団塊世代の挑戦 2008

週末農園を趣味として、映画、読書、スポーツ等にチャレンジする

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我が青春に悔いなし / 晴耕雨読

映画 > 作品名(わ行)
我が青春に悔いなし 鑑賞 CATVにて 2007.3.18 (34/150/年)

1946年 東宝映画 110分
監督 黒澤明
出演 大河内伝次郎/三好栄子/原節子/藤田進/高堂用典/杉村春子/河野秋武/他

 京都・吉田山をピクニックする7人の大学生と大学教授と妻と娘。陸軍の演習の音が聞こえてきた。昭和8年の満州事変とともに軍国政治が学問の府・京都帝国大学にも押し寄せ、教授の八木原は職を追われることになる。反発する学生運動は「自由を守れ」と闘うが官憲の弾圧を受け、学生の糸川は時流に乗り、一方の野毛は退学して反戦運動に。娘幸枝は「糸川よりも野毛にギラギラした眩しいような生活」を感じて引かれていくのだが‥‥。

 黒澤明監督の初期(第7作目)の作品です。好きな作品のひとつ。幾度か鑑賞しています。
 京大事件と教授・学生、学生と娘の青春を扱った映画ですが、45年に終戦を迎えて、価値観が180度転換した中で、「新生日本」を見据えて、早速メガホンをとり得た黒澤監督の価値観のあり様は賞賛されるものです。
 原節子は小津安二郎監督作品に沢山出演していますが、この映画の原節子の演技はすごいです。特に後半の農業に生きる彼女の姿は大女優です。杉村晴子にひけをとっていません。
 大学でのデモシーンなどはドキュメンタリー風の迫力があります。表題の言葉は誰にとってのものか、糸川か野毛か幸枝か。

推薦度★★★★☆
2007年3月19日(月) at 12:25 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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私が棄てた女 / 晴耕雨読

映画 > 作品名(わ行)
私が棄てた女 鑑賞 CATVにて 2006/2/18 (32本目/100本/年)

1969年 日活
原作 遠藤周作
監督 浦山桐郎
出演 河原崎長一郎 浅丘ルリ子 加藤治子 小林トシ江 加藤武 岸輝子他

 吉岡は自動車の部品会社に勤めている。会社の専務の姪マリ子と結婚する手はずだ。かっては学生運動に燃え、60年安保を闘ったが、今は会社の出世をめざしている。ある時、クラブの女を抱いた時、ミツのうわさを聞く。ミツとは、学生時代に遊び相手だった女工だった。彼は、ミツを欲望のはけ口だけのために付き合っていた。海岸に置き去りにして、下宿を変えた吉岡。ミツは子どもを中絶したのだった‥‥。

 私が棄てた女、ミツは棄てられた女ですが、何時までも真剣に吉岡のことが好きで、どんな仕打ちをされようと愛しているという、純粋さに胸打たれる映画です。男の身勝手も際立ってます。1960年当時の大学は皆エリートだったし、皆貧しかった。田舎から出てきた吉岡にしてみれば、学生運動は純粋に燃えていたはずだ。その後の保守党の勝利で敗北感を深めて、会社では出世をめざす。専務の娘との結婚は出世のためではないだろうが、どこかに打算がある、と自分でも思っている吉岡。そうした複雑な心境を河原崎長一郎が、ちょっと乱暴な立ち振る舞いでよく表現しています。相手役の浅丘ルリ子がとにかく上品で美しい。素晴らしい相手役となっています。

 35年前の映画ですが、今鑑賞しても十分にテーマ性があって鑑賞に耐える映画でした。浦山桐郎さん独特の心象風景の映像がでてきます。

推薦度★★★★☆
2006年2月19日(日) at 13:48 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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笑の大学 / 晴耕雨読

映画 > 作品名(わ行)
笑の大学 鑑賞 レンタルDVDにて  2005年12月18日(日) (98本目/100本/年)

2004年 邦画 121分
監督 星護
出演 役所広司 稲垣吾郎他

 時は昭和15年、演芸が華やかな浅草だったが、戦争とともに検閲制度が強化され、台本はことごとく事前検閲を受けた。警視庁・取調官向坂睦男と、「笑の大学」という演芸場の台本作家椿一が、取調室を舞台に、検閲強化とそれを抜けようとする作家との壮絶な7日間の闘いの物語です。とはいえ、三谷幸喜が脚本を書けば、当然喜劇であるわけで、検閲制度が逆に面白い台本を作り上げていくというギャグが展開されていって、さて物語の行方はどうなっていくでしょう。

 舞台劇の様相を呈しています。取調べ室の7日間が全体の8割を占める映画です。この物語には実在の人物がベースになっているとのこと。喜劇王エノケンの座付作家・菊谷栄という人物です。実際に彼は台本作家で活躍しましたが、半ばで軍に召集され、戦死したとのこと。享年37歳。この映画の中でも召集されます。
 ロミオとジュリエットが寛一とお宮になり、接吻を邪魔する警官が出てきて、その登場の必然性を巡って二人が議論し出す頃になると、すっかり佳境に入っています。
 愉快な映画です。

推薦度★★★☆☆
2005年12月18日(日) at 17:52 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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