / BBR

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ニューヨークフィルはバーンスタイン時代に冷戦真っ只中のモスクワで有名な公演もやっていますし、この手のネタには伝統もあるようです。どうやら将軍様はお出ましではなかったようですが。





プログラムは「パリのアメリカ人」や「新世界」などアメリカン系の曲もあれば「アリラン」なども演奏していたようで、ちょっと前の米国が突っ込みがちだった状況に良く合った内容を持ち込んでいたように思われます。とりあえず、「来たものを迎える」という形であるせいか、アメリカ国歌も普通に全員起立で聴いていましたね。


しかし、今後の状況は「その少し前」に戻っていきそうですから、この公演が再度実施されるという可能性は相当に低そうです。


ちなみに、聴衆はどういう流れで「選ばれて」いたんでしょうか。



(今日聴いていたCD)
リャプノフ:交響曲第2番
スヴェトラーノフ指揮 フランス国立放送フィル
NAIVE:V4974 (1998年録音)
ワゴンセールに入って680円とかで売られていなければ、個人的にはなかなか手を出しにくい曲です。

リャプノフはロシアで言うとグラズノフの6歳上、学生時代はタエーネフに師事し、その後バラキレフに学び、ピアノ曲が中心ではありながら、このような大型の交響曲まで作曲する人でありました。

2曲ある交響曲のうち第1番は若い頃の作品、この第2番は58歳の作品です。ちょうどロシア革命が完結しようとしていた頃。サンクトペテルブルクの音楽院に属していたリャプノフはこの曲を作ってから間もなくしてパリに亡命し、そこで亡くなりますので、交響曲はしばらく忘れられた格好になり、蘇演は戦後のこととなりました(ムラヴィンスキーが1950年に指揮したのが復活演奏だったらしい)。

曲は序奏が何となくヴァーグナーっぽかったり、主部は引き延ばされたボロディンのようだったり、後半は艶消しをしたグラズノフのようだったり、ということで、約60分の大作は、国民楽派の流れを引き継ぐと言われる割には比較的西欧的なニュアンスも豊かな作品のようです。

スヴェトラーノフはこの曲をメロディヤへ69年に録音していますが、こちらの演奏はフランスのオケをかなり重たく鳴らし、しかしやっぱりフランスのオケらしい品は失っていないという、爆演系とはひと味違う落ち着きも保った演奏。おかげでこのマイナーな作品が上手く引き立っているように聴こえます。

大作ですが、「何も60分もしなくても」という多少の冗長さは感じる作品ですが、美しさに別に不足するわけではありません。ちょっとここいら辺りの作品は手持ちにも余りないので、ちょっと今後攻めてみたいと思わされるぐらいの曲ではあったと思います。






http://kyotosagano.jd-kyoto.info/log/eid171.html
2008年2月27日(水) at 00:49 

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