母べえ / 晴耕雨読
映画 > 作品名(か行)
母べえ 鑑賞 大津7シネマにて 2008.2.17 (今年13本目)
2008年 松竹映画
監督 山田洋次
原作 野上照代「父へのレクイエム」
出演 吉永小百合/浅野忠信/壇れい/志田未来/戸田恵子/坂東三津五郎/他
昭和15年の東京。ドイツ文学者野上滋は、母・佳代、長女・初子、次女・照美の4人暮らし。お互いを「べえ」を付けて呼んでいた。ある日の早朝、特高が家に押しかけ治安維持法違反で滋を逮捕する。面会もままならない。母べえの2人の子どもを抱えての生活が始まった。野上の教え子だという山崎が尋ねてきた。野上家の助力を惜しまない山崎だった‥‥。
日本が満州事変から太平洋戦争へと突入していく時期にあって、治安維持法違反に問われた主とその家族が時の権力の弾圧と世間の目にトコトン冷たくされながら、懸命に生きていく物語です。
黒澤監督の下で長くスクリプターを務めた野上照代さんの実体験がベースになっているとのこと。次女が野上さんと思うと、どうもその視点から映画をみてしまいます。
ドイツ文学者が治安維持法違反で逮捕されるのですから、「共産主義−民主主義−自由主義−宗教」何でも弾圧の対象となった時代です。
滋さんの教え子が検事で出てきます。「君付けで呼ぶな」と叫びます。大学の先輩教授が出てきます。「迷惑だ」と席を立ちます。佳代さんのお父さんが出てきます。「考えにかぶれたな、勘当だ」と言い渡します。そういう時代でした。それでも佳代は滋を尊敬し支えようと必至です。
おばあちゃんと妻と3人で鑑賞しましたが、おばあちゃんが昭和6年うまれで、ちょうど長女・次女の真ん中くらいの年齢になるとのこと。出てくる学校の様子や近所のことなどが本当に体験したそのとおりだと感心していました。時代考証が行き届いている証拠です。
推薦度★★★★☆
2008年 松竹映画
監督 山田洋次
原作 野上照代「父へのレクイエム」
出演 吉永小百合/浅野忠信/壇れい/志田未来/戸田恵子/坂東三津五郎/他
昭和15年の東京。ドイツ文学者野上滋は、母・佳代、長女・初子、次女・照美の4人暮らし。お互いを「べえ」を付けて呼んでいた。ある日の早朝、特高が家に押しかけ治安維持法違反で滋を逮捕する。面会もままならない。母べえの2人の子どもを抱えての生活が始まった。野上の教え子だという山崎が尋ねてきた。野上家の助力を惜しまない山崎だった‥‥。
日本が満州事変から太平洋戦争へと突入していく時期にあって、治安維持法違反に問われた主とその家族が時の権力の弾圧と世間の目にトコトン冷たくされながら、懸命に生きていく物語です。
黒澤監督の下で長くスクリプターを務めた野上照代さんの実体験がベースになっているとのこと。次女が野上さんと思うと、どうもその視点から映画をみてしまいます。
ドイツ文学者が治安維持法違反で逮捕されるのですから、「共産主義−民主主義−自由主義−宗教」何でも弾圧の対象となった時代です。
滋さんの教え子が検事で出てきます。「君付けで呼ぶな」と叫びます。大学の先輩教授が出てきます。「迷惑だ」と席を立ちます。佳代さんのお父さんが出てきます。「考えにかぶれたな、勘当だ」と言い渡します。そういう時代でした。それでも佳代は滋を尊敬し支えようと必至です。
おばあちゃんと妻と3人で鑑賞しましたが、おばあちゃんが昭和6年うまれで、ちょうど長女・次女の真ん中くらいの年齢になるとのこと。出てくる学校の様子や近所のことなどが本当に体験したそのとおりだと感心していました。時代考証が行き届いている証拠です。
推薦度★★★★☆


