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思い出したくもない、忌まわしい出来事 / あげは

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でも、いつかここに書き残そうと思っていた事。

智ちゃんの記事を読んで、私も書き残したい、と思った、過去の酷い医者の話。




2002年、正月。
猛烈な腰痛に襲われ、救急病院に担ぎ込まれた。
結局、年末大掃除で腰を酷使した事による筋肉疲労ではないか、という医者の判断により、帰宅。

その年の6月、腰痛が再発。
腰を痛める原因なんて何もなかった。これはマジでヤバイかも、何となくそう思った。
再び同じ救急病院へ。
案の定、外科へ回されそうになったが、前回の件で不信感もあったので、お願いして内科へ回してもらった。

精密検査を受けたが、血液検査、尿検査、レントゲン、全て異常なかった。

内科医は、異常ない事を告げ、またしても単なる筋肉疲労で片づけようとした。
でも、私は引き下がらなかった。尋常ではない痛みだったから。
しぶしぶ、内科医は「エコーでも受けてみます?」
これで満足やろ?とでも言いたげな感じで。

結果、そのエコー室で、右の腎臓内部に4〜5センチの腫瘍が発見された。
エコー担当医の「なんじゃこりゃ!」の一言が今でも耳に残っている。
(もはや記憶の中の彼のイメージは松田優作でしかない。苦笑)
後日談だけど、精密検査時に撮ったレントゲンにもしっかり影は写っていたようだ。


その後、泌尿器科に回され・・私のエコー写真を見ながら彼は言った。
「腎臓の腫瘍ってのは、悪性しかないんですよね・・でもおかしいなぁ、腎癌は40代以上の病気なんですがねぇ・・うわぁ・・コレは酷い・・癒着してるかもしれませんねぇ・・・あーでも、コレ、よくわからないですね。もっと詳しい検査を大学病院で受けて下さい」

ショックで、何も考えられなかった。
ただ、「悪性」「癒着」の言葉がグルグル頭を回った。

その時に撮ったレントゲンとエコー写真を持って、彼が紹介した病院へは行かず、
父の友人の紹介で泌尿器科専門の名医がいる病院へ行く事になった。

そこで出会った医師が、現在の主治医。

そこで知った事・・
腎臓の腫瘍は、悪性だけではなく、良性の腫瘍もある事
腎癌は40代以下でも発症する事がある事

先生は「見た事もない腫瘍です。摘出して組織を調べてからでないと今のところ良性か悪性かはわかりません。なので今から悪性だと思わないで下さい。良性の望みもありますから。ただし、同じように悪性の可能性もあるという事だけは、覚悟しておいて下さい」

手術後、摘出した腫瘍を見た先生は「これは正直言って見た事もありません。慎重に検査しますので時間を下さい」

私の病気は腎癌ではなく、まだ過去に症例が少ない、腎臓内部の筋肉にできた、腫瘍だった。
そして、結果は前にもココで書いたとおり、悪性だった。

「癒着してる」あの医者はそうつぶやいたけど、癒着・転移は一切起こっていなかった。


最初の病院での「ガン宣告」そして主治医からの「ガン宣告」
その間、約2ヶ月。
私がどんな思いでその日々を過ごしたか。
よくわからないのに、悪性なんて癒着なんて口にするモノなのか。
あの、泌尿器科医の、心ない一言をどれだけ恨んだ事か。
救急病院で、言われるがまま帰宅していたら、私はどうなっていただろう。
そう思うと、ぞっとする。
やはり自分の身は自分で守らなければいけないのだろうか。

真実を知ったのは、8月1週目の晴れた暑い日だった。
あれから丸3年。再発もなく、健康でいられるのは、適切な判断をした主治医のおかげだと思っている。

大先生にもかかわらず、中途半端な事は言わず、わからない事ははっきり「わからない」と言う彼は立派だと思う。

真剣に死と向かい合った3年前の夏。
あの時は、本気で、もう私はダメかもしれない、そう思った。
でも私は生きている。
当たり前の日常が、感謝すべき日常に変わった。
それ以外は何も変わらない日常だけど
今、この瞬間を感動できるのは、生きているからこそ。
そう思うと、この何気ない日常がとても愛おしく思える。


医者だって一人の人間。
うっかり不適切な発言をしてしまう事だってある。
でも、どうして。
もし、自分が同じ事を言われたら。自分だったらどう思うか。
その事を少しでも考えてくれたのか。

それは、医者に限らず、全ての人に言える事なんだけど。
私も、気をつけないと。



2005年8月7日(日) at 13:34 

このエントリ(記事)へのコメント

早いモンですね / ハナ兎。 URL

初めてblogであげはさんの病気のことを知った時、
正直「えっ…」と思って頭が半分白くなってました。
ネット越しとはいえ色んな言葉を交わしている人に、もしかしたらが起きてしまうと考えてしまったので。。。

あれから3年、元気で居続けられるのはあげはさんが簡単に諦めなかったから、まさに自分を守ろうと頑張ったから。

病院(の中)勤めをするようになって医者は簡単に信じてはいけない、人間であることに変わりは無い、とつくづく思うようになりました。
あと「ブラックジャックによろしく」も、あながちフィクションではないともw

こんなクダラナイ冗談をたまに言いますが、今後ともよろしくお願いしますね。

今日も元気なあげはさんに感謝☆

PS,そのうちハナモデルのビーズアクセ作ってください(笑
2005年08月07日(日)   at 23:08

そんな事があったなんて / 本人マーク(認証コメント)ニッコリニコニコ URL

blogを見ていていつも和ましてくれるあげはさんって
思ってたんですが、そんなつらい出来事があったなんて・・・
命にかかわるぐらい大事なことなのに、軽はずみな言動をしないでほしい。
医者の一言で左右されたり、傷ついたりするって事がわからないんでしょうか
前医者に文句をぶつけてやりたい
ほんと無神経な言い方ではなく、相手の人と同じ立場にたって
相手の気持ちを考えながら話をしてほしいと思います。
(私もそうしていけたらと改めて感じました)
現在、いい先生にめぐり合えてほんとよかった

いつもあげはさんのblog楽しみにしてます
しょうもない私のblogにも遊びにきてくれてホントありがとう
これからもなにとぞよろしくですm(- -)m

2回入れてしまいました。前の文章削除してください。
本当の本当にすみません
2005年08月08日(月)   at 4:43

ハナうさクン! / 本人マーク(認証コメント)あげは URL

暖かいお言葉、ありがとね

まぁ、あの一件以来、如何に楽しく生きていこうか、それがテーマみたいにはなってますね。

ここでも、ハナうさクンをはじめ、色んな人が見守ってくれてるんだな、とひしひしと感じます。
ホント、ありがたい事です


病院内では、外部に漏らしてはイケナイやば〜い話とか、あるんやろなぁ・・(汗)
きっと色んな話を握っているに違いない!

「ブラックジャックによろしく」原作でも読んでみようかしら♪

ハナモデルのアクセ?どんなイメージかしら?
リクエストでもあれば作れる範囲で(笑)

こちらこそ、今後ともヨロシクね
2005年08月08日(月)   at 21:30

ニコさん! / 本人マーク(認証コメント)あげは URL

ホント、ありがとう

もぉ、めちゃ頭に来る医者でしょ!?
ダンナもどっかに投書しようと本気で考えてたみたいです
ある意味一番の被害者は彼かもしれませんしね(苦笑)

まぁ、私も色々悩んだ時期はありましたが、今はいたってノーテンキなのですv

私もいつも元気いっぱいなニコさんから、たくさんパワーもらってますよ
こちらこそ、今後ともヨロシクお願いしま〜す

2005年08月08日(月)   at 21:44

良かった・・・ / 本人マーク(認証コメント)智*Long URL

まずは その一言に尽きます・・・
あげはさんが 今 元気で生きててくれてること
あげはさんが 最悪の医師に傷つけられ 奥深い不安の穴に落とされ そこから 最高の医師に救い上げてもらえたこと
あげはさんが まっすぐに 飾らずに ただただ素直に この記事を投稿されたこと

TBありがとうございます
あたしも 何人もの医師に出会い その度に いろんなことがあり いろんな不安と安心感を感じてきました
医師は 病気を見るだけでなく 不安や痛みを抱えた同じ人間を見る・診ると言うことを 絶対に忘れないで欲しいです!

お粗末ですが あたしもTBさせて頂きます。
2005年08月08日(月)   at 22:47

智チャン! / 本人マーク(認証コメント)あげは URL

辛い思いした記事に今更TBするのもどーかな、とは思いましたが・・
なんかどうしても伝えたくてね。


生きててよかったってホンマそう思います。
でないと智チャン達にも出会えてないしね〜

智チャンも、然り。元気でいてくれたからこそ、出会えたわけであって。
ココでの出会いには、感謝の連続なのです


基本は相手の視線に立って、ですよね!!!
やい、最悪の医者達、聞いてるかぁ

ここで全部さらけ出して、はぁ〜言うたったぁって感じです(笑

こちらこそ、TBどうもありがと

お互い、ボチボチと無理せずに生きていきましょ
2005年08月08日(月)   at 23:25

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