ホリデー / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
ちわーっす
現在ボストンから友達が遊びに来ており、
300万年ぶりにUSJなども行って、
けっこう忙しい日々でありました〜。
なんとか、ワイハ行きの準備も整い、
旅に出ている間、
ボストンの友人2名が、
おいらの家にステイすることになっております。
これってこれって、
ヴァケーションレンタルをテーマにした映画
「ホリデー」みたいやーん。
ま、それにはおいらがボストンの彼らの家に
ステイする必要があるんですけどね。
この秋ぐらいには、ボストンに行って、
彼らの大邸宅に泊めてもらうつもりですねん。
あの映画では、
イギリスはサリー州にある
チャーミングなカントリーハウスに住む
ジャーナリストの女の子と、
LAビバリーヒルズのプール付き邸宅に住む、
映画宣伝番組を制作する女社長が、
それぞれ自宅をスイッチしてホリデーを楽しむっていう
設定でしたね〜。
そういう意味では、ボストンの彼らにとって、
おいらの家は、まさにイノシシ村のほったて小屋。
申し訳ないわー。
ま、そんなわけで、
PCの壁紙も「ホリデー」で初のラブコメに挑戦した、
色男ジュードになっております。
ジュードは、
喜怒哀楽を素直に表現する涙もろく、人のいい
妻に死なれてしまった子持ちパパの役を演じておりましたが、
映画の最後で見せた、泣き顔のジュード、
かなりシビれさせてくれました(ひえええーっ)。
ああ、美しい男が泣くと、
やっぱり素敵〜。
ちなみに写真に写ってるのは、
昨日、紀伊国屋で買った本たちです。
ブルータスの「日本経済入門」では
おいらのヒーロー、内田樹先生のインタビューも掲載されており、実に実に、おもしろい内容になっております。
タイトルは「武道家は株を買わない」(ひーっかっこいい)
100億円の資産を持つ、ピージョンの野口美佳さんも
登場されておりました。
それによると、
子供に資産を残す気はないので、好きなもの買って美味しいもの食べて・・・という生活をこのまま続けても、
何か投資とかしない限りは、自己資産が減らないって言うことに気がついて、これからは寄付だなーと思ってます。
なんてことを言っておられて、ひえええええーっ太っ腹と思ってしまったですわ。
おいらなら、まず、
ハワイとボストンとパームビーチと、
ロングアイランドにラルフ・ローレン仕立ての別荘を建て、自家用ジェット3台ほど。
毎朝世界最高のトレーナーと
食事療法士に自宅に来てもらってダイエットと
健康管理っしょ?
それからアメリカンヴォーグの
アナ・ウィンター編集長のように
毎日自宅にヘアスタイリストに来てもらって髪を整え、
それから・・・・それからどこいくねん?!
いやあ、お金そんなにあったって、
おいらの欲望なんて、あっと言う間に
消化されてしまうわー。
大富豪ってたぶん、
もう買いたいもの、欲しいものなんて、
何一つないんでしょうね。
ただひとつ欲しいものがあるとすれば、
そりゃ、永遠の命かっ?!
まさに内田先生がおっしゃるように、
富を持てる者が消費行動をしなくなっているので、
お金が動かないってことが経済停滞の問題のひとつだってわけですね〜。
おいらのようなド庶民が、ユニクロの服買ったり、
クリスタル買ったりするぐらいでは、
世界経済はびくともしませんわーそりゃ。
そうそう。
ずーっと読もうと思いながら、
長らく読めなかった
内田先生の「私家版ユダヤ文化論」と
「FBIフーバー長官の呪い」も購入。
いずれもハワイで日光浴しながら読むには、
ちときっついものがありますが、
一応持っていきますかっ。
ではではみなさま、
またワイハよりレポいたしますね〜。
行ってきまーっす。
2008年4月5日(土) at 00:10
村上春樹ふたたび / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
何年ぶりかで村上春樹の本を買いました。
「走ることについて語るときに僕の語ること」
扉を開けたらすぐに飛びこんできた
春樹さんが走る写真。
えーっ、これってハワイのアラモアナやんかー。
前書きの
「選択事項オプショナルとしての苦しみ」の一行目
「真の紳士は、別れた女と、払った税金の話はしないという金言があるーというのは真っ赤な嘘だ」
を読んで、即購入。
そりゃ、そうだろう〜春樹さんほどのベストセラー作家なら入ってくる印税も支払うべき税金の額も途方もないだろう。
おいらが支払うべき税金なんて、アリの涙よっ。
ナイアガラの滝の前のペンペン草の、先っちょよ。
・・・という話を今回はしたいわけではもちろんなくて、
ひっさしぶりに村上春樹の文章を読んでみたら、
あっという間に村上ワールドにずぶずぶ〜と入り込み、
重い単行本のくせに、お出かけのときもいそいそと
ゴヤールのトートに忍び込ませ、
JRの車内で読み耽り、
地下鉄御堂筋線のシートでくすりと笑い、
彼が描写するマサチューセッツ州ボストンの
夏の川面のきらめきや、
そこでレガッタの練習をする
ハーヴァードやBU(ボストン大学)の学生たちの姿や
凍える冬には耳たぶをひりひりさせながら、
フェイスマスクまでつけて走るランナーたちの姿を、
追いかけながら、
おいらにとっても、思い出が一杯つまった
チャールズ河のことを思い起こしたりしました。
で、なんか久々に「風の歌を聴け」や「1973年のピンボール」なんかを読みたくなりました。
村上春樹の文章をめっちゃ久しぶりに読んで
気がついたのは、
サイズのピタリと合う靴を履いて大地を踏みしめて歩くような、
「これ、これ、これやーん」
という無条件の、読むことの愉しみ。
そう。
彼が「若い読者のための短編小説案内」(文春文庫)で
書いているように、
自分と相性の合わない小説家の本を読むと
「サイズの合わない靴に足をつっこんでいるような気持ちになるのです」
のまったく逆ですね。
とはいえ、おいらは村上春樹の熱心な読者ではぜんぜんありません。
みんなが絶賛する「ノルウエーの森」は白状すると、
それほど好きではなかったり・・・。
いや、でもいまだからこそ、
も一回読んでみようか。
「ノルウエーの森」をさ。
この本は、ランナーの心境を語った本ではまったくなく(たぶん)
村上春樹がなぜ小説を書きはじめたのか、
どんな風にして小説を書いてきたかが
クリアにわかる本だと思います。
ファンじゃなくても、楽しめることうけあい。
そしてね、
自分の人生について、
「やっぱり、ひょっとして、おいらの生き方って、
もしかして、いや、決定的に、かなり抜本的に、
間違ってたんじゃないんかい?」
と思わせてくれる、
少しだけ怖い本でもありました。
春樹さんって、ホノルルに1年も住んでおられたのですね〜。
そしてランニングと執筆のため、
カウアイ島のノースショアにも毎夏一ヶ月、逗留されてたのですね〜。
ボストンのチャールズ河を散歩してるときとか
カウアイ島のドルフィンレストランなんかで、
もしかしてすれ違っていたかも知れません・・・・。
(いえいえ、声はかけません。ようかけません。春樹さんですし。一発に嫌われそうや)
ちなみにタイトルはレイモンド・カーヴァーの
「What we talk about when we talk about love」
から取られたのだとか。
2007年12月8日(土) at 00:18
きみは「ザ・シークレット」を知っているか? / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ

いやあ、すっげー本に出会いました。
その名も「ザ・シークレット」。
まず帯からいくよ〜。のけぞるから。
プラトン、ダ・ヴィンチ、シェイクスピア、ガリレオ、アインシュタイン・・・・
歴史に名を刻んだ錚々たつ偉人たちが手にしていた
「偉大なる秘密」!!今年最大の話題作。待望の日本上陸
世界中で860万部売れている大ベストセラーだそうです。
封印されていた衝撃の秘密がいま、明かされる〜って(ほんまかい?)
あのビル・ゲイツまでもが信奉す究極の成功哲学なんだってよ〜。
公式HPより抜粋しますと・・・
この「秘密」は、代々伝えられる中、人々に熱望され、隠され、失われ、盗まれ、莫大なお金で買われたこともありました。歴史上最も著名な人々は、何世紀も前に存在していたこの「秘密」を理解していたのです。プラトン、ガリレオ、ベートーベン、エディソン、カーネギー、アインシュタイン等の発明家、理論家、科学者、偉大な思想家達です。そして、ついに今日、この「秘密」が世界の人々の前に開示されたのです。この「秘密」を理解した暁には、あなたは欲しいものを手に入れ、なりたい人物になれ、やりたいことが何でもできるようになるでしょう。また、あなたは、真実の自分を知る事ができます。そして、あなたにはすばらしい人生が待ち受けていることがわかるでしょう。
いや、もう大袈裟な。
とはいえ、全米ではニューヨークタイムズやCNNなどで取り上げられ、話題沸騰。昨年、アメリカではザ・シークレットのドキュメンタリーDVDも制作され、大変な人気になっている様子。
この手の本は、おいら、なんとなく気分が沈んだときなどに適当に読み飛ばして、ちょっとやる気をもらったりしておったのですが、まさか、我々の思考することが現実化するとは?!夢にも思わなんだー。
さらに、そこには宇宙の大きな法則が関係しているとは?!
ほんまですか?
そういえば、何かを夢中で思索しているとき、おもしろいようにそのことについての情報が次々と自分のモトに吸い寄せられたり、「こうなったらいいなー」と夢見ていたことが現実になった経験は、みなさんだって、何度かありますよね?
そういう意味では、この本、思考と現在の自分の人生との関係を、科学的、量子物理学的(えっ〜)側面からも分析していて、そのへんのうさんくさい啓蒙本とは一線を画しているように思います。
(なんとなーくかつて一世を風靡した「マーフィーの法則」を思い出させる部分もありますね)
ご興味のある人は、こんな画像もありますんで、ぜひ!ご覧になってね
http://jimaku.in/w/_b1GKGWJbE8/ae1POlJjQMK
こちらは20分のビデオになってます。
以下はCNNのラリーキングショー(全米一権威あるといわれる報道番組)ザ・シークレットに登場する実在の人物たちがゲスト出演。
http://video.google.com/videoplay?docid=3700647411470955647&pr=goog-sl&hl=en
以下はオプラウィフリーショーの様子(全米いち稼ぐといわれるアメリカの黒柳徹子版トークショー)http://video.google.com/videoplay?docid=3700647411470955647&pr=goog-sl&hl=en
こんな講演会も来年行われるようです。参加費が高い過ぎるけど。
http://loasresonance.com/?gclid=CPOylIOH0Y8CFRQXTAod_kd20A
しかし、この本によりますと、
「あなたが考えていることが、現実を引き寄せる」とありますが、
ひええええ。それなら、
女部長との夢のお買い物大作戦も
実現するってことですかい?
ということはですね〜
パリのベルサイユ宮殿
イギリスのバッキンガム宮殿(女王&チャールズ付きカミラなし)
イタリアの円形球戯場
ルーブル美術館(展示美術品付き)
エルミタージュ美術館
プラド美術館
アマゾン川(ピラニア付き)
スフィンクス
ナイル川
ドメスティックでは
桂離宮
五重の塔
大仏
清水寺
屋久島
これらが、
すべておいらたちのものになるってことですかいね
2007年11月12日(月) at 00:25
人生を変えるパワーストーンの話 / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
最近おいらがパワーストーンにえらくのめりこんでいるのを知って、
親友のM子がこんな本をプレゼントしてくれました。
この本は[愛光堂]という東京にあるパワーストーンの店主、新垣さん兄妹が書かれた、パワーストーンについての最強の本。
数年前ぐらいからでしょうか?
手首に数珠のようなブレスレットを巻いてる人を多く見かけるようになったのは・・。
うちの母親も例外ではなく、
四柱推命から割り出してもらったという、
幸せになるための水晶の腕輪をはめていたっけ。
また、およそ、スピリチュアルな世界とは程遠い、懐疑主義のビジネスマンがビシっとしたスーツの手首に水晶やタイガーアイのブレスレットをのぞかせていたり・・・と
「何か宗教っぽいぜぃ〜」とわたしは違和感を感じ、まーったく興味の外でありました。
しかし思うところがあり、
ある日パワーストーンのお店に入ったときから、おいらの運命は石の不思議な力に導かれてしまったのよね。
そのお店でとりあえず、自分が気に入った石を組み合わせて、初ブレスレットを作成。その夜、満月だったので月光浴をして、浄化させて、大喜びでつけておりました。
が!
ある日、また別のパワーストーンのお店に行くと、まさにものすごーいパワー炸裂のゴールドクォーツや強烈に鮮やかなトパーズなんかが置いてあり、その値段の高さにまた卒倒しかけました。
いちばん欲しいゴールドルチルクォーツで、45万円でした
ひえええええ。
さらにそのお店には自らがパワーストーンともいえるような、サイキックな感じの素敵なマダムがいらっしゃいました。
ゆでたまご大ほどの超巨大水晶(レインボー水晶とか)を首からぶらさげたそのマダムがおっしゃるには
「石と意志と結びついているんです」
「その人に相応しい石をつけると意志もそのパワーに導かれるのです」
なんだって。
お金があったらすぐにでも巨大ルチル45万円のブレスを買うところでした。
それ以来、もう究極のパワーストーンを手に入れたくてたまんなくなりました。
で、そんなときにプレゼントしてもらったのがこの本というわけで、これまで持っていたパワーストーンへの概念が、大きく変わっちゃったのよね。
愛光堂って超有名なパワーストーンのお店らしいのですが、ぜんぜん知りませんでした。芸能人や業界関係者の間では駆け込み寺的、頼りになる存在なのだとか。
でも予約は殺到。だから
毎月はじめに予約の電話をすることからはじめなければならんのです。
これがある人のブログを見ると、「406回目でつながりました」とか、もはやマイケルのチケットゲット争奪戦など足元にも及ばない、狭き門。
運よく予約が取れると、東京のお店に出向いて、店主である新垣成康さん(兄)か、靖子さん(妹)にカウンセリングしてもらい、その人の願いを封じ込めた、その人に最も相応しい、世界でたったひとつだけのブレスレットを作成してくれます。
このお兄さんがかなりサイキック能力を持った人らしく、彼と話すと癒される・・・とか悩みを聞いてもらって泣く人続出とか、ドラマティックなエピソードにもこと欠きません。
愛光堂(いやこの名前も凄いです)で作ってもらった石のパワーは強烈で、つけたとたん、すぐに恋人が出来たとか、病気が治ったとか、もはや神話化している様子。
・・・とこのような話を聞くと、なんだか怪しいなー、気がつけば1000万円の水晶の壷でも買ってるんじゃないかって心配になるけど、この本を読むと、石が人間の体や精神にもたらす科学的な力についても理解できるし、新垣さんたちが扱っている石なら、ぜったいパワーが宿るよね!というような確信に満ちてきます。
72種類の天然石によるカラ解説もすっごく美しく、思わず吸い込まれそうになります。もう紙面からでもパワーが宿ってそうよ。
とりあえず、おいらも死ぬ気で予約の電話を入れてみることにしよう。
見事予約できた暁には、ぜひともボウリング玉大ほどの世界にひとつしかない、ゴールドルチルクォーツを組み合わせた、巨大ブレスレットを作っていただきたいです。
って、腕につけられないよっ、重くって・・。
『人生を変えるパワーストーンの話 愛光堂の石ものがたり』新垣成康/著 新垣靖子/著
角川春樹事務所
2007年10月13日(土) at 00:46
テムズのあぶく / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
先日某仕事で出会った、ハンサムウーマンMさんに
貸していただいた、武谷牧子著の「テムズのあぶく」。
これは「第一回日経小説大賞」を受賞した作品ですが、
もうううう、久々に大泣きしちまったわっ。
帯を見ると『人生で最高の恋の物語』とあります。
ロンドンを舞台にした51歳の日本人駐在員と日本人女性舞台演出家46歳の愛の物語です。
おいらは若く美しい男子が出る小説しか読みたくないなーと思っていたのですが、それは大きな間違いでした。
いきなりですが、おいらが小説の中で溺愛してやまない男といえば、
『長いお別れ』チャンドラーのフィリップ・マーロー。
『沈まぬ太陽』(山崎豊子)の恩地元。
『錦繍』(宮本輝)の有馬靖明・・・
(いや、こうしてあげればキリがないけど)
ま、この手の男たちなのだけど、
『テムズのあぶく』に登場する51歳のバツイチの男、
高岡正雄もおいらが愛する主人公リストのトップに躍り出た次第であります。
小説の舞台がロンドンってことにもおいら的にはもう、かなりグッとくるのですが、舞台演出家が住むテムズが見えるドックランド地区の光景とかも細かく描かれていて、「ああ、あそこね」と、リアリティがあったのよね〜。
さらに女性演出家がかかわるシェイクスピア劇、ハムレットやテレーズ・ラカンのセリフ、役者と演出家の関係などもしっかりと描かれていて、英国の劇世界命のおいらにとっては、もうマタタビに猫状態。
駐在員、高岡はたぶん、どこかですれ違ってもぜったい素敵!とは思わない、何のヘンテツもない中年男性。少なくとも外見的には。主人公の聡美の第一印象がそうだったように・・・。
だけど、そういう平凡な外見の中年男を、
物語が進むうちにどんどん好きになっていく。
彼の言うセリフがこれまたすっごいあったかく、お洒落で、ふたりの会話がもう、最高。
男の価値は、真の優しさと潔さが決めるものなんだーとこの小説を読んで思った次第であります。
若い男やジャニーズとか、言ってるうちはまだまだおいらも
洟垂れやな。
こういう男に愛される女こそ、ほんまに幸せやなーってつくづく思いましたから。
しかし、それにしても!
中年の恋・・・なんて言葉を聞くと、思いっきり恥ずかしく寒イボが出るし、大人の恋なんていわれると虫唾が走っていたおいらの恋愛観まで変えちゃったこの本はほーんと凄いです。
Mさん、素敵な小説を紹介してくださって、本当にありがとう。
次回、シャンパンを飲みながら、高岡について、聡美について語りたいですね〜。
2007年10月10日(水) at 22:52
世界最高のホテル プラザでの10年間 / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
昨日の真夜中、突如消え去ったおいらのブログ。
まあ、気を取り直して、
もう一回いくよーっ。
というわけで、非常にユニークかつ素晴らしいホテル本をご紹介します。
著者はNY在住の元敏腕ホテルマネージャー、奥谷啓介さん。
ウエスティンホテル→ハイアットリージェンシーを経て、念願の「ザ・プラザ」に勤務。2005年プラザの閉館とともに同ホテルを去り、
「世界最高のホテル プラザでの10年間」を小学館よりこの7月出版されました。
NYを頻繁に訪れ、プラザに宿泊したことのある人で、奥谷さんの名前を知らなかったら、それはもぐりです。
それほど彼は政財界はもとより、各界の人たちの間で知られた名物ホテルマン。
現在プロモーションのため来日中の奥谷さんに先日久々にお目にかかり、記念すべきご著書をいただき、一気に読んでしまいました。
おもしろすぎますっ。
みなさん、アメリカのホテルに泊まって、ええええーっ、何じゃこのサービスはっ?って思ったことはありませんか?
やれ、オーバーブッキングだとか、ルームサービスを頼んでも40分もかかるし、電話してもオペレーターがなかなか出ない、見た目は歴史的建造物の素敵なホテルだけれど、バスルームではお湯が次第にぬるくなったり・・・と、ほんとアメリカ人っていい加減なんだから!と怒ったこと、おいらも2度や3度ではありません。
が!この本を読めば、なぜそうなるのか・・・という理由がわかってきます。
ようは、アメリカのホテルの勤務体系における恐ろしいまでの分業制、文化の違いに根ざしているのです。
「ここは日本じゃないから」「郷に入れば郷に従え」って感じですかね。
この本はプラザに10年間勤務した奥谷さんによる「ザ・プラザ」へのオマージュであると同時に、アメリカと日本のホテルサービスの違いを明確に解いた、日米文化比較論でもあります。
それにしても「ザ・プラザ」があの「プラザ合意」がなされた場所であること。セレブリティのエピソードに事欠かない華やかな過去を持っていること。映画「追憶」の撮影中、バーブラ・ストライザンドが当時世界一値段が高いといわれた1泊約180万円のプレジデンシャルスイートの最初のゲストになったことなどなど、数々のセレブ伝説や逸話を知る上でもこの本は大変貴重です。
2005年に閉鎖後、現在は大富豪が住む高級コンドミニアムとして甦ったプラザ。
5番街とセントラルパークの角に聳えるこのコンドを即ゲットした人物といえば、ドナテッラ・ヴェルサーチ。フロリダのパームビーチやイタリア・ミラノのコモ湖など絶好の場所に自宅や別荘を所有する彼女にとっても「ザ・プラザ」のオーナーになることが、最高のステータスシンボルだったに違いありません。
拙著、「世にも美しいホテル」でも「ザ・プラザ」はもちろん登場します(自分の本の宣伝かい?)
確か取材ではじめて訪れたのは1989年頃(たぶん)。
そのとき、はじめて奥谷さんにお会いし、夢のようなプラザでの滞在を経験させていただきました。
そういえば、当時プラザで大人気だったサンデーブランチをご馳走になっていたとき
「いつか本を書きたいと思っているんですよ」
とおっしゃっていた奥谷さん。ようやくその夢が実現したんですね〜。
当時のおいらといえば、NYのレストランを「ゴー・ミヨ」や「ZAGAT」のランキングNO1から順番に毎日、ランチ・ディナーと親の敵みたいに訪れ、満艦飾に激太りしていた頃。伝説の5ツ星レストラン「ブーレー」の予約にあわせてNY行きを決めるという無謀な行為もしておりました。
でもプラザに泊まって、散歩がてらバーグドルフやヘンリベンデル、ティファニーなど5番街できらめくブランドショップを訪れる気分は最高でしたね〜。歩き疲れたら、バーグドルフかヘンリでフィンガーサンドイッチとアールグレーでひと休み。
50回近く訪れたNYの思い出の中でもプラザは別格です。
そういえばアーウィン・ショーはどこかでこんなことを書いていましたっけ。
「世界中の人々が死に物狂いで働き、5番街にあるわずか数ブロックのこの場所にお金をすてに来る」
世にも美しいホテルでは、「ザ・プラザ」の思い出についてこんなことを書いております。
早朝、セントラルパークを行き交う馬車の蹄の音で目覚めた。
窓を開けると、朝もやの中にセントラルパークが柔らかく溶け込んでいる。
その日は日曜日で、ドアを開けると電話帳ぐらい分厚いNYタイムズが届けられていた。
ベッドの中でルームサービスの朝食を食べながら、NYタイムズのシアター面を開き、時々窓の外に目を向ける。
ミルク色だった朝の光りが時間と共に刻々と色を変える。
太陽が射しはじめたセントラルパークはシャンパン色に輝いて息をのむほどに美しかった。
私は、あのプラザから見たセントラルパークの光景をきっと一生忘れないと思う。
ひええええ。
今改めて読み返してみると、なんだか田中康夫の
「なんクリ」を彷彿とさせる文章ではないっすか(恥恥)
いやああ。ほんとにあのときのプラザでのステイを思い出すたび、少しぐらい人生ズンドコでも生きていける気がするから不思議です。
「ザ・プラザ」は誰がなんと言ってもNYの夢を具現化したホテル。
奥谷さんの本の中でかつてのオーナー・ドナルド・トランプが言うこんなセリフがあります。
「これは単なるビルディングではない。芸術的価値があるモナリザのようなものだ」
この本は、そんな世界最高のホテルで10年間働いた奥谷さんによる、サービスにおける日米文化比較論という視点で書かれた実にユニークなホテル本です。
ホテルマンを目指す人にとっても素晴らしい指南書になること間違いなしっ!!
相変わらず慶応ボーイっぽい洒脱さといい男ぶりを発揮していた奥谷さん。
現在、来日中でホテルサービスにおける日米の違いを中心にさまざまな講演活動をなさっています。
2007年8月30日(木) at 15:21
こんな本買いました / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ

先週、買った本は
「白州次郎・正子の食卓」
本当に作りたい、食べたいと思わせる料理ばかりで、詳しいレシピは一切ないけど、すぐに真似できそうです。
たとえば鱈のムースと揚げ食パンのカナッペや、はまぐりのエスカルゴ風など、もちろん器づかいも素晴らしい。
冬に絶対作ろうと決意したのは、
「山椒鍋」。山椒の葉をたっぷりに鶏肉、きくな、生麩などを入れて、ポン酢でいただきます。この本により我が家の庭の山椒の木もこの冬には葉をむしりとられる運命が決定。
「闇社会の守護神と呼ばれて 反転」
あおやまさんのブログで知って買いました。
とりあえずおもろい。読み始めたら止まりません。
「極貧とバブルを赤裸々に生きた男の自叙伝」とありますが、著者の田中森一氏は元特捜検事で弁護士。これだけで、読みたさMAXに。2000年に逮捕、現在上告中です。凄いです。USJのハリウッドライド並み、いえ、それ以上のジェットコースター人生。おもろないわけがありません。
「リッチ・ウーマン」
仮想マダムファンドを設立したわたしとしては、じっくりと語りたい本でありますが、今日はもう眠いのでまた今度。
しかし、この本でわたし、はじめてナスダックの本当の意味を知りました。マッジー
「マネーはこう動く」
経済IQマイナス300のおいらでも、世界のお金の流れがおぼろげに(あくまでおぼろ)わかりそうな本です。
ここんところ、仕事でちょっとした山場を迎えていて、
要酸素吸入!緊急バチスタ手術もしてくれー状態で、
イグアスの滝のごとく冷や汗もでまくり、瀕死寸前。
ひえええええーっ。
なので、こういう本でも読み、気を紛らわせております。
それにしても、
なぜに、恋愛ものがないのでしょうか?!
まじでおいらの心の砂漠化深刻
2007年8月2日(木) at 01:16
チーム・バチスタの栄光 / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
最近、医療ミステリーものになぜか、惹かれるおいら。
木曜10時からのTV『医龍』も楽しみにしてるのよ。
しかし、この本は久々に面白かったであります。
ロンドンから帰国して、珍しく時差ぼけに悩まされ、
朝7時まで一睡も出来なかったときに、
一気に読破しちゃったほどだから。
ページめくるのがもったいないって、
久々に思えた本でありました。
「チーム・バチスタの栄光」は「このミステリーがおもしろい」
の第4回大賞作品であります。
作者は大学病院の勤務医、海堂尊さん。
ま、ミステリーとしては、どうかなーと思うところも
しばしばありますが、
登場人物の描き方が、最高におもろい。
たぶん大学病院ではこんなことあるんだろうなーという
派閥争いから小競り合い、奇奇怪怪、困った人連打で、
魑魅魍魎。
ようやくするとこんな感じ。
東城大学医学部付属病院では、
心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム
「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。
ところが今、三例続けて術中死が発生。
そこで、内部調査の役目を押し付けられたのが、
神経内科教室の万年講師で、
不定愁訴外来責任者・田口。
語り手であるこの田口って講師が、いいのよね。
さらに後半になって登場する、
刑事コロンボのような厚生労働省の変人役人
白鳥が最高……。
※バチスタ手術は、学術的な正式名称を「左心室縮小形成術」という。一般的には、正式名称より創始者R・バチスタ博士の名を冠した俗称の方が通りがよい。拡張型心筋症に対する手術術式である。肥大した心臓を切り取り小さく作り直すという、単純な発想による大胆な手術。
(本書より)
「博士の愛した数式」でもそうでしたが、
科学の世界で孤高に生きる男になぜか激しく惹かれるおいら。
そういう意味で、心臓外科医のスーパースターが登場する
本書もオレのツボだったのよん。
いまいちばんインタビューしてみたいのは、
カリスマ心臓外科医って
あまりにもミーハーすぎますかね
GWとはいえ、仕事で山場を迎えておるわたくし。
ストレスで胃がいたむほどよ。
そんなときにこそ、読みたい医療ミステリーっす。
『チーム・バチスタの栄光』宝島社 1600円+税
2006年5月6日(土) at 12:49
一億、欲しいか! / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
はじめは、ホストの世界を、
かなーり誤解していたと思います。
彼らを取材するまで、とにかくホストって、
甘い言葉で女心を弄んで、お金を巻き上げる悪者・・なんだと。
実際、そういう輩もいるしー。
この前御用になった阪大生とか。
脱税したカリスマホストとか。
しかし!いま最も話題のホスト、芳晶せいじさんに
会って、その著書を読み、彼の哲学を知るごとに、
ホストというわたしの中でのわるーいイメージが、
どんどんクリーンなイメージに変わっていった。
その本とはいまめちゃ売れている「一億 欲しいか!」。
4月はじめに出版されて、すでに増刷も決定し、
ベストセラーまであと少し
というすごい売れ行きらしい。
せいじさんはとても真面目だし、健康的だし、
お酒は一滴も飲まない。
だから16歳でこの世界に入ったときも、
お酒以外で勝負しようとトークを猛烈に勉強。
親兄弟を養うためにこの世界に入った彼は、
高校生をしながらホストを務め、
一日110円の食費でお金をためた。
19歳で独立して、現在クラブアクアの前身となる店を
20歳のときに立ち上げ、経営者に。
なんと、24歳の誕生日には売上げ1億円を達成。
すっげー。
しかし、その売上げが強盗にあった。
しかも、その犯人はクラブアクアの仲間という悲劇・・。
この本は、そんなお金にまつわる話から、
彼の生い立ち、お母さんのこと、兄弟のこと、
アクアの仲間のこと、動物のことなどが
とても正直な言葉で綴られている。
しかし、
「もう金で買えるもんは、一通り手に入れてしまったから、
最近では物欲がほとんどない」と言うせいじさん。
自家用ジェットはいまんところ、必要ないから買わないとか。
一度でいいから、言うてみたいわー
そんな彼がいちばん欲しいのは「笑い」と「笑いのネタ」
だそう。
「オレはいつだって、女の子を心の底から笑わせてやろうと
すごく思ってる。だからアクアは笑いに力を入れとんねん」/
と言う。
そして女の子は心から笑えることで、
いい女性ホルモンがどんどん出て顔がピカピカに
輝くのだと・・・。
なので、目下のところせいじさんのライバルは、
他のホストクラブではなく、
女の子をきれいにする美容業界が本当のせいじさんのライバル。
「エステサロンは美容液やら、フェイシャルマシーンやらを
使って女の子をきれいにするけど、オレは笑い一本で
女の子をきれいにしたる。オレは笑い一本で勝負しとんのや!」
そういうせいじさんだけど、
わたしは笑いの他にも彼の思いやりこそが、
一億稼ぐ秘訣だと思っている。
彼のブログ、芳晶せいじのうぶ毛の時間
にはせいじさんがいま飼っているいろんな珍しい動物が
写真とともに、紹介されているけれど、
その仲間の一匹、タコという猫は右の前脚が一本ない。
子猫のときに誰かに脚を切られて血を流しているタコを
見つけて、家に持ち帰り、病院に行き手当てをした。
それからずっとずっとせいじさんの家で愛情一杯に
育てられている。
タコという名前の由来は、せめて名前だけでも
脚がたくさんあるように・・と願ってせいじんがつけた名前。
タイトルからして、一見、ホリエモンの100億稼ぐ術・・
みたいな、ノウハウものかとおもいきや、
これはせいじさんの愛についての物語りだとわたしは思う。
〜芳晶せいじの華麗なな成り上がり人生〜
一億 欲しいか!
辰巳出版1400円+税
2006年4月21日(金) at 01:14
今いる場所で一流になれ! / マダム松澤
本 > 読んでくれぇ
これまで私にとって歯医者とは地獄でありました。
それが!
タバタデンタルクリニックに行くようになって、
世の中には、なんて素敵な歯医者さんが存在するんだろう・・と
目からウロコ。
タバタデンタルクリニックは、
お洒落していきたーい、
エルメスもっていきたーいと思えるゴージャスな空間。
田畑勝彦院長は日本屈指の名医と評判です。
特にインプラントの分野ではトップクラスとか。
一般歯科、小児歯科もあるし、
もちろん虫歯だけでも治してくれます。
このクリニックが目指すのは
「からだにいい歯の治療」 。
さて、そんなカリスマクリニックのカリスマ歯科医
田畑勝彦院長が書かれたのが本書です。
プロ野球の新庄剛志選手や今岡誠選手、
GrayのTERUさんなどセレブリティたちも全幅の信頼を置く
歯科医ゆえ、その人生哲学、人生観も素晴らしい。
開業わずか5年で、業界平均年商の6倍を達成。
本書はそんな成功の秘訣、
それぞれの分野で一流になるためには
どんなことをすればいいのか、
誰もが、気付いているようで、
実はなかなか気が付かない
珠玉のヒントが紹介されています。
タバタデンダルクリニックに行くと、
なぜか元気になって、やる気がどんどん
沸いてくるようなきがしていました。
紹介した友人のO君も
「あそこへ行くたび、なんか自分が凄いことが出来そうな
気になるねん」
とびっくりしていたっけ。
わたしにとって、田畑院長は
単に歯を治療してくれただけの歯科医ではなく、
なにかとてつもなく大きなパワーをいただいた
人生の師ともいえる存在です。
わたしより年は下でいらっしゃいますが(笑)。
しかもイケメン!
本書には
「一流になりたければ、一流の人とつきあおう」
「苦言を呈してくれる人を3人は持つ」
「喜びもサービスも与えっぱなしにする」
・・・などなど
さまざまなサクセスへのヒントが書かれていますが、
特に印象的だったのは、
開業当初から、患者さんからいただいたケーキやプリンなどの
お菓子をいつ誰にいただいたかを
きちんと記録されているくだり。
6年間で872個!だそうです。
そうして、スタッフ全員が、
きちんとお礼を言えるシステムづくりをされている点。
こんな細やかなところまで配慮されるクリニックは、
その他の部分でも、
いかに患者さんに心地良く過ごしてもらううか、
に心を砕いておられるかがわかります。
究極の医療とはそんなホスピタリティがあってこそと
わたしは思います。
患者の病など、
小さなホスピタリティひとつで、治ることもあるんです。
タバタデンタルクリニックに行くたび、
なぜか運気が上がるような気もしていました。
その理由がこの本を読んでわかったような気がしました。
今いる場所で、一流になれ! −田畑勝彦ー
サンマーク出版 (1300円+税)


