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生きるのがつらい。〜「一億総うつ時代」の心理学〜 / よしは

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生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学 (平凡社新書)

諸富祥彦氏の『生きるのがつらい。〜「一億総うつ時代」の心理学』を読みました。

心理学や自己啓発系の本に興味があって色々立ち読みはするんですが
買ってまで参考にしたい、と思える本は案外少ないものです。
普通このジャンルは、目次をパラパラめくれば大体内容がわかります。
「前向きに!」「悩みを克服!」「あなたはありのままでいい!」etc。
ポジティブシンキングの、嵐、嵐、嵐。


アホかっ!
それさえもでけへんから、こっちは悩んでるの!!


言葉が汚くて申し訳ないです。でも、誰でも言えることなら本なんて要りません。
こんなん、心理学者やカウンセラーが大げさにハクつけるほどでもないと思います。
なぜなら、親兄弟や先生、上司や先輩、友達や恋人、身近な人たちが、
みんなみんなずっと同じような事を言ってきたから。耳にタコですわ。
昔はそれで何とか耐えられたからよかったんです。

でも、今はシアワセの基準があいまいで、社会に振り回されて、
頑張ったところで報われるかどうかはあやしい。
それでも生きていかなきゃいけないのは、仕方ないとわかっててもつらい。
「現代人は弱くなった」と嘆く前に、弱いことを適度に認められること。
強くなくてもいいこと。「ああ、こういう人もおるんやな」と思えること。
これからの将来は、そういうのが大切なのかもしれません。
困った時はお互いさま、の精神ですか。
当然、人にもたれてばっかし、とか開き直って努力ナシ、という方はあきませんけどね。


私だってしたいんです。自分を好きになること。(大嫌いでもないけど)
なりたいんです。前向きで明るい自分。
でも、それに行きつくまでのパワーさえも出ない。それに対し
「無理にどうにかしなくてもいい」と考える著者の姿勢には好感が持てました。

帯の「ポジティブシンキングでは生き延びられない」は、あながちウソでもない。
つらさをそのまま受け止め、克服せず、認めて居場所を与える。
完全になくなりはしないけど、うまくつらさと付き合ってゆく。
そんな提案が、易しい文章で書いてあります。

例えや参考例はよくあるパターンですが、かえってわかりやすいです。
これですべてが解決するわけではないけど、希望は見出せるかも。
バリバリのメンヘル系の方より、悩みやすい方やマイナス思考の方、
「もしかしたら『うつ』かも?」と密かに悩んでおられる方に最適な本かと思います。
2006年4月3日(月) at 08:18 

このエントリ(記事)へのコメント

御馬鹿だけれど、 / 本人マーク(認証コメント)Cat's oh! URL

庶民の失敗談「ほんとうにあった愉快な話」田島みるく作
みたいなのを私はオススメしますぅ〜♪

シリーズでとんでもない話とか、ナースのとかイロイロ出ています。ちなみに4コママンガなんですけどね。。。コンビニで手に入ります!!
2006年04月03日(月)   at 11:49

Cat's oh! さんっ! / 本人マーク(認証コメント)がしゃぴん URL

それ、たまーに私も読んでるんですよっ!(^^ゞ
笑いをコラえるのに苦労するから
電車で移動中には読めませ〜ん
久々に買ってみようかな。
2006年04月04日(火)   at 7:40