浅田次郎著「地下鉄(メトロ)に乗って」 / 気ままな中年ライダー Hide
本 > 最近読んだ本
涙なしには読めない感動の物語「映画化決定」という帯についひかれて買ってしまったのだ。確かにこのストーリーは映画化すると面白いと思う。
それにしても東京の地下鉄って戦前から走っていたとは知らなかった。そして、焼け野原になっていても走っていたとは。
そんな時代から残る古くさい通路などを使うとタイムスリップするという発想が面白い。そして、そのタイムスリップする先で自分の父や兄に会うことになり、自分が知らなかった事実が判明してしまう。
折角、兄が自殺した日に行ったのにそれを止めることは出来なかった。いや、結果してその方向へ進めてしまっていたようにも思える。過去に戻ることが出来ても、確定していた?将来を変えることは出来ないのか。
しかし、ラストでは戻ってきた時に愛人は消えてしまったのだから、過去で将来を変えてしまったのだ。
う〜む、涙流すほどにはならなかった。感受性が低いのだろうか。
ちなみにタイトルは「地下鉄に乗って」と書いて「メトロに乗って」と読むのが正解なんですね
2006年1月14日(土) at 18:19
このエントリ(記事)へのコメント
今度は / hijiri URL
私は逆に原作を読んでいないで映画を観ました。ストーリーテラーの浅田氏らしい話ですが、映画にするには時間軸が複雑でちょっと難しかったのかもしれません。
結末は原作と違うのだとか。今度は本で読んでみます。
結末は原作と違うのだとか。今度は本で読んでみます。
2006年10月05日(木) at 1:10
Re:今度は /
気ままな中年ライダー URL
hijiri さん コメントありがとうございます。
二時間くらいの映画では難しいかも知れませんね。浅田さんの「壬生義士伝」もTV版と映画版ではTV版の方が時間が長くてよくわかった。見るのは大変でしたが(笑)
映画と原作の結末が違うことって時々ありますね。
二時間くらいの映画では難しいかも知れませんね。浅田さんの「壬生義士伝」もTV版と映画版ではTV版の方が時間が長くてよくわかった。見るのは大変でしたが(笑)
映画と原作の結末が違うことって時々ありますね。
2006年10月05日(木) at 21:40
タイムスリップの意味 / デリラ
↓ネタバレあります。
昨日映画を観ました。多分、この物語の本当のテーマ(少なくとも映画版の)は、みち子の真次に対する愛情の純粋さなのかな、と私には思えます。タイムスリップする意味も、実はすべてそこに収束しているのではないでしょうか。
愛人の究極の愛情は、自分の存在を消し去ること、それをみち子は過去にタイムスリップして自分を身ごもった母親と心中することで、真次に示したのです。
これほど究極の愛があるでしょうか。
彼女が消えても、真次はまた元の日常に戻っていきます。ポケットに残った、彼女の指輪。切ないですね。
物語には家族・男女のさまざまな愛情の形が示されていますが、それぞれの思いが時を経ても風化せず、心の奥にしまわれている、そういう人のいとなみが刻んでいくものを、地下鉄を通じて描きたかったのかなと思います。
前半はずいぶん退屈でしたが、物語の核心に差し掛かってからは本当に引き込まれました。
いい映画だと思います。
昨日映画を観ました。多分、この物語の本当のテーマ(少なくとも映画版の)は、みち子の真次に対する愛情の純粋さなのかな、と私には思えます。タイムスリップする意味も、実はすべてそこに収束しているのではないでしょうか。
愛人の究極の愛情は、自分の存在を消し去ること、それをみち子は過去にタイムスリップして自分を身ごもった母親と心中することで、真次に示したのです。
これほど究極の愛があるでしょうか。
彼女が消えても、真次はまた元の日常に戻っていきます。ポケットに残った、彼女の指輪。切ないですね。
物語には家族・男女のさまざまな愛情の形が示されていますが、それぞれの思いが時を経ても風化せず、心の奥にしまわれている、そういう人のいとなみが刻んでいくものを、地下鉄を通じて描きたかったのかなと思います。
前半はずいぶん退屈でしたが、物語の核心に差し掛かってからは本当に引き込まれました。
いい映画だと思います。
2008年06月09日(月) at 14:19
Re:タイムスリップの意味 /
気ままな中年ライダー Hide URL
デリラ さん コメントありがとうございます。
じっくり観察されながら、映画鑑賞されていますね。私も読後にDVDをレンタルして見ましたが、良い映画だと思います。
じっくり観察されながら、映画鑑賞されていますね。私も読後にDVDをレンタルして見ましたが、良い映画だと思います。
2008年06月09日(月) at 22:52
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メトロに乗って / 場当たり人生♪
浅田次郎氏のイメージは
シェエラザード
とか、
鉄道員
だった。
氏の小説で初めて手に取ったのは
「きんぴか」
シリーズ。
なんやかやで下手すると気持ちが落ち込み勝ちだったころに、なぁんにも考えないで読めて、しかも読んだ後痛快な、それでいてほんわかとし...
シェエラザード
とか、
鉄道員
だった。
氏の小説で初めて手に取ったのは
「きんぴか」
シリーズ。
なんやかやで下手すると気持ちが落ち込み勝ちだったころに、なぁんにも考えないで読めて、しかも読んだ後痛快な、それでいてほんわかとし...
2006年02月06日(月) at 22:34
地下鉄(メトロ)に乗って/浅田次郎 / 文学な?ブログ
地下鉄に乗ってを読みながら、本当に地下鉄に乗っていて涙しそうになりました。あまりに哀しい物語でした。
真次(しんじ)は、地下鉄を通じて現代と過去を何度も行き来し、嫌悪していた父の知らなかった面を知ることになります。兄の事故、愛人との関係、そして母の愛情──過去を知ることで、まるで地下から地上に出たときの眩しさを感じます。それは必ずしも喜びではありませんが、真次は今まで避けてきた現実を一つずつ受け入れて行きます。
地下鉄は現代と過去とつなぐ象徴として描かれ、無機質になってしまった都会にも旧き良き時代があったことを伝えてくれます。貧しかった時代に戻りたいかと言えばそうではありませんが、真次が生きている現代、すなわち我々が生きている今この瞬間、地下鉄の向こうに忘れてきてしまったものがあるような気がします。
クライマックスが近づき、愛人のみち子の過去があきらかになっていく過程は、どうしようもなく泣けてしまいました。現実の理不尽さを感じずにはいられませんでした。作者の浅田次郎を憎いとさえ思いました。それほどに哀しい瞬間でした。
日々地下鉄で通勤できる私はきっと幸せな人間なのだと思います。
真次(しんじ)は、地下鉄を通じて現代と過去を何度も行き来し、嫌悪していた父の知らなかった面を知ることになります。兄の事故、愛人との関係、そして母の愛情──過去を知ることで、まるで地下から地上に出たときの眩しさを感じます。それは必ずしも喜びではありませんが、真次は今まで避けてきた現実を一つずつ受け入れて行きます。
地下鉄は現代と過去とつなぐ象徴として描かれ、無機質になってしまった都会にも旧き良き時代があったことを伝えてくれます。貧しかった時代に戻りたいかと言えばそうではありませんが、真次が生きている現代、すなわち我々が生きている今この瞬間、地下鉄の向こうに忘れてきてしまったものがあるような気がします。
クライマックスが近づき、愛人のみち子の過去があきらかになっていく過程は、どうしようもなく泣けてしまいました。現実の理不尽さを感じずにはいられませんでした。作者の浅田次郎を憎いとさえ思いました。それほどに哀しい瞬間でした。
日々地下鉄で通勤できる私はきっと幸せな人間なのだと思います。
2006年07月22日(土) at 1:36
地下鉄(メトロ)に乗って / ケントのたそがれ劇場
直木賞『鉄道員(ぽっぽや)』を書いた浅田次郎が、吉川英治新人文学賞を受賞した作品である。 過去にタイムスリップして、自殺した兄を助けに行ったり、反目している父の若かりし日を訪ねるため、「戦後」、「戦中」、「戦前」、「戦後」・・と時間軸を行ったり来たりする
2006年07月24日(月) at 14:49
「地下鉄に乗って」(浅田次郎著) / 京の昼寝〜♪
「地下鉄(メトロ)に乗って」(浅田次郎)【講談社文庫】
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。 ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。 さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。 だが封印された“過去”に行ったため…。 初めて浅田次郎の小説を読んだ。あの大ヒットした映画『鉄道員(ぽっぽや』では、涙・涙・涙だったが、原作は映画を観たあとも読んだことはなかった。 主人公真次は幼い頃、地下鉄開通という歴史的な一日の記憶を鮮明に記憶していた。 父親に行くなと釘を刺されていたにもかかわらず。 その後、四半世紀ぶりに出席したクラス会の帰りの地下鉄のホームで恩師と会ってから、彼は不思議な経験をしていく。 それは亡くなった弟であったり、若い頃の父であったり。 知りたかった“何故”が紐解かれていくように。 自分が思っても観なかった本当の“何故”がまるでその場にいるかのように実像として見えてくる。 それはまるで地下鉄がタイムマシンになったかのように。 この小説を読み始めたとき、前にこれと同じ感情を憶えたことがあった。 それは重松清の『流星ワゴン』だった。 それは片や自動車、片や地下鉄、共に乗り物であるところも共通していて面白い。 そして共に幼い頃に父親から愛された記憶や父親の温かみを感じずに成長した主人公が、まるで嘘のように時代をフィードバックするかのごとく、若かりし頃の父親と対峙する。 その時代に抱いていた父親像が、真正面から向き合ったとき、あのころの憎しみや誤解から徐々に解放されていく。 今の主人公の年代からは幼い頃の感情とは別に自分が父親の年に近くなって初めて、その頃の父親の言動や行動が理解できるところにいる。 まさに等身大の父親を見て、如何に自分が幼かったか、生意気だったか、その頃理解できなかったことが、時代の流れと共に理解できるようになっている。 「タイムマシンの乗って〜」なんて安易な表現ではなく、父親の生きた、過ごした人生を顧みて、自分が歩いてきた道を振り返りながら、書き込めなかった新たな父親の言動・行動の足跡を辿れば、どんなに憎み合っていたとしても、必ずどこかに掛け違えたボタンの位置がわかるはず。 最近自分自身が老いた父親と酒を飲みながら昔話をする機会が増えた。 この小説と同様若い頃の父親がどんな考えでいたのか
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。 ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。 さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。 だが封印された“過去”に行ったため…。 初めて浅田次郎の小説を読んだ。あの大ヒットした映画『鉄道員(ぽっぽや』では、涙・涙・涙だったが、原作は映画を観たあとも読んだことはなかった。 主人公真次は幼い頃、地下鉄開通という歴史的な一日の記憶を鮮明に記憶していた。 父親に行くなと釘を刺されていたにもかかわらず。 その後、四半世紀ぶりに出席したクラス会の帰りの地下鉄のホームで恩師と会ってから、彼は不思議な経験をしていく。 それは亡くなった弟であったり、若い頃の父であったり。 知りたかった“何故”が紐解かれていくように。 自分が思っても観なかった本当の“何故”がまるでその場にいるかのように実像として見えてくる。 それはまるで地下鉄がタイムマシンになったかのように。 この小説を読み始めたとき、前にこれと同じ感情を憶えたことがあった。 それは重松清の『流星ワゴン』だった。 それは片や自動車、片や地下鉄、共に乗り物であるところも共通していて面白い。 そして共に幼い頃に父親から愛された記憶や父親の温かみを感じずに成長した主人公が、まるで嘘のように時代をフィードバックするかのごとく、若かりし頃の父親と対峙する。 その時代に抱いていた父親像が、真正面から向き合ったとき、あのころの憎しみや誤解から徐々に解放されていく。 今の主人公の年代からは幼い頃の感情とは別に自分が父親の年に近くなって初めて、その頃の父親の言動や行動が理解できるところにいる。 まさに等身大の父親を見て、如何に自分が幼かったか、生意気だったか、その頃理解できなかったことが、時代の流れと共に理解できるようになっている。 「タイムマシンの乗って〜」なんて安易な表現ではなく、父親の生きた、過ごした人生を顧みて、自分が歩いてきた道を振り返りながら、書き込めなかった新たな父親の言動・行動の足跡を辿れば、どんなに憎み合っていたとしても、必ずどこかに掛け違えたボタンの位置がわかるはず。 最近自分自身が老いた父親と酒を飲みながら昔話をする機会が増えた。 この小説と同様若い頃の父親がどんな考えでいたのか
2006年08月11日(金) at 22:20
「地下鉄に乗って」試写会レビュー いい映画やったかな〜??(笑) / 長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ
地下鉄に乗るのがちょっぴり怖くなり、ちょっぴりわくわくする、そんな映画かな(笑)僕自身そこまで楽しめなかったのだが、厚生年金会館までいっしょに観に行ってくれたみんなが感動してくれたみたいでよかった。で、そう言われてみると、いい映画やったかな〜と思い出しながら、しみじみレビューといきましょうか。。。
2006年10月13日(金) at 19:57
地下鉄(メトロ)に乗って・浅田次郎 / ペパーミントの魔術師
徳間書店 初版1994年3月で、 翌年95年に第16回吉川英治文学新人賞。 えっと私が読んだのはコレより後に発売された、 「地下鉄に乗って」の特別版。 地下鉄(メトロ)に乗って―特別版浅田 次郎 徳間書店 2006-07売り上げランキング : 22484Amazonで詳しく見るby G-T..
2006年10月16日(月) at 12:04
地下鉄(メトロ)に乗って / Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆)
あなたは父になる前の父親を
知っていますか?
あなたが生まれる前の母親に
会いたいですか?
評価:★6点(満点10点) 2006年 121min
監督:篠原哲雄
主演:堤真一 岡本綾 常盤貴子 大沢たかお
【コメント....
2006年10月23日(月) at 19:29
地下鉄(メトロ)に乗って / 月灯りの舞
浅田次郎:著
1999.12.15/552円/講談社
吉川英治文学新人賞に輝いた名作。
“誰もが胸を打たれる浅田文学の原点”
<帯より>
<ネタバレあり>
「地下鉄(メトロ)に乗って」は、
観終わって、ソッコーで原作本を
買
1999.12.15/552円/講談社
吉川英治文学新人賞に輝いた名作。
“誰もが胸を打たれる浅田文学の原点”
<帯より>
<ネタバレあり>
「地下鉄(メトロ)に乗って」は、
観終わって、ソッコーで原作本を
買
2006年11月25日(土) at 1:20
オンナは残酷だ?~「地下鉄(メトロ)に乗って」~ / ペパーミントの魔術師
まずは原作レビューのリンクをしてから 本題にはいりましょか? →「地下鉄(メトロ)に乗って」 地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション堤真一 浅田次郎 篠原哲雄 ジェネオン エンタテインメント 2007-03-21売り上げランキング : 153おすすめ平均 親子の..
2007年03月23日(金) at 17:35
地下鉄(メトロ)に乗って 浅田次郎 / カブシキ!
ネタバレあり。読んでない人は要注意です。
浅田次郎です。
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的??
2007年04月05日(木) at 22:26
地下鉄(メトロ)に乗って / 本を読もう
映画を見た事で本書を手に取った。
地下鉄(メトロ)を レトロに使った点が まず 手柄である。僕自身が 銀座線の古い車体にノスタルジーがあるだけに 読んでいて 雰囲気を凄く感じた。タイムトラベルを使った話の展開は 珍しくないが メトロを使った分だけ 臨場感が増している。この手のSF仕立ての話は どこまで臨場感があるかどうかは大きなポイントであることは言うまでもない。
筋も感動的
地下鉄(メトロ)を レトロに使った点が まず 手柄である。僕自身が 銀座線の古い車体にノスタルジーがあるだけに 読んでいて 雰囲気を凄く感じた。タイムトラベルを使った話の展開は 珍しくないが メトロを使った分だけ 臨場感が増している。この手のSF仕立ての話は どこまで臨場感があるかどうかは大きなポイントであることは言うまでもない。
筋も感動的
2007年05月02日(水) at 8:18
『地下鉄(メトロ)に乗って』 因果応報罪と罰 / *モナミ*
懐古ブームに乗っての映画…なんだろうけど。
タイムスリップしちゃうのは、何のため?
兄ちゃんは救えなかったし。
そもそも救えたとしても、そしたら自分の人生も、
変わっちゃうってことだし。
しかしやっぱり血は、争えないねぇ
タイムスリップしちゃうのは、何のため?
兄ちゃんは救えなかったし。
そもそも救えたとしても、そしたら自分の人生も、
変わっちゃうってことだし。
しかしやっぱり血は、争えないねぇ







