上方の宵 若旦那のお座敷入門

若旦那のblog

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伝説の珍芸 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

新聞に大きく取り上げていただきましたおかげで、
近くのコンビニで「新聞に載ってた方ですね」と言われました。。

さて先日、
お座敷で伝説の珍芸を見ることができました。

南ナンバーワン、文勇(ふみゆう)お姐さんの裏芸で、
すばらしいとは聞いていたのですが、
見るのは初めて。
感心するやら、笑い転げるやら、楽しかったですよ。

屏風を上手に使って、
一人二役、男女の恋模様を見せるんです。

気心の知れた、打ち解けたお座敷で、
地方のお姐さんの伴奏に合わせて見せるものですから、
このところ、なかなか出なかったんです。

お客さまに借りた上着と腕時計で
片手だけ男になって、
上手に抱き寄せてみたり、
男の片手が活躍するんです。

そういえば幇間さんも屏風を使って、
一人二役の色模様をやりますが、
あちらは少々お下劣な内容ですね。。。

文勇さんは、
ちっともいやらしくなく、さらりとしていて、
また見たいと思わせる芸なんです。

外人のお客さんに見せたところ、
あの男性の役をしたい、と言い出して、
一人で両方していることが、なかなか分かってもらえなかったとか。

それだけ、よくできた芸なのですが、
こういうものも伝えていきたいですね。

2005年11月1日(火) at 20:29 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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おまじない / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お変わりございませんか?

先日、テレビを見ておりましたら、
花街を舞台にしたドラマが放送されておりました。
お客さんを呼ぶ、おまじないとして、
四ツ辻に立って、しゃもじで袖の内側に招き入れるようなしぐさをするんです。

見て、へぇ〜、だったものですから、
女将さんに聞いてみると、
大阪にも、そのようなものはあったらしいのですが、
土地の違いか、しゃもじではなかった、とのこと。

このお商売は、信心深い方、えんぎを担ぐ方が多いですね。
うちの家は、あまり言わない方ですけど、
それでも、ありますわ。

 階段に座ったら、お客さんが来んようになる。
 階段にものを置いたら、お客さんが来んようになる。

小さい頃から、やかましく言われましたよ。

画像は、はきものを揃える若旦那。
今日も先客万来!
2005年8月26日(金) at 23:29 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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お久さん / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

伊東深水の画集をめくっておりましたら、
「古曲の人たち」という絵に目がとまりました。

四人の老女が描かれているのですが、
いずれも着物の好みがたいへんに渋いんです。

今、こういう人、見かけなくなったなぁ、と思うと同時に、
こんな人、知ってるわ、誰やったかな?
豊の家のお久さんや!と思い出しました。

豊の家(とよのや)は母がお世話になったお茶屋さんで、
もうなくなりましたけれど、格式のあるお茶屋さんでした。
そこの女将さんが倒れた後を、
ずっと取り仕切っていた仲居頭がお久さんで、
私もなにくれと、かわいがってもらいました。

昔は普段から着物の方も大勢いらっしゃいましたし、
年寄りの普段の着物は地味なものでしたが、
深水画中の四人は河東節、荻江節など古曲の名手ですから、
粋筋と関係のある人たちでしょう。
素人ではない、それも江戸の洗練された好みがよく表現されています。

そんなところで、
江戸と上方は違いますけれど、
お久さんを懐かしく思いました。

どれ、お墓参りに行ってきましょか。
2005年8月8日(月) at 00:16 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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とらとら / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。

先日、
お客さまと「とらとら」をして盛り上がりました。
「とらとら」知ってはります?
開戦の暗号とちがいまっせ、お座敷遊びです。

からだを使って遊ぶ「じゃんけん」ですわ。
屏風のあちらとこちらに二人が立って、スタート!
曲が終わると、
屏風の陰から姿を出して勝敗を決めます。

決まりのジェスチャーで勝敗を決めるのですが、
じゃんけんと同じく三すくみになっております。
 和唐内(やりでつく)
 虎(よつんば)
 お婆さん(杖をつく)
 
和唐内は虎退治をしたという英雄で、虎には強いけれど、母であるお婆さんには弱い。
虎は、お婆さんには強いけど、和唐内には弱い。
お婆さんは、和唐内には強いけど、虎には弱い。

と、それぞれに性格があるんです。
あいこで引き分けたら、もう一回!
負けたら、罰杯でお酒を飲まなければなりません。

さぁ、用意はいいですか?
負けしまへんで(笑)

千里もあるよな
薮の中を
みなさん、のぞいてごろうじませ
金のはちまき、たすき、
和唐内がえんやらやと
とらえしけだものは
とらと〜ら、と〜らとら
とらと〜ら、と〜らとら
とらと〜ら、と〜らとら!

途中、「みなさん、のぞいてごろうじませ」で
両手で眼鏡をつくって、互いに向こう側をのぞきます。

さて結果は?
私の連勝でございました
2005年8月4日(木) at 23:34 / コメント( 0 )/ トラックバック( 1 )
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駒香さん / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お変わりないですか?

駒香さんが亡くならはりましたなぁ。
「駒香さん」いうても、ご存じやない方が多いでしょうね。
大阪の花街、現役で一番おっきいお姐さんですわ。

駒香さんは北新地のお姐さんでしたから、
私は、そんなに馴染みがないんですが、
唄の上手なお姐さんでした。

亡くなった、と聞いて、
駒香さんのテープを供養になるかと聴いていたんです。
そしたら不思議なことに、
ぼんに(私のこと!)いうて、
「上方座敷唄」いうテープをいただきました。

だいぶ前の録音のようで懐かしい名前が並んでいるのですが、
駒香さんも吹き込んでおられました。
「松づくし」
「五段返し」
「わが恋」など

どうぞ安らかにお休みください。
そして、
前にまして大阪の花街が栄えるよう見守ってくださいね。
2005年7月29日(金) at 23:04 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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芸妓さんの本 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?暑いですなぁ。
昼間なにする気も起こりませんので、せっせとプールに通っております。

さて、
和ブームの影響か、
芸妓さんの本が、いろいろと出版されておりますね。
参考にと、
なるたけ目を通しているのですが、
ほんとにご自分で書いたの?と思うものもあれば、
共感できるものも、いろいろです。

そんな中、
お座敷の様子をいつわりなく原寸大で紹介している本に出会いました。
著者と面識はないのですが、
入門書としても適当と思いますので、ご紹介いたします。

『神楽坂芸者が教える 女の作法』 河出書房新社
 夏栄(なつえ)
 聞き書き 岡田喜一郎
 
題に偽りのない、ほどのよい内容と思います。

お客さまにも言われるのですが、
うちの女将さんが書いたら、すごい本ができますよ!!
なんしか「花も嵐もふみこえて」ですから。
出版業界の方、いかがです??
2005年7月21日(木) at 23:19 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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へらへらの神さま / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
今週は大勢さんのお座敷が続きました。
明日はお休み、わ〜い!

さて、
台所で洗い物をしていると、折れたお箸が下がってくるではありませんか。
「いやっ、行儀わるいなぁ」と思って、
女将さんにぶつぶつ言うと、
「それは遊びや」「?」

お箸を「L」の字の形に折って、
唄をうたいながら、竹トンボのように回します。
唄が終わった時、
お箸の先の向いた人がお酒を飲まなければいけない、
というものです。
(なんとも迷惑な。。。)

あぁ、陽気に騒いでたんは、これやったんかいな。
納得!

唄は、

へらへらの神さまは
正直な神さまよ
お酒(ささ)の方へ
おもむきゃれ
おもむきゃれ

「へらへらの神さま」って、どんな神さまでしょうね?
2005年7月9日(土) at 22:24 / コメント( 2 )/ トラックバック( 0 )
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総会から / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
暑い日が続いておりますが、お元気ですか?

今月末は相次いで株主総会が開かれますので、
私どもは忙しい時期なんです。
忙しいといっても、昔のことを思えば、
なんてことないわぁ、のはずですが、疲れました。。
今週は栄養ドリンク手放せませんでした

「たに川」を使って総会をされるお会社もございます。
ほぼ貸切りでされるのですが、That's 宴会!
お酒が出る、出る!!
芸妓さんが踊る、踊る!!
カラオケで唄う、唄う!!

総会ですから、
普通の宴会より儀式性が強いといいますか、
株主さまをおもてなしすることが目的ですから、
より宴会らしい宴会となります。

なにが言いたいかといいますと、
日本の宴会の特徴は、
共同体としてもてなす、という点ではないかと思ったんです。

昨今、共同体の力は弱まっております。
個人意識が強まると、
宴会よりパーティーが好まれるのかなぁ、と
私なりの考察です。

とはいえ、当日はてんてこ舞い!
家中を走り回っておりました。。
2005年6月30日(木) at 19:45 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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オハイセン / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

さて、
先日ある雑誌を読んでいて、びっくり!
日本各地の名料亭を紹介するものだったものですが、
お座敷を紹介する写真に
「卓の上には今や珍しい杯洗がのっていた。」
という文章が添えられておりました。

えっ!お杯洗って、そんなに珍しいの?

Now な Young 向けでもない、
「和」を売りにした雑誌でさえ、こんな風に書かれるのね。。。

お杯洗、ご存じですか?

日本の食習慣には、
お杯やコップのやり取りがあります。

「お流れ頂戴」といって、
目上の方のお杯でお酒をいただいて、お返ししたりと、
お杯やコップが移動するのですが、
その際に、飲み口を浄める水の入った容器を「お杯洗」というんです。

私どもにしてみれば、
宴会には必要なもの、用意するものなのですが、
知名度は決して高くないようで。。

テーブルに水が用意されていて、
飲む人こそ、まだいらっしゃいませんが、
手を洗う人は、いてはります。
(フィンガー・ボウルでは、ないんです。。)

その浄め方は、
お杯でしたら、飲み口を水にくぐらす程度。
コップでしたら、ちょっとしたコツですけど、
手首をきかせると、ゴボッという音とともに、水がコップを巡って、浄めてくれるんです。

これをしますと、お客さま、手品でも見るかのように、
「いま、どないしたん?」
「もう一回やって」と、ちょっとした見せ物ですわ。

2005年6月22日(水) at 18:47 / コメント( 5 )/ トラックバック( 0 )
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お田植えがくれば / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?
急に暑くなったものですから、私、少々ばて気味でした。。

今週、住吉大社で御田植え神事がありました。
神様から早苗を授かる「植女(うえめ)」を例年、南の芸妓が勤めているのですが、
今年は大和屋さんもなくなったし、すんのんかいな?と思っていたら、
ございました。
(御田植えについては、http://blog.kansai.com/megumu/50

この御田植え神事が過ぎると、
私たちは薄物(夏もの着物)を着てもいいことになっております。
いよいよ暑くなりますね

画像は、近くの神社の御手水。
わかるかな?
ウサギさんの口からお水が。
2005年6月19日(日) at 23:54 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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