団塊世代の挑戦 2008

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臨場/横山秀夫 / 晴耕雨読

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臨場/横山秀夫 読了 2008.2.21(木) (今年14冊目)

横山秀夫著 光文社 2004.4.20発行 320頁 1700円+税

 横山秀夫さんの短編集。収録されているのは、
 〇 赤い名刺
 〇 眼前の密室
 〇 鉢植えの女
 〇 銭
 〇 声
 〇 真夜中の調書
 〇 黒星
 〇 17年前
の8本の短編です。
 いずれも『小説宝石』に掲載されたものが一冊になりました。

 場面設定が各々違う形で、どの短編にも検死官倉石が登場します。事件が起こって自殺なのか他殺なのかを検分する検死官・倉石の明晰な分析力と強烈な個性が物語を引っ張って最後には一挙に解決まで駆け上ります。同僚の視点で、部下の視点で、女性警官の視点で、犯罪者の視点で、いろいろな角度から物語が展開します。そのポイントとなる所には必ず倉石が顔を出します。

 横山さんの小説は疑うことから全てが始まっています。組織と個人の軋轢が必ずといって良いほど登場します。個人が組織の中にあって常に相手の出方を読み裏を読み相手を疑って自分の行動を決めていくという作業を繰り返しています。その辺が重いと思う人と面白いと思う人に分かれるのかも知れません。私は面白いと思います。ただし、。別の作家を回ってきて彼を読んでまた別の作家に回っていくという、螺旋状のような読み方がいいのかも知れません。

推薦度★★★☆☆

2008年2月21日(木) at 12:46 

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2008年02月22日(金)   at 14:26