団塊世代の挑戦 2008

週末農園を趣味として、映画、読書、スポーツ等にチャレンジする

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夜のピクニック / 晴耕雨読

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夜のピクニック 鑑賞 レンタルDVDにて 2008.5.20 (今年36本目)

2006年 邦画
原作 恩田陸「夜のピクニック」
監督 長澤雅彦
出演 多部未華子・石田卓也・郭智博・西原亜希・貫地谷しほり・他

 高校3年生になった甲田貴子の学校では、伝統行事「歩行祭」の日を迎えていた。全校生徒が夜を徹して80kmを踏破するという荒行事。最後となる行事への参加に貴子は密かな賭けをしていた。それは、一度も会話したことがない同じクラスの西脇融と話をすることだった。融と貴子には秘密があったのだった‥‥。

 本屋大賞の2位となった恩田陸さんの同名小説の映画化です。多感な高校生の心の動きをピクニックという行事を通して描いています。原作は未読ですが、映画は面白く鑑賞できました。

 小説は心の中を文字で表現できますが、映画は動作や表情など外に現れるもので表現することになります。歩くという行事とセットで貴子や融や友達やの心の揺れを映像化することは簡単なことではありません。過去の出来事をフラッシュバックさせるやり方で今の心境をあらわしていました。

 原作も読んでみたいなと思いました。「ちりとてちん」に主演した貫土谷しおりさんが3枚目役で好演していました。

推薦度★★★☆☆



2008年5月20日(火) at 06:16 

善き人のためのソナタ / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
善き人のためのソナタ 鑑賞 2008.1.14(月) (今年4本目)

 2006年 ドイツ映画 138分
 監督 フトリアン・ヘンケル・ミューエ
 出演 ラル・リッヒ・ミューエ/セバスチャン・コッホ/マルティーナ・ゲデック/他

 1984年の旧東ドイツ。当時の東ドイツは国家の中枢である国家保安省(シュタージ)が盗聴と密告制度による恐怖政治で国を治めていた。劇作家ドライマンと恋人で舞台女優のクリスタも、そんなシュタージの標的となった。「反体制的」である証拠を見つけよと盗聴を命じられるシュタージのヴィスラー大尉。早速、住処に盗聴器が仕掛けられ、それを知ったアパートの住人も脅され、告げることはできない。舞台女優も舞台に立ち続けるためにはシュタージ役人の個人的要求も断ることができない。全てが筒抜けとなる社会‥‥。

 ベルリンの壁が崩壊するのはこの5年後です。この監視社会は旧東ドイツに深く根を下ろしていて特に密告制度は人々に深い心の傷を負わせているとありました。密告に関わった人もされた人もとてもまともには事実を見られません。この国家保安省が収集した個人情報は本人に限って公開されているといいます。その記録を読む劇作家ベルイマンが最後に出てきます。膨大な資料。「密告制度」はゲシュタボに匹敵する最悪の精神的拷問制度でしょう。このテーマを正面から捕らえるのに17年を要したと解説にありました。

 主人公の大佐を演じたミューエ自身も、監視の対象とされ、俳優の友人と妻の密告を受け続けていたといいます。

 強力な印象を残した映画でした。

推薦度★★★★☆
2008年1月14日(月) at 08:41 

山のかなたに / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
山のかなたに 鑑賞 CATVにて 2007.10.21 (89本目/年150本目標)

1960年 東宝映画
監督 須川栄三
原作 石坂洋次郎
出演 宝田明/白川由美/夏木陽介/久保賢/夏川静江他

 山中にある静かな町の高校。若い教師・健太郎は生徒と一緒にバスケットに興じていた。洋裁塾を営む美佐子が一年生の大助と学校を通りかかると一年生が三年生にいじめられていた。健太郎に知らせが来て駆けつけた時にはいなかった。三年生には愚連隊まがいの10人くらいの集団があって生徒いじめが常態化していた。何も対処しないのは「案山子だ」と美佐子に命名された健太郎。かれは生徒の力で解決しようと考えていた‥‥。

 石坂洋次郎の小説の再映画化とのこと。「青い山脈」と同系列の青春・学園映画です。学校の愚連隊の上級生に立ち向かう1年生の集団、「女がスラックスをはきタバコを吸うのはけしからん」という家主に立ち向かう洋裁塾の生徒たち。古いものへの挑戦を明るく描く原作がそのまま映像化されています。

 この映画を見たいと思った理由のひとつがロケ地。長野県の小諸市か滋賀県の彦根市くらいではないか、と予想しました。
 しかし、画面で見る限り会津若松ではないか、と思いました。そうすると、土地勘がなくて、どこの場面か分からず残念でした。

推薦度★★☆☆☆

2007年10月22日(月) at 12:58 

夜よ、こんにちわ / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
夜よ、こんにちわ 鑑賞 レンタルDVDにて 2007.4.8 (40/150/年)

2003年 イタリア映画
監督 マルコ・ベロッキオ
出演 マヤ・サンサ/ルイジ・ロ・カーショ/ロベルト・ベルリッカ/他


 ある夫婦が新しい家を借りる所から始まる。入り口が二つあることや一階で庭があって云々。そして、1978年イタリアで、衝撃的なキリスト教民主党のモロ元首相の誘拐事件が起こる。犯行声明は極左暴力主義の「赤い旅団」と名乗っている。大きな箱が家の中に運ばれてくる。部屋は書棚の下に入り口を付けて二重構造になっていた。箱の中にはモロ元首相が‥‥。

 モロ元首相誘拐・殺人事件を題材にした映画です。しかも、犯人側から描いています。誘拐を正当化する主張などは全面には出てきません。主に唯一の女性の眼を通じて、日常を描いています。その日常と「元首相の誘拐」という大事件を起こした首謀者たちであるというギャップ。

 会話の中に、労働者階級とか、階級裁判とか、が出てきます。労働者階級の名において犯行しているということです。それが唯一の拠り所みたいです。

 彼女は何回も夢を見ています。その中でネロ元首相を釈放するのです。そうした奇蹟が起こったらいいという願いを込めて。

 家の中以外の事件報道はほぼニュースの実写を使用しています。独特の映画でした。

推薦度★★☆☆☆

 
2007年4月9日(月) at 13:00 

陽気なギャングが地球を回す / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
陽気なギャングが地球を回す 鑑賞 レンタルDVDにて 2007.1.4 (2/150/年)

2006年 92分
監督 前田哲
原作 伊坂幸次郎(同名)
出演 大沢たかお/鈴木京香/松田翔太/佐藤浩一他

 人のうそが瞬時に分かる・演説オタク・天才的スリ・体内時計をもつ女、という個性的な4人が集まると銀行強盗団となる。誰も傷つけることなくマンマと現金を奪ったはずが、その上前をはねる強盗団が現われて、全てを横取りされてしまう。何故情報が漏れたのか。

 同名の小説(未読)が原作となって映画化されたものです。登場人物の類まれな個性が売り物の人物像を映画で表現するのは非常に難しいと感じました。きっと原作の方は個性がぶつかって軽快に展開するストーリーであるように思えるのですか。出演している俳優のいいところが十分に生かされているかはちょっと疑問。物語の展開が断片的で、盛り上がりに欠けました。残念でした。
推薦度★☆☆☆☆
2007年1月4日(木) at 13:01 

ユーズド・カー / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
ユーズド・カー 鑑賞 CATVにて 2006.12.17 (149本目/150本/年)

1980年 アメリカ映画 113分
監督 ロバート・ゼメキス
出演 カート・ラッセル/ジャック・ウオーデン/ゲリット・グレアム他


 米・アリゾナ州のフェニックス郊外で道路を挟んで中古車販売センターが建っていた。ニューディール社の社長ルークは心臓がよくない。一方のロイ・フィークス社はルークの実弟ながら商売敵同士だった。ニューディール社に勤めるルディは口八丁のセールスマン。上院議員を夢見て6万ドルを貯めるべく励んでいた。
 高速道路建設の話が秘密裏に進んでいてロイの敷地は買収となりルークの土地が高速に面する一等地となる。ロイは何とかしてルークの土地を手に入れたいと、一策を講じる‥‥。

 ハチャメチャ映画です。1980年封切り時に映画館で鑑賞して記憶に残っていたタイトルでしたので、再鑑賞しましたが、結果は何ともハチャメチャでした。面白さだけは保っていましたので、飽きることはありませんでしたが、ドタバタコメディでした。250台の自動車の爆走が見せ場か。

推薦度★★☆☆☆

2006年12月18日(月) at 12:17 

歓びを歌にのせて / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
歓びを歌にのせて 鑑賞 レンタルDVDにて 2006.12.13 (148本目/150本/年)

2004年 スウェーデン映画 133分
監督 ケイ・ポラック
出演 ミカエル・ニクビスト フリーダ・ハングレン ヘレン・ヒョホルム レナート・ヤーケル ニコラス・ファルク他

 バイオリンの演奏者から著名なオーケストラの指揮者となったダニエルは過密日程から倒れてしまう。第一線を退いて生まれ故郷、スウェーデン北部ノルランド地方ユースホーケル村に帰ってきた。冬は寒い。廃校となった小学校を買い取って住むことにした。名前を変えていたため、村人は村出身と気づかない。皆がダニエルの名声は知っていて好奇の目で見る。
 スティッグ牧師が訪れ聖歌隊の指揮をしてもらえないか、と。音楽との関係を絶っていた彼だが、村人の純な聖歌隊の歌声に引き受けることになる。村人たちはそれぞれに生活上の悩みを抱えていたが、歌を歌うことが楽しくてしかたなかった。中でも天使のように爛漫なレナが気になってきた‥‥。

 珍しいスウェーデン映画です。母国では大ヒットして5人に1人が鑑賞したとのこと。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされています。
 村人とダニエルとの音楽を通じた心の交流を描いています。スウェーデンでは聖歌隊が盛んとのこと。村人が自身には沢山の問題を抱えながら歌うことで心の安静を保っていく。歌に打ち込む姿勢がいい。中でも、レナは人を疑うことを知らない天使のような役柄です。笑顔が印象的。
 冬から映画は始まります。沢山の雪が降り、厳しい寒さ。春がきて、夏がきて、184日だと数える人がいましたから、半年間の物語です。
 監督はスェーデンの巨匠とのこと。ダニエルが傷つく場面が沢山登場します。ダニエル自身の心象風景でもあるのでしょう。

推薦度★★★☆☆
 
2006年12月13日(水) at 12:19 

容疑者 室井慎次 / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
容疑者 室井慎次 鑑賞 レンタルDVDにて 2006/5/28 (76本目/100本/年)

2005年 東宝映画
監督 君塚良一
出演 柳葉敏郎 田中麗奈 哀川翔 佐野史郎 筧利夫 真矢みき 柄本明他

 新宿で起きた殺人事件は、容疑者の警察官が逃走中に車に跳ねられて死亡する。それで落着に見えたが、指揮を取っていた室井は捜査継続を指令する。その室井を、死んだ警官の母親が違法取り調べと告訴する。逮捕される室井。弁護に付いたのは新米の小原久美子だった。一方、告訴した側の弁護団は法を振り回す集団で難敵である。背後には、警察内部での権力闘争がうごめいていた。

 ヒットした「踊る大捜査線」から「交渉人・真下正義」が作られ、今回の「容疑者 室井慎次」が第二作目となります。両方とも観客動員は多かったように記憶しています。物語は、途中までは、先が全く読めない展開で、緊張感がありますが、事件の真相はちょっとあっけ過ぎる気がします。オイオイそれが真相かよ、という感じ。それに、舞台の新宿暑の玄関や中の警察官がちょっと異様でした。のぼりが立ち、制服警官が見当たりません。
 田中麗奈も頑張ってはいましたが、弁護士ではちょっと荷が重い感じがしました。
 湾岸暑を離れたシリーズもこれで終りになるのでは。次回があるとすれば、原点に戻って。

推薦度★★☆☆☆
2006年5月29日(月) at 12:20 

誘拐犯 / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
誘拐犯(THE WAY OF THE GUN) 鑑賞 レンタルDVDにて 2005年11月3日(木) (85本目/100本/年)

2001年 アメリカ映画 119分
監督 クリストファー・クッカリー
出演 ベニチオ・デル・トロ、ライアン・フィリップ、ジュリエット・ルイス、テイ・ディグズ、ニッキー・カット他


 その日暮らしのアウトローのロング・ボーとパーカーは、精液を売りに行った病院で聞きつけた大富豪の代理妻の話から、誘拐を思いつく。代理妻を誘拐して身代金をせしめようという魂胆だ。彼女には護衛がついていたが、何とか誘拐に成功。彼女のために医師を呼び出すが、それが大富豪の息子で、彼から実は石油王は表の顔で、組合潰しや資金の浄化をする組織の人間だと分かる。1500万ドルの身代金を要求する。大富豪の元には、失態を犯した護衛2人とともに掃除屋が雇われていた。誘拐犯と大富豪と護衛2人と掃除屋の4組が代理妻と身代金を巡って、血なまぐさい撃ちあい・殺し合いが繰り広げられる。

 ベニチオ・デル・トロがニヒルな役で存在感抜群です。撃ちあいと殺人が多いクライムアクション。血なまぐさいのはアウトローの物語だから仕方がないかもしれません。代理妻・妊婦役のジュリエット・ルイスが熱演しています。最後は娼家で帝王切開までするのですから。
 ただし、私の趣味としては、この種の映画は血なまぐさくていけません。荒っぽい映画は余り好きではありません。個人の趣味の問題ですが。

推薦度 ★★☆☆☆
2005年11月4日(金) at 05:03 

ユニバーサル・トレジャーEP2 黄金の伝説 / 晴耕雨読

映画 > 作品名(や行)
ユニバーサル・トレジャーEP2 黄金の伝説 鑑賞 2005年7月18日 (57本目/100本/年)
2001年米・伊・独映画 104分
監督 ケヴィン・コナー 出演 カリーナ・ロンバード、ジェフ・フェイヒー、ロイ・シャイダー他

秘宝を追う冒険アドベンチャー映画。ニックたちはナイル川の上流に到着した。巨大な滝の下・滝壷に4,000年の時を超えた黄金の神殿があることを突き止める。別のハンターも宮殿を狙っていた。政府軍と独立軍との対立も激しい。果たして宮殿に如何に到達しようというのか。


同じタイトルで、近未来を描いたジャンクロード・ヴァン・ダム主演の映画がある(というのは間違いでそちらのタイトルは正確には『ユニバーサル・ソルジャーでした』)。こちらは冒険アドベンチャーで、4,000年前、ファラオ王の妻とその恋人が子どもを残して宮殿に埋葬される。その宮殿を見つけ出すためにハンターがドタバタを繰り返す映画です。確かにB級かな、とは思う。
余りにも簡単に時空を超え過ぎるし、謎解きもすぐに解いてしまう。

推薦度 ★☆☆☆☆
2005年7月20日(水) at 12:27