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泣きたい夜に / よしは

音楽 > 泣きながら、中島みゆき
生きていてもいいですか

うつ状態がひどい時に、音楽はいらない。
何を聴いても、何かを思い出して、しんどくなるから。
でも例外で、サティの「君がほしい」と「ジムノペディ」、
そして中島みゆきはずっと聴いていた。

おっきいヘッドホンを耳に当て、「生きていてもいいですか」を聴く。
ファン歴の長い人が「これは名盤だ」と言ってた。
タイトルも収録曲も思わず「うっっ」と唸ってしまうけど、
これを暗い、の一言で蹴飛ばすのは、とてももったいない。


世界が明るいものだと、はじめに錯覚したのは誰だろう。
人間が希望の塊だと決まったのは、いつからだろう。

恨むことや泣くことから、目をそらして生きていく。
それもありかもしれない。
でも、負の感情が自分の中に根付いていると素直に認め
一度でいいからそいつときっちり向かい合わないと、どこにもいけない気がする。

「うらみ・ます」は、人間には当たり前の感情。
自分を弄んだ男を恨むなんて、女には日常茶飯事やないか。
「エレーン」を死んだ・悲惨だ、と騒ぐだけでは何もわからない。
逃げてるだけじゃ、何も変わりはしないのと同じ。
そして「蕎麦屋」に横たわる、ひとすじの救い。
ハイかローかのどちらかしか選べない社会に、この何気なさは呼吸と同じぐらい優しい。
自分がしんどい時期にこのアルバムと出会えたことを、とても幸運に思う。


そういえば、2曲目に「泣きたい夜に」というのが入ってる。
これは以前、私が演劇にちょこっと関わってた頃、
お芝居のエンディングで使った懐かしい曲。
戯曲の名前は忘れてしまったけど、歌だけは覚えていた。
(みゆきさんが歌ってるのは知らなかった)
それが今になってめぐり合うとは、何かの縁なんやろか。


泣きたい夜に一人でいるとなおさらに泣けてくる
泣きたい夜に一人はいけない誰かのそばにおいで
一人で泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる
冗談じゃないわ世の中誰も皆同じくらい悪い

まるで暗い流れを渡るひな魚のように
泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで


(詞:中島みゆき)


自分の問題だから、自分で何とかしようともがいてしまうけど、
泣きたい時は、素直に誰かにもたれかかるのが、一番。かな。

2008年3月4日(火) at 07:01 

このエントリ(記事)へのコメント

伝染 / らっぱ

その戯曲は、竹内銃一郎:作
「伝染〜泣きたいジャスミンおとこの夜」

各場のタイトルが中島みゆきの作品かアルバムかのタイトルになっていたような・・・「泣きたい夜に」を元に作られた戯曲だった記憶が・・・う〜ん、記憶が曖昧だわ〜・・・。

ちょっといろんなこと思い出しますな。
あん時はホンマにお世話になりましたm(__)m
2008年03月06日(木)   at 22:28

>らっぱちゃん / 本人マーク(認証コメント)よしは URL

お!覚えててくれてありがとう!
調べてみたら竹内さんは、結構演劇界では重鎮みたいなカンジやね(^^;
世代的にも中島みゆきがはまりますな。

私はあのお芝居、みんなで赤ちゃんを抱いて登場するシーンが印象的でした。
もう私は役者やなかったけど・・・・舞台に立てることがうらやましかったなぁ。
こちらこそ、いい思い出作りに参加さしてもらってありがとう。(^_-)
2008年03月07日(金)   at 7:47