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切れてもつながる不思議なゴムがフランスの研究所で開発:神戸の田中 / FDSファミリー

社会・政治 > 学習
 いったん切れても
 つながるものは
 この世の中に
 いろいろあります。
 切れたら二度と
 つながらないもの
 この世の中に
 たくさんあります。
 接着剤など
 手を加える方法で
 つながるものは
 ありますが、
 手で押さえるだけで
 自己修復する
 ゴムが開発された
 おもしろい話です。

<写真>切れてもつながる不思議なゴムの略図(サイエンス情報)

切れたり、ちぎれたりしたら、接着剤で使えるようにすることがあります。
物がなかった昔は、安いものでも何とかして使えるようにしたものですが、
ものがあふれている今は、価格が安くなり、切れたり、ちぎれたりしても
面倒な修復などせずに捨て、新品に買い換えるのが一般的になっています。

機器が故障してサービスセンターに持ち込んでも機器を分解することなく
部品を交換して「はい終了」。一から修理することはないのでしょう。
人件費が高いと修理に時間をかけるより部品交換のほうが安上がりのため
もったいないとは関係なく場合によっては、製品を交換してしまうのです。

話がずれてしまいましたが、今日は「切れてもつながるゴム」の話題です。
フランス国立科学研究センターのグループが開発した不思議な新素材の話。
まるで「ゴム」のような弾性をもち、切ったりちぎったりしても
手でしばらく押しつけると元通りに戻り、ひっぱってもちぎれない「ゴム」


<切れてもつながる不思議なゴムの記事(サイエンス情報)>
『ふつうのゴムは高分子化合物でできているが、
 この新素材は数種類の低分子化合物が
 水素結合という緩やかな結合で
 複雑につながりあった「超分子」というタイプの物質。
 破断しても、結合相手がいなくなった水素結合の
 片割れがしばらく表面に残り、
 自己修復を可能にしているらしい。

 室温では破断から12時間以上たっても自己修復できた。
 約15分間押しつければ2倍の長さまで伸ばせるようになり、
 圧着時間を長くするほど破断前の性能に近づいた。

 原料は脂肪酸と尿素。
 すでに200グラム単位で生産でき、
 シート状やひも状など様々な形に加工できる。
 仏化学企業が製品化に動いているという。』


東京大学の超分子化学教授は「修復剤を入れた微小カプセルを素材に埋め
込むなどの手法はすでにあるが、熱も圧力も化学反応も使わずに繰り返し
自己修復できる素材はなかった。科学的、実用的に面白い」と話します。
手でしばらく押さえる補助が必要ですが、自己修復に変わりはありません。

人間に「傷口がひとりでに戻るような自己修復機能」があれば超能力人間。
この新素材は、ありふれた安価な化合物から合成できるのが魅力ですし、
自己修復が何度も繰り返せるというのも大きな魅力ですが
人間に何度も繰り返せる自己修復があれば、死ぬことができなくなります。

切れてもすぐつなぐことのできる「妙薬」が開発されたら面白いですね。
不仲になった熟年夫婦がこの妙薬を飲むと、ふたたび「心」がつながる。
喧嘩をしてしまった恋人がこの妙薬を飲むと、ふたたび「心」がつながる。
ただしこの妙薬には持続期限があります。それは飲む人の心がけ次第です。

2008年2月29日(金) at 20:09