上方の宵 若旦那のお座敷入門

若旦那のblog

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下駄から / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?
私は、すっかり元気になりまして、再びプールに通っております(久しぶりだと、しんどいですなぁ)。。

雨の日が多いですね。
雨降りでも着物で出かけなければいけない時が、あります。
そんな時は下駄をはいてお出かけなのですが、
下駄で町を歩くといろんなことに気づかされます。

路面が固い!

普段意識しませんけど、町中はものの見事に鋪装されていて、
人が歩くところで、土のところなんて、まずないでしょう。
車が通るには、それでいいんでしょうけど、
下駄だと、上手に歩かないと、膝が痛くなります。

ちょっとショックでした。
すっかり自然と離れた人工的な世界ができ上がってるんですね。

下駄は、もっと地面が柔らかかった時代の履物ですわ。

大げさかもしれませんが、
人の心情もかわるでしょうし、
固く覆われた世界が生きよいか?と思いました。

画像は、肩をもんでもらう女将さん。

2005年9月7日(水) at 16:12 

足袋 / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

以前、エルマガジンの取材で足袋屋さんを訪れた際、
お仕舞い用にと思って、
しわの出ない、ぴったりあう足袋をみてもらったんです。

足袋屋さんが出してきた足袋を試してみると、
足を入れただけでも、きつく感じられて、
「こんなきついのん、いややわぁ」
「そやけど、あんたの足には、これがぴったりなんやで」

いただいたものの箪笥に入れたまんま、
はかずにおいていたのですが、
お能の会も近くなってきたので、どれ、とはいてみたのです。

意外や意外、
こんなん何分も座ってられへんで、と思っていたのですが、
座っていても、きつく思いません。
むしろ楽?あれ?

こんな形、こんな大きさだったんだぁ、
白く浮かび上がった我が足を初めて見るように眺めました。

私の足は、足周りが足長よりも小さい細形。
造形的に美しいが、繊細な人が多いのだとか。

いやぁ、足袋は足袋屋ですな。

2005年4月14日(木) at 20:16 

らっぷ仕立て / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
すっかりご無沙汰してしまいました。
お変わりありませんか?

さぼり癖がついた訳ではありませんよ、
おかげさまで忙しくしております。

さて、
このところキモノ関連の本が次々と出版されていますね。
男性の着物も盛り上がればいいなぁ、と思うのですが、
本は知りたいことほど教えてくれなかったりするんですよ。

袴についての記述など物足りなさを覚えます。

「らっぷ仕立て」ってご存じでしょうか?

袴は襞をとっておりますね、
襞をとって縫い止めておりませんから、座ると広がるんです。
手が空いていたら、沿わせて押さえることもできますが、
ふさがっていたら、そうはいきません。
ぶさいくだなぁ、とかねがね思っていたんです。

舞台に立つ人はどうしているんだろう??
踊りで鍛えてるから身ごなしが違うのか??

など、思っておりましたら、
襞を縫い止めてあるんですね!(^_^)

聞けば、な〜んだ、なのですが、
そんな袴があるなんて知らなんだがな。

襞の一部が縫い止められて広がらない仕立てを「らっぷ仕立て」と呼ぶそうです。
(どんな字をあてるのか?語源は??)
そして、
この「らっぷ仕立て」という呼び方は関西のものらしく、
東京では同じものを「仕舞い袴」と呼ぶのだとか。
今日、着物屋が電話で教えてくれました。。

私も初めて聞いたときは、なんのことか分からず、
外国の言葉(「Rap」?)かと思いました。

着物屋が言うには、
同じ「らっぷ仕立て」でも能の流儀によって少しずつ違うのだとか。
袴といえども、多様ですなぁ。
2005年1月26日(水) at 22:46 

きもの / 若旦那

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こんばんは、若旦那です。
お変わりないでしょうか?
私、ようやく首が回るようになってきました。
って借金じゃないですよ!

お風呂でゆっくり温まったら、
ほぐれたようで、随分、楽になりました。

こんな時は湯上がりに服なんて着たくないですね。
きもの、きもの〜♪(「お魚天国」のメロディーで)

きものに袖を通すと楽ですよぉ!

と、言ったところで皮膚感覚ですし、
実際に着ないことには、わからないものですが、
今日は着物についてお話ししましょうか。

人間にとって最初の衣服、始源的な衣服って、なんでしょうね?

イチジクの葉?獣の皮?

私は赤ちゃんの「おくるみ」ではないかと思っています。

洋の東西を問わず、赤ん坊は布にくるまれますでしょう。
顔だけ出して。
多分、それが一番、気持ちいいのだろうし、落ち着くからだと思います。

生まれ落ちた赤ん坊は、
母親との一体感を奪われ、
寄る辺なさに戸惑い、不安を覚え、泣き叫ぶことでしょう。

泣き止むよう、
表れているのは顔ばかりになるまで布でくるんで、
それでも足りぬとばかりに抱きかかえます。

泣く子供をあやすのにやっきになったり、
子供の泣き声がかんに障るのは、
大人になって忘れたはずの寄る辺のなさを思い出すからかもしれません。

でも、決して忘れた訳ではないと思います。
なにより夜、眠る時、布にくるまって休みますでしょう。

布は、母体の代わりでしょうか?
包まれることで、落ち着き、安心して眠りに落ちていきます。

着物は、この感覚、布に包まれる感覚を多分に残しています。
その構造は、肢体を布でくるんでいるだけですし、
その昔、着物を脱げば、それがそのまま布団になりました。

身体を包むべく立ち上がった「おくるみ」、
着物について、よくそんなことを思います。
2005年1月19日(水) at 23:54 

洗えるキモノ / 若旦那

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こんばんは、若旦那です
お変わりないですか?

若旦那は昨日プールの初心者水泳コースに参加したのはいいんですが、
頑張り過ぎたみたいで、しんど〜い。。。

さて、プールに行く前に、
洗える着物の展示会に出かけてきました。
洗える着物って、ご存じですか?
ポリエステルでできた洗濯機で洗える着物のことです。

洋服の世界ではポリエステルって、ごくごく当たり前の素材の一つで、
着ていたところで珍しくもなんともないですが、
着物の世界ではいまだに絹神話が根強く、
ポリエステルを一段下に見る風潮があります。

若旦那も、さるお茶会で洗える半襟(はんえり。襦袢の襟のこと、肌に直接ふれる)をつけていたら、
「まぁ、ポリでございますか!ポリ!!」とおばさまに大きな声で言われて、
げんなりしたことがあります

洗える着物というと、着物量販店の軒先に吊り下げで売られている「安かろう悪かろう」品という印象が強いんでしょうか?
洗える着物といってもピンからキリまであって、
吊り下げから、見た目、手触りともに正絹と変わらない、反物から仕立てるものまで色々あるんですよ。

若旦那も着ますが、
業界はそれ以上に、きもののヘビーユーザーであると同時に、
飲食のお世話をしますから、いつも清潔なものを身につけていなければいけません。
ワイシャツと同じで、特に長襦袢(着物と肌着の間に着る、洋服でいえば、やはりワイシャツか?)の襟と袖口は気をつかいます。
洗える着物は重宝するんですよ。

この頃の着物ブーム、
着物初心者こそ気軽に着れる洗える着物と思いますが、
いかがです?

今日の画像は、シャンソン歌手でドラッグクイーンのシモーヌ深雪さんと。
若旦那は、どこでも気軽に着物でお出かけ。
シモーヌ深雪さんのリサイタルにて、
半襟は文中でふれた曰くつきのもの?!

2004年10月24日(日) at 23:03