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144試合終了 (10/3 ヤクルト24回戦) / Kaleido

スポーツ > 2007年虎の足跡
144試合のペナントレースが終了。
74勝66敗4分の貯金8で、3位から日本一を目指す事になった。


■試合結果と得点経過
阪神 3−0 ヤクルト  詳細
[T]○上園(7)-久保田(1)-S藤川(1)
[S]●グライシンガー(7)-木田(1)-館山(1)
[勝]上園8勝5敗    [S]藤川5勝5敗46S
[負]グライシンガー16勝8敗
[HR]今岡4号

【2回表】
1死から今岡がレフトスタンドへ先制ホームラン!!

【3回表】
四球の野口を上園が送り、桜井が三塁線を破るタイムリー2ベースで2点目!
さらにエラーと四球で満塁とし、今岡の三ゴロを畠山がタイムリーエラー!



■エースとしての力
この困難な舞台に、ルーキーの上園が仁王立ちだ
今日の上園は、どれだけ褒めても褒め足りないぐらいの内容だった。

序盤は相変わらず胸の空く様な攻め込む姿勢でガンガン攻め込む。
今日一番しびれた場面は、4回のガイエルの打席。
2−0と追い込んでから、内角低めへの完璧なストレートが決まった。
上園も野口も見逃し三振と思い、ベンチに帰ろうとしたがボールの判定。
上園が一瞬「えー!?」と不服そうな表情を浮かべたが、ここからすごかった。
一度ボールと言われたコースに、もう一度投げ込むのだ!!
ガイエルは全く反応できないまま、今度は正真正銘の見逃し三振!
とことん攻めの姿勢を貫いたこのバッテリーに鳥肌が立った。

上園のすごい所は攻める姿勢だけではない。
ピンチでも何とかこらえきる「踏ん張り力」が備わっている所だ。
まず勝ちの権利がかかった5回は、1アウトから連続四球を出した。
迎える打者は、1打席目に鋭い打球を飛ばされた川本と、
なぜか打ちそうな雰囲気の漂うグライシンガー。
だが落ち着いてボールを低めに集め、川本をフォークで三振。
続くグライシンガーも、打ち気を逆手にとってフォーク連発で追い込み、
最後は外角低めのストレートで空振り三振。
続く6回は、田中浩にポテンヒット、ラミレスにサード内野安打で
1アウト1・2塁のピンチを招いた。
しかし続くガイエルを葛城のファインプレイで救われると、
前の神宮3連戦で大当たりだったユウイチを打ちとってピンチを凌ぐ。

さらに空気の読み方もルーキーとは思えない。
7回、1アウトを取った所で神宮の空気が一変する。
引退のカウントダウンに入った古田の「代打オレ」である。
阪神戦で見せる勇姿はこれで最後。
球場に詰め掛けた阪神ファンもスタンディングオベーションで迎え、
どちらのファンとか関係なく古田コールが響き渡った。
マスクをかぶる野口は、ヤクルト時代常に古田の影に隠れていた。
出番を求めて日本ハムに移籍し、03年阪神にトレードでやってくる。
そして今年最後の試合で、かつての最大のライバルに相対してるのだ。
3点リードで1アウトランナーなし。
最後の花道を飾る古田に対し、ファンに喜んでもらえることは何か。
野口はわかっていた。上園も理解していた。
力いっぱい投げ込んだストレートを古田はライト前にはじき返した。
ファンの垣根を越えて、球場全体から盛大な拍手が送られた。
しかしその後はまたピシャリと打ち取る。並の心臓ではない。

結局7回無失点で、堂々たる8勝目。
防御率2.416は、誇るべき数字である。
新人王争いをしていた金刃は、同じく7回無失点で勝ちの権利を持っていたが、
リリーフの久保が守れず7勝どまりとなった。
投球回数で差は大きいが、チームへの貢献度は金刃に劣らないだろう。
ぜひ、藪以来となる投手での新人王を獲ってほしいと思う。

相手に立ち向かう姿、ピンチで踏ん張れる精神力、空気を読む感性。
もうこれはエースと呼ぶにふさわしいピッチャーではないだろうか。
次のクライマックスシリーズでも、きっと獅子奮迅の活躍ができる。
そう思わせる、シーズン最後のピッチングであった。


■変態パワー充填中
打線の方に目を向けてみると、今岡さんが好調キープ。
2回の先制アーチは、外高めのクソボールを放り込む変態ムランだったw

さらに好調さを表す打席内での数々の所作も見られてる。
ボールをキャッチャーミットまで追いかける「変態見送り」
インコースに来た時の軽やかな「変態バックステップ」
手首の動きだけでファウルにする「変態カット」
このすべてを8回の打席で見られた事で、私は大いに満足したのだw

結局ヒットはたったの5本。貧打は全く解消されていないのが実情だ。
今のスタメンの中で、明らかに異質な存在なのは今岡さんだけだ。
明日からの10日間、実戦勘を切らさない事も大事だが、
しっかりとバットを振れる状態に戻す事が先決なのではないだろうか。
ちょっとやそっと休んだぐらいで劇的にケガが治ることはないと思うが、
明らかに疲れと痛さで振れてないのなら、身体を休めてほしい。
あとは、直前ぐらいに合宿形式で全員を集め、士気を高めてから
クライマックスシリーズに向かおうではないか。


■タイガースという一家
なぜかタイガースは「誰かの記録のため」になると、俄然力を発揮する。
思い出すのは、2005年の下柳の最多勝がかかった最終ゲーム。
同点のまま延長10回まで投げぬいた下柳のために全員が一丸となり、
10回裏でサヨナラ勝ちをしたあの試合だ。

今年の最終戦も数々の個人記録がかかっていた。
上園を新人王に近づけるための勝利、久保田の90試合メモリアル登板、
そして球児はセーブ王確定で最多タイとなる46セーブ目。

これらを遂行するには、上園が5回以上を投げてリードを保ち、
久保田を間に挟んで3点差以内で球児にリレーする必要があった。

対するヤクルトも最多勝を確定させ、防御率との二冠を狙うグライシンガー。
さらに激烈な首位打者争いをする青木とラミレスがいる。
特にラミレスは、右打者では初となる200本安打まであと2本。
選手個々のモチベーションは依然高いという、厄介な相手だった。

しかし上園が序盤から気迫満点のピッチングでヤクルト打線を抑えれば、
今岡さんに変態ムランが飛び出したり、桜井のタイムリーに加え、
ヤクルト守備陣のやらかしまで出て、序盤で3点リードを奪ったのだ。
そしてピンチを凌ぎつつ、上園が7回を投げ切った。
余計な中継ぎも使わず、直接久保田につなぎ、そのまま球児が抑えた。
怖いぐらいの完璧な展開で、3つの個人記録を達成。
そこに加えて、赤星の代打ヒットで3割乗せまで果たしてしまう。

チームの雰囲気を例える時、タイガースは「ファミリー的」と言われる。
父親(監督)は、好き勝手に遊ばせてる子供達(選手)を楽しそうに眺めている。
時には子供達と一緒に大はしゃぎしたりもする。
家族全員で盛り上がったり、全員でしょげ返ったり。
そこには浮いた存在というのがほとんどいないのだ。
そんな雰囲気だから、「誰かのため」となれば一致団結するのだろう。
家族的絆で結ばれたタイガースの選手たちからは、「ほのぼの感」
「少し緩い関係」が見えてくる。
そういうところがやっぱり「タイガースらしい」のだ。

家族の幸せのために、一年間過酷な労働に耐えた久保田。
家族の大黒柱として、さまざまなプレッシャーと戦った球児。
本当にありがとう!!



■本日のやらかす賞:上園(4)
局面ごとにパーフェクトな回答!新人王へ前進だ!



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2007年10月4日(木) at 01:43 

このエントリ(記事)へのコメント

お疲れさまでした〜〜 / LARK31

144試合お疲れさまでした^^
勝っても負けても内容の濃い記事ありがとうございます(笑)

あ〜〜球児やばそうな感じやったねぇ・・・ストレート全部シュート回転してたし。。。CSだとやばいよなぁ??

とりあえず、残りのおまけの試合も頑張りましょうw
2007年10月04日(木)   at 22:15

>10/3分お返事 / 本人マーク(認証コメント)Kaleido URL

■LARK31さん
お互いお疲れ様やったね。
実は8回ぐらいからうたた寝状態であんまり覚えてないのよw
球児はまっすぐで空振り取れてたらええんちゃうかなぁ?
ま、たっぷり休養があるんでクラシリではいい投球を見せてくれるでしょう。
2007年10月05日(金)   at 19:25