割れた茶碗 / そよ風君
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娘の茶碗を割ってしまいました。ぶつかるはずなど考えもしなかったのに、実際にはぶつけて割れてしまいました。
少し前から、テーブルを拭いていて、爪楊枝立てをひっくり返す、お皿を移動させようとして、別の皿にカチンとぶつけてしまうことが増えているとは気づいていましたが、割れるようなところまでは、そう起こらなかったのです。若い間に小脳が記憶した動作命令と、実際の筋肉の動きにズレが生じる理屈は分かっているものの、次第に意のままにならない自分を認めざるをえません。落ち込んでいる訳ではありませんが、頭の片隅に老化の二文字を意識して生活しなければいけない歳になりました。


