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関西どっとコムよ! / fj

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先月末に関西どっとコムが博報堂や京阪神エルマガジンなどとの寄り合い所帯を脱却し、ケイ・オプティコムの完全子会社になったそうだ。
これは実に良き事だ。関西どっとコムは、本来そうあるべきものだった。
社長の田邉忠夫さんには数年前に僕はこれを進言している。

僕が関西電力のITチームににいたときに、
僕自身が「kansai.com」を企画し、提案した。それが今ある「関西どっとコム」の始まりだ。
当時、関西電力のニューヨーク事務所の数人が独占して使っていた「kansai.com」というドメインのメールアドレスを何とかビジネスに活用できないかと考えていた僕は、それまでの経理畑を捨ててITチームを志願し、この新WEB会社の企画を提案したのである。

僕は当時から、ケイ・オプティコムこそが関西電力のITビジネスの核なのだから、WEB会社も自らのビジネス資源をそこに集約したビジネスモデルにすべきだと考えていた。しかし、神野氏をはじめとする首脳部はどう考えていたのか知らないが、関西どっとコムの「名ばかり取締役」は、自社グループの資源活用ではなく、外注中心で運営しようとしていた。自分たちがどんなビジネスをするかを考えるのではなく、外部の○○研究所だとか大学生の延長のような僕から見るとお世辞にもプロとは思えないIT会社にまかせっきりであった。

僕は、関西どっとコムはこのままだと泥舟であり、沈むと察知した。4億5千万円というベンチャー会社であれば喉から手が出そうな羨むべき高額の資本金がありながら、まったく浮かばれない気がしていた。

僕は、この会社を立ち上げ、運営に少しでも携われたことによりほかに代え難い経験を多くした。今までの中でもっともたくさん働いた。残業代はキャップがはめられていたけれど、そんなのとは無関係に寝食を厭わず会社に尽くした。人材の大切さ、プロジェクトマネジメントの大切さ、経営する「志」の大切さを身をもって経験したのである。

僕は今でも関西電力を愛している。そして、巨大通信会社を敵に回し、挑むケイ・オプティコムの発展を心から祈っている。そのためには、関西どっとコムがこの後どうなろうと構わない。要は、起業後のこの数年間でWEB運営技術を内部留保できており、発展させる志があれば続ければ良いし、技術部分を丸投げしていたためにできていないのならあっさり止めてしまえば良いのだ。
僕の主張は、以前から変わっていない。自らに力がないのなら最初から起業するなということだ。当時、僕には元々勝算があったが、悲しいかな、博報堂やエルマガジンの資本が入り、人材が入ってきたために、運営、決断の力がそがれ、ドーナツのような真ん中のない会社になってしまった。この会社を立ち上げたとき、僕以外に志願してやってきた人間はいなかったと記憶している。通常の人事異動で数社から集まったわけだ。最初からこうしたいという意気込みがこれっぽっちもなかった。これが今の状態につながっていると思う。こんなWEBサイトで満足する関西の顧客ではないはずだ。

今後、関西どっとコムの身柄を引き取ったケイ・オプティコムがどう判断しても僕は驚かない。

とりあえず今宵、祝杯をあげさせていただく。
2008年6月6日(金) at 17:31