上方の宵 若旦那のお座敷入門

若旦那のblog

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年の瀬や / 若旦那

日記・その他 > 若旦那日記
こんばんは、若旦那です。
2005年の大晦日いかがお過ごしです?
島之内は静かですよぉ。

静けさの中、
2005年を振り返ってみますと、
ブログに「出演・登場」というカテゴリを作ったのですが、
あちこちからお声をかけていただきまして、
ほんと、あちこち「出演・登場」させていただいたなぁ、と感慨がございます。

出ていくと、
世間の方は、若旦那としての私を求めますから、
私にとりましても勉強になります。

一方、
このブログを見ていたお嬢さんが
芸妓さんになりたいと、
「たに川」から芸妓デビューをいたしました。

花街を取り巻く状況には厳しいものがございますが、
一歩一歩、よくしていきますよぉ!

2006年、より大きく羽ばたくことを夢見て。
どちらさまも、どうぞ良い年をお迎えください。
2005年12月31日(土) at 21:39 

手さぐりで / 若旦那

日記・その他 > おけいこ日記
こんばんは、若旦那です。
お変わりございませんか?

「たに川」は昨夜、今年最後のお客さまをお迎えして、
今日からお休みなのですが、
銀行廻りやら掃除やら、なんだか忙しかったですよ。

忙しい日でも、
このところ毎日お三味線に向かうようにしてるんです。

地方のお姐さんに
「毎日、一時間でも二時間でもお稽古せなあきません」と言われていたり、
お三味線の先生が、こわ〜い先生(!)ということもあって、
向かうようにしていたのですが、
お稽古すればしただけ、
ほんのすこ〜し弾けるようになるのが嬉しいんです。

最初は「どないしたらええのん??」と途方に暮れていたのですが、
おかげさまで、ほんの少し慣れたかな?

ピアノは押せば、その音が出るけど、
お三味線は弦を調弦するところから始めます。

ギターは、弦を押さえる目印がついてあるし、
指先を見ながら弾きますし、
そうすることが許されておりますが、
お三味線には見当となる目印がないですし、
見て弾くものではないんです!

闇の中、手探りで音を探し出す、ような感じでしょうか?
2005年12月30日(金) at 23:56 

夕暮れに / 若旦那

HOME > お座敷あれこれ
こんばんは、若旦那です。
お元気ですか?

今日のサンケイ新聞夕刊は御覧いただけましたでしょうか?
女将さんと直鶴さんの写真がいい感じに載っております。
この場を借りまして、関係各位に御礼申し上げます。

直鶴さんですが、
お客さまの前で初めて舞を披露いたしました。

直鶴さんが初めてお座敷に出た日にいらしたお客さまが
先日、再びお見えくださいまして、
「頑張ってるか?」
「舞を一番あげたんやったら、舞うてみぃ」ということになったんです。

決まった途端、
直鶴さん、地方のお姐さん、女将さん、私が控え室に集合!
三人がかりで、段取りの確認やらダメだしやら。

季節はずれですけれど、
レパートリーがそれしかありませんから「夕暮れ」を披露。
本人もさることながら
周りの方が緊張したかもしれません。

でもね、
出たての芸妓さんが一生懸命、舞えば、
お客さまは満足してくださるもので、
喜んでくださいましたよ。
2005年12月26日(月) at 22:34 

26日のサンケイ新聞に / 若旦那

HOME > 出演・登場
若旦那です。

お知らせします。

二十六日の月曜日、産經新聞夕刊に
直鶴さんと「たに川」女将さんが登場します。

連載コラム「心ブラしましょ」で
心斎橋と南の芸妓ということで取り上げてくださいました。

掲載は大阪版だけかもしれません。

どうぞお楽しみに!
2005年12月23日(金) at 14:59 

当世御披露目事情 / 若旦那

HOME > お座敷あれこれ
こんばんは、若旦那です。

新しく直鶴さんが出たこともあり、
芸妓さんになりたいとお問い合わせをいただきます。
そこで、
「たに川」流と申しますか、当世お披露目事情をご紹介します。

見習い期間を経て、
屋形の主が「芸妓に出してもよい」と判断すれば、
芸妓さんお披露目ということになります。

伝統に従えば、
島田髷に結い、
白粉を塗り、紅を引き、黒紋付の裾引きに正装し、
「この度、○○から出ました△△でございます」と、
お茶屋を一軒、一軒まわるのですが、

南の場合、
今やお茶屋は「たに川」だけですから、
まわるところがありません。

料亭に挨拶に行くことも考えましたが、
これは花街の習慣でして、筋が違うことになります。

という訳で、
地味ではありますが、
「たに川」で祝うだけになりました。

伝統の放棄といえば、そうですけれど、
昔通りにやろうと思えば、
かつら、着物、帯、配りものなど、
全て芸妓の負担となります。

毎日、次から次へ回らなければいけないほどお座敷があれば、
負担も軽いといえますが、
残念ながら、今はそういう状況ではございません。

衣装のため、
借金のために働かせる、働くでは、
続かないでしょうし、
お互い不幸せだと思います。

という訳で、
なるたけ負担にならない形で始めることにいたしました。

その代わり、
これが現代のお披露目と、
メディアの取材を受けております。

テレビに続いて、
来週は新聞で紹介されますよ!!
2005年12月21日(水) at 16:04 

06 S/S Paris Collection / 若旦那

日記・その他 > きもの日記
こんばんは、若旦那です。
お変わりございませんか?

来年の春夏パリ・プレタポルテ・コレクションを見ましたら、
『LANVIN』のコレクションが興味深く、印象に残りました。

非常に構築的で、
仕上がりのいい服であることが見て取れたのですが、
今回のテーマは「Geisha」であり「Kimono」なのだとか。

言われてみれば、
帯のようなサッシュがあしらわれていたり、
帯結びの貝の口に結ばれたリボンが胸元を飾っていたり、するのですが、
ふと、
これは「きもの」と呼べるだろうか?
と考えてしまいました。

あくまで次のシーズンの『LANVIN』の服として作られ、
「Kimono」は、そこに落とし込まれているのですが、
「きもの」を、現在の世界に流通する衣服にしようと思えば、
このレベルにまで解体するなり、脱構築しないといけない、か?

このレベルにまで解体された「Kimono」は「きもの」か?

伝統に携わるものとして、
一生かけて答えていく問題でしょうね。

『LANVIN』の好調を感じますし、
映画『SAYURI』も公開されて、ゲイシャブームが来るかな?
2005年12月19日(月) at 23:31 

19日のNHKで / 若旦那

HOME > 出演・登場
ひゃー、寒いですねぇ!
若旦那です。

直鶴さんへの取材も一段落、
落ち着きました。

さっそくですが、
明日、19日の月曜日、午後五時から
NHK総合(2ch)の情報番組「ニュース1番」で
直鶴さんが紹介されます。

関西ローカルですけれど、
どうぞご覧くださいね!
2005年12月18日(日) at 14:56 

芸妓さんへプレゼント / 若旦那

HOME > お座敷 Q&A
こんばんは、若旦那です。
寒い日が続きますねぇ、
お変わりございませんか?

久しぶりに
50歳未満歓迎!若旦那のお座敷Q&A
寄せられた質問に若旦那が答えます。

先日来、
直鶴さんへの取材が続いているのですが、
取材にいらした編集者の方から質問を受けました。

Q.芸妓さんへプレゼントをしたいのですが、どのようなものがよいでしょうか?

A.帯揚げ、帯締めはいかがでしょう。

「芸妓さんを私も応援したい!」とおっしゃって下さいまして、
「なにがいいか?」と相談を受けたんです。

値の張るところで、
着物、帯、かつら(注:芸妓さんの鬘はオートクチュールで高いんです!)
など、ありますけれど、
こちらも気をつかいますので、

「帯揚げや帯締めは、いかがでしょう」

と、ご提案さしあげました。

帯揚げや帯締めは、数がいるものですし、
いただいて、かさばるものではございませんから、
もらって、うれしい
贈って、喜ばれるアイテムなんですよ。

2005年12月16日(金) at 18:27 

テレビに出ます! / 若旦那

HOME > 出演・登場
こんばんは、若旦那です。
お変わりございませんか?

「たに川」では直鶴さんに取材が来ております。

南に久しぶりに若い芸妓さんが、
ブログを見てやって来た。

ということで、
NHKのニュースで取り上げてくださることになりました!

髪結さんや舞の稽古、
仕度の様子に、出を待つところなど、
芸妓さんの一日を
取り巻く人ともども紹介されるようです。

偽りのないお茶屋の様子をご紹介することで、
広くご理解いただきたいですし、
直鶴に続く芸妓が出れば、と願っております。

放送日などおってお知らせいたします。
お楽しみに!

2005年12月10日(土) at 20:28 

『ボレロ』、言葉が沈黙した先の / 若旦那

日記・その他 > かんげき日記
若旦那です。

先日、中之島のフェスティバルホールへ
バレエを見に行ってまいりました。

シルヴィ・ギエムがこの公演を最後にモダンバレエの傑作『ボレロ』を
レパートリーから外すのだとか。
歌舞伎でいうところの「一世一代」ですね。

長らくバレエのトップスターであり続け、
「世界最強の美女」(?)とうたわれた人ですが、
今、自ら次々とレパートリーに幕を下ろしています。

もちろん、これからも踊ることは続けるでしょうけれど、
レパートリーが大きく変わっていくのは事実で、
時の移ろいや、人の儚さ、を思わされますね。

決して上り調子ではない彼女を、
ファンの一人として見たいような見たくないような。
行かないつもりにしていたのですが、
先にみた友人から「女房を質に入れてでも行くように!」と
電話がかかってきましたので。

見れば、
やはりすごいものでした。
お稽古を積めば、こんな風に踊れるものでしょうか?
よくコントロールされていて、
無駄がなく、かつ豊かな動き。
彼女の円熟を思わずにいられませんでした。

『ボレロ』は
近代的な舞台照明が使われていますが、
舞踊の根源をのぞくような、非常に力強い作品です。


2005年12月8日(木) at 13:06