
少々ブログの更新に間があいてしまいましたが、家族サービスでお出かけの翌日も、今度は仕事がらみで又京都へ出かける事に。場所は木屋町にある立誠小学校。ここでは7年程前から木屋町周辺の文化の保存と町おこしの一環として、すでに廃校になった立誠小学校の校舎を利用した芸術祭が行われています。この日は芸術祭のイベントの一つとして、小学校の講堂を使っての「立誠音楽祭」というコンサートがある日。実は芸術祭の企画の中心人物の中にいる、大学時代からの友人からの依頼で、講堂に置いてあるグランドピアノのメンテナンスでちょっとお手伝いすることに。基本的にコンサートの仕事は当日、もしくは前日に入るのがベストなわけですが、話を貰った時点で相当に古いピアノなうえに、音が出ない箇所もあるらしいとの事から、先週の日曜日に小学校へピアノを見くことになった。だいたい学校に置いてあるピアノの状態は、良くないもののほうが多いので、ある程度の覚悟はしてたのですが現物を見てビックリ仰天。ピアノはというと軽く5、60年以上前に作られたであろうドイツの名器グロトリアンだったのにまず驚き。小学校でしかも数十年前にこんな立派なグランドピアノを所有していたなんて滅多に無い事。まあスタインウェイを納入してるリッチな小学校もあるにはありますが。。
このグロトリアンも元々スタインウェイ一族の人間が制作したピアノで、今でも根強いファンが沢山いる素晴しいピアノであります。とまあ元のピアノは良いのですが、見るからに学校での荒波にもまれてきたような、外装のボロボロなこのピアノ。弦は真っ赤に錆びているし、鍵盤ふたは両サイドの金具が吹っ飛んでグラグラの状態。拍子木のネジもすでに紛失。棚板の前部分も木が剥がれていて口棒が落ちそう(汗)アクションを引っ張り出してみるとこれがまた最悪のコンディション。聞いてみると、以前にも何度かコンサートでこのピアノを使ったことがあるらしく、どうもその時に簡易的な修理をしたような形跡があっちこっちに残っている。整調関係も「なんでこんな寸法でこんな事してるの?」というセッティング。いったんどの寸法も基準値に戻してやらないといけない状態。極めつけは折れたハンマーシャンクを紐で縛り付けてあった箇所が、フォルテぎみに鍵盤を連打すると段々と音が出なくなってくる〜あぁぁ〜(涙)気を取り直して、まずは湿気のせいで動かなくなってる部分から修理を開始。「このピアノで来週プロが演奏するんか〜?」と思うとイヤな汗が流れ出てきた。時間が全然足りませーん。トホホ。。。
とりあえず弦も切れることなく、なんとか作業は終わったですが、限られた時間の中「ただ音が鳴るようになりました」という不本意な状態。それよりも本番当日よからぬアクシデントが起こりはしないか、そちらのほうが心配でした。
ということで当日はリハに立ち会ってピアノの様子を見る事に。一カ所気になっていた音に関するところが、ジャズピアノの演奏者からも指摘がありましたが、事情を説明して納得していただく事に。結局午後からの本番もなんとか無事に終了したようで、ホッ。。なんとも心臓に悪いコンサートでありました(笑)それにしてもこのグロトリアン、モノが良いだけに改めて手間ひまかけて一から修復してみたいピアノであります。ぜひ来年のコンサートまでにお願いしてみよう♪
今日のセレクトは、来月日本にやってくるニュー・マスター・サウンズのライヴアルバム「ライヴ・アット・サンフランシスコ」。今年のフジロックにも登場しましたね〜ディープ・ファンクの火付け役ともいえる彼らのライヴ。ほぼベストな選曲といって良いのではないでしょうか。私も今から楽しみにしているライヴの一つ。来月は心斎橋クアトロへgo!
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