上方の宵 若旦那のお座敷入門

若旦那のblog

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白生地たずさえて / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

梅雨の晴れ間、
嵐山に出かけてきました。

渡月橋から少し入ったところを訪ねたのですが、
観光客も車も通らず、
不粋な建物、電線もなくて、見えるのは川と山ばかり。
緑がこく、

ここは日本ですか?

と思わずにはいられませんでした。

そんなところへ
なにしに出かけたかといいますと、
お道楽でございます!(笑)

白生地たずさえて、
染め工房を訪ねたのでした。

病膏肓と申しますか、
いよいよ着物屋を飛びこえて、
直接、染め師と相談やら打ち合わせに。

染めって、なんでもできるんですね。
伝統のすごさを感じました。

画像は、
嵐山に住みついた外来種の巨大ねずみ!
山の緑など撮ったんですけれど、保存に失敗。。
唯一、保存できていたのが、このねずみを撮ったもの!

2006年7月23日(日) at 21:19 / コメント( 3 )/ トラックバック( 0 )
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黄櫨染 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
よく降りますねぇ。

出入りの着物屋が白生地を置いていきました。
好きな色に染めますよ、というのですが、
好きな色ねぇ。

好きな色は持っているし、
いい染めでないと飽きがくるだろうし、
返そうか?と思っていると、
ひらめきました☆

黄櫨染(こうろぜん)

波長の違う光のもとでは
異なる色を見せる不思議な染めがあるんです。
蛍光灯の下で、抹茶のような深い緑色
電球の下では、燃え立つような赤茶色という具合に。

古くからある染色で、
その昔は天皇しか着ることを許されなかったそうです。

そうだ、そうだ、
できるかどうかわからないけど、
黄櫨染にしよう!!
と思うと、腰痛も紛れるのでした。。。


2006年7月18日(火) at 23:00 / コメント( 4 )/ トラックバック( 0 )
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木村さんの「きもの」から / 若旦那

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若旦那です。
今日も雨ですな。

梅田大丸へ
風水土のしつらい展」という催しを見に出かけてきました。
様々な分野の
なかなか流通に乗らない手仕事を見せるものですが、
お目当てがありまして、
木村幸夫さんの「ふだんのきものと下着」に興味を持って出かけたのでした。

木村さんは高名な仕立屋さんですが、
仕立てにとどまらず着物そのものに鋭い視線を送られ、
さまざまな試みや提案をされています。

その着物は、上質であると同時に
地に根ざした衣服であるところの力強さを取り戻していて、
また
天然素材でありながら現代に耐えうる強度を与えられており、
すばらしいと思いました。

帰り道、
着物屋が持ってくる着物は、
よくも悪くも洗練されているんだなぁ、と気づきました。
まして、
私どもはお茶屋で、以前は粋を極めた訳ですから、
歌舞伎と同じように、
そこの衣装は華美であったでしょうし、
素朴さやリアルな生活感とは距離を置いた人工的なものなんだなぁ、と
文化的に、どのような位置にあるものか、
勉強になりました。

お茶の世界で「市中の山居」と、よく言いますが、
私が、素朴な着物をきたら、そんな感じになるのでしょうか?う〜む(?_?)
それはともかく、
「風水土のしつらい展」は二十二日まで!

画像は、今日のひょうたん。
目指すは、ひょうたん茂る「市中の山居」?!



2006年5月19日(金) at 10:52 / コメント( 4 )/ トラックバック( 0 )
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平面→平面! / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
よく降りますね。

お願いしていた浴衣があがってきました。
畳紙を開けて眺めていて、はっとしました。

寸法を少し変えてみたんです。

着物って、
寸法を変えても、どんな寸法でも、
畳むと、ぺったんこの長方形になるんですね。

平面裁ちですし、
構造上、当たり前なんですが、
改めて気づけば、不思議〜!

よくできてますねぇ。

2006年5月17日(水) at 23:48 / コメント( 5 )/ トラックバック( 0 )
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おかしな話 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。

今日は着物屋さんがやって来るので、
朝から待ち遠しい。

着物の裏をどうするかなど
いろいろ話をする中で、
強引な商法で知られた大手着物屋が倒産した、
という話になった。
買うまでお客を帰さなかったらしい。

そんな着物屋は無くなった方がいい、と言ったら、
そんなに簡単なものではないらしい。

この着物屋が倒産することで、
取り引きのあった問屋にも連鎖倒産がおこるだろう、とのこと。

強引な商法ではあるが、
実際に売上げをあげていたので、
問屋も商品を納める。
が、
問屋への支払いは非常に遅いため、
未払いの売掛金が相当残っているだろう。

問屋が倒れれば、
さらに織屋や染屋が倒れることに。

そんな話から、

各地の伝統織物は、
軒並み存続の危機であるが、
叩かれて叩かれて
十分な対価を支払われていないそうな。

2006年3月17日(金) at 21:29 / コメント( 6 )/ トラックバック( 0 )
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コレクション西、東 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。

きものの展示会に出かけてきました。

ほんとに気に入るものは、ごく稀ですから、
期待もせずに出かけましたら、
思いがけず散財することになりました。。

毎度聞かされるのが、
「機屋が二軒しかないようになってしまいました」
「もう、そうそう出会えませんで」などなど、

着物好きを堕とす常套句ではありますが、
実際、状況は切実です。

いい織物、
中途半ではなく、ほんとにいいものに、
なかなかお目にかかれない。
あるところに行けば、あるのかもしれませんが。

こういうものにお金を出す、という文化が弱ってきているんですね。

家に戻ると、
06 S/S Paris オートクチュールコレクションが放送されていました。
ある老舗メゾンがストリート系のデザイナーを主任デザイナーに迎えたとのこと。
見るからに素晴らしい素材を使っていますが、
デザイン自体は、アバンギャルド。

古くからの顧客は、目をそむけるかもしれないが、
若い富裕層の支持を得るでしょうと、
映像にかぶせられたジャーナリストのコメントが、
なるほどね、と印象に残ります。

2006年2月19日(日) at 20:32 / コメント( 2 )/ トラックバック( 0 )
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花魁の引越し、または夜逃げ? / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

一人で着れますけど、
着物は着せてもらった方が着崩れしませんし、
きれいに着れますよね。

今日は撮影だ、遠出だ、
気が張る、という時は、
女将さんに着せてもらっております。

狭い家ですが、
私は支度部屋、女将さんはお帳場など、
離れているときは、
移動しなければなりません。

一式持っていくのは大変ですから、
長襦袢を着て、着物を羽織り、
帯や腰紐、上っ張りなどを抱えて移動するのですが、
男の着物も腰紐で結わえなければ、
裾を引いてしまいます。

階段など、つい褄をとってしまうのですが
(こういう家に育ったからか?)、

荷物抱えて、
なんだか花魁の夜逃げか引越しみたいやねぇ、

と笑ってしまいました。

2006年2月2日(木) at 23:41 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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成人の日 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お変わりございませんでしょうか?

昨日は成人の日だったんですね。
なんで休日?と思っておりました。。

成人の日といえば、
亡くなった父が祝いに着物を作ってくれました。

私には過ぎた贅沢な着物なのですが、
値打ちが分からず普段に着て、
家のものに「もったいない」とよく言われたものです。

この頃、値打ちが少し分かってまいりました。
この着物を身につけると、
不思議と、どこでも臆さず、負けずにいられるように思うのです。

気がついたのはお茶のお稽古のときでしたか、
古いお家でしたから、
部屋の隅に、家の精とでもいうのか、
歴史が息をひそめて、じっとこちらを見ているような気がして、
なんだか恐く、落ち着かなかったのですが、
ある時、そのようなことを感じなかったことがありました。

思い返して、
着物か、と思い至ったのでした。

馬子にも衣装といいますが、
それだけではないように思います。
もう少し不思議な力があるような。
2006年1月10日(火) at 21:33 / コメント( 3 )/ トラックバック( 0 )
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06 S/S Paris Collection / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お変わりございませんか?

来年の春夏パリ・プレタポルテ・コレクションを見ましたら、
『LANVIN』のコレクションが興味深く、印象に残りました。

非常に構築的で、
仕上がりのいい服であることが見て取れたのですが、
今回のテーマは「Geisha」であり「Kimono」なのだとか。

言われてみれば、
帯のようなサッシュがあしらわれていたり、
帯結びの貝の口に結ばれたリボンが胸元を飾っていたり、するのですが、
ふと、
これは「きもの」と呼べるだろうか?
と考えてしまいました。

あくまで次のシーズンの『LANVIN』の服として作られ、
「Kimono」は、そこに落とし込まれているのですが、
「きもの」を、現在の世界に流通する衣服にしようと思えば、
このレベルにまで解体するなり、脱構築しないといけない、か?

このレベルにまで解体された「Kimono」は「きもの」か?

伝統に携わるものとして、
一生かけて答えていく問題でしょうね。

『LANVIN』の好調を感じますし、
映画『SAYURI』も公開されて、ゲイシャブームが来るかな?
2005年12月19日(月) at 23:31 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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京都にて その2 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お変りございませんか?

先日、でかけた展示会で、いい出会いがありまして、
着物を一つ作ってもらうことにいたしました。
私としましては初めてになる染めの着物です。

さすが京都は本場だけあって、
染めに優れておりますね。
絹が妖しくひかって、「蠱惑的」とは、こういうものか、と思いました。

私が選んだのは、
男物ですから、そんな色っぽいものではございませんが、
後染めの紬で、
底に色気のある気のきいた色をしているんです。
2005年9月27日(火) at 23:06 / コメント( 2 )/ トラックバック( 0 )
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