Dr.A の言いたい放題

何事もほどほどに、がモットーの内科医日記

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老眼鏡のお年頃 / A, traveling

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先日、知人に借りたコミック(”神の雫”)を読んでいると
なんか、右目の焦点が合わなくて酔っ払ったみたいに気持ち悪い。
普段、仕事中や、普通の本・雑誌などを読んでいるときには
それほど目が疲れるようなこともなかったのだが
コミックだと一巻読むだけでくらくらしてしまってダメ。
昔は一晩で10巻くらい一気読みだったのになあ・・・。

で、渋々眼科を受診する。
診断は案の定、ズバリ 老眼 +乱視でありました。

どうやら、今の眼鏡の度からすると左眼のほうが近視が強くなっていて
遠くを見るときには右眼を、近くを見るときには左眼を使っているらしい。

私はもともと酷い近眼である。
あれ?近眼だったら老眼ってなりにくいんじゃないの?と
思われそう。
ちっちっちっ。違うんだな〜。
老眼は近眼の人にも同等にしっかり起こる現象なんです。

もともと人間の眼はある程度遠くを見るように出来たもので
正常な眼は自然にリラックスしているとかなり遠くに焦点を結びます。
で、近くを見るときにはレンズを無理に分厚くして調節しているのです。

近視の場合は、そのレンズが分厚くなりっぱなし、
もしくは眼球の長軸が長くなってしまい、
遠くのものに焦点が合わなくなっているのです
(遠視はこの逆)。
つまり近眼の人の目にとって”自然なリラックスした状態”というのは
正常の人より近くを見ている状態ということになります。

さて、老眼というのは、老化によりレンズの分厚くする力
(近くを見るために調節する力)が落ちる現象です。
ということはもともと正常な視力を誇っていた人は
遠くを見るのが一番目に負担がかからない状態なわけですから
近くを見るのに苦労をすることになります。
逆に近眼の人はそれよりは近くを見るのに苦労はしない。
というわけで、レンズの調節能力自体は差が無くても
近眼のほうが近くをみる場合には自覚症状は出にくくなるかもしれません。

ただ、これは近くを見るときには眼鏡が要らない程度の軽い近眼の人の場合。
わたしのようなド近眼で本を読むのにも眼鏡がないと見えない人間
(裸眼だと10cmくらいに本を近づけないと読めない)だと
結局は遠くを見るための度の強い眼鏡と
近くを見るための度の緩い眼鏡が必要になってきてしまうわけなのでした。
それで遠近両用眼鏡というものがあるわけですね。
ああ、しんど。

それにしても何故、コミックを読むことが一番につらくなったのか。
私の場合は左右の度が違ってしまうために
活字だけを追う本なんかだったら字からの情報というのは
近眼の強い左眼だけでも問題ないのが
コミックや雑誌などの絵と活字の混在の場合は
絵の部分を見るたびに無意識に両眼視しようとするために
結果的には両目とも疲れてしまったようです。
同じような理由で新聞なんかも症状が出やすい気がする。

どっちにしても眼鏡人生からは逃れられそうにないですね・・・(涙)。

ま、ぐだぐだ言ってもしょうがない。
さっそく眼鏡の処方箋を持って老眼鏡を作りに行きました。
と言っても普段かけている眼鏡の度を緩くしただけなので
健常の人からしたらただの近眼用眼鏡です。

度が緩いんで必然的にレンズが薄くなるので
憧れていた細いフレームにしてみる。
色も遊び心を出して赤にしちゃいました。
いつでもどんなときでも楽しんじゃう懲りない性格!



赤い靴ならぬ老眼鏡

2008年7月4日(金) at 07:49