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新・特捜司法官S−A 1 (麻城ゆう) / からな

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「合成人間が、人間ではないということに、今も変わりはありません」 (p128)

新書館ウイングス文庫。読んだのは8月12〜14日。
『特捜司法官S−A』 から約15年ぶりの新作というから、驚く反面、嬉しさいっぱい。もうお目にかかれないかと思ってました。
だって私はスペードエースが好きなのさ。 彼が出ていなきゃ、私は<JOKER>シリーズを買っていないと断言できる(笑)
だから今回の引用文は、全てスペードエースの台詞からピックアップ♪

このシリーズは「漫画→漫画の外伝の小説」という、珍しい形態をとっています。漫画の<JOKER>シリーズで、主人公・六道リィンが大家さんと見ている人気TV番組「特捜司法官S−A」でS−Aを演じる俳優・秋津秀が、小説では主人公。
「合成人間である特捜司法官しか持つことの許されない銀色の人工眼球を、人間で唯一持つことを許された男」である秋津が、いろんな事件に巻き込まれていく・・・というストーリー。その秋津を守るのが、特捜司法官S−A、スペードエース。つまり「本物の特捜司法官S−A」。

「秋津、もう一度言います。
余計な真似、危険な真似を絶対するんじゃない。協力は要請しましたが、これは本来あなたの仕事ではないのだから」
 (p140)

秋津はスペードエースに親近感と友情を抱いているが、スペードエースは一線を引こうと努めています。
「人間と合成人間にも、友情は成立する」と考えている秋津。
「人間と合成人間は、相容れない」と考えているスペードエース。
本家の<JOKER>シリーズでも、人間のリィンと合成人間のジョーカーの間に恋愛関係は成立していたのですが、スペードエースは二人の邪魔をしてました(笑) (その理由は省略)
そのどちらの思いも分かる、こういう関係が私は好きなのさ。 それを読みたくて、私は今回の新作を手にしたのかもしれない。

「いや、ど素人でもないか。秋津は特捜司法官S−A、僕の偽者だった」 (p202)

個人的好みだが、スペードエースが「秋津」と言うのが、何だか好きなのさ。 「あきつ」という響きが、私は好きなのかもしれない。

ああ、『特捜司法官S−A』 を探し出して、もう一回読み返したいなあ・・・。スペードエースの台詞で、とても好きな台詞があるんだけどなあ。
(去年、引越しした時の荷物の整理が未だに終わってない)

今回の新作では、『特捜司法官S−A』 より五年後の設定になっているのだが、添えられている道原かつみさんのイラストが・・・誰がどう見ても五年は若返ってる。 秋津もスペードエースも若返りすぎや〜! それだけが違和感あります。

今回は書評にも感想にもちっともなっていませんね(苦笑) まあ、いいか。

最後に、本作の読者の誰もが知っていて、誰もが書いていないことを、蛇足を承知で一つ。
「S−A」には「スペードエース」以外にも、あることを示していますね?

「女の子は聞きたいことは聞き逃さないものですよ」 (p215)

2005年8月16日(火) at 22:22