上方の宵 若旦那のお座敷入門

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そもそも、お茶屋の始まりは / 若旦那

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また台風ですね
いかがお過ごしですか?若旦那です。

なぜ、お茶屋を「お茶屋」と呼ぶのか?という質問をちょうだいしました。

たしかに、そうですわなぁ。

そもそもお茶屋の始まりは、
それは料理屋の始まりでもありますが、
寺社の参拝客相手に安い値段でお茶を売っていた
その名も「一服一銭」と呼ばれる商売と言われております。

寺社の門前にお茶道具を持ち出して、
夕方には引っ込めるという簡単な商売だったものが、
やがて蓆がけになり、小屋がけの茶屋になり、
女性が給仕するようになれば、
酒食も出すようになりますわな。

大きくなるにつれ、専門化も進んで、
芸妓さんと遊ぶお茶屋、
料理を出す料理屋へと進化していったのではないでしょうか?
今でも料理屋とお茶屋は持ちつ持たれつ、仲良しですわ。

京都の祇園一帯は、現在も料理屋、お茶屋が数多く集まっておりますが、
あれこそ、その典型で八坂神社や清水寺への参詣客相手が起源でしょうね。

茶屋と名がつく商売は、
他にも芝居茶屋、相撲茶屋がありますが、
これらにしましても、
そもそもは芝居や相撲を見にくる客相手にお茶をさしあげていたものが、
なにかと便宜を図るようになっていったのではないでしょうか?

その遥か昔の名残でしょうか、
今でもお座敷にお通りになったお客さまには、
まず香煎をさしあげるんですよ。

という訳で、今日の画像は「お茶とおしぼり」
まず最初のおもてなし
2004年10月19日(火) at 14:17 

このエントリ(記事)へのコメント

香煎 / 沢田眉香子 URL

いぜん、料亭で「香煎」がでてきて、目を白黒させて飲んだことがあります。
あれは謎のドリンクですね。成分は何なんでしょう?
祇園に売ってたので買いましたが、家で飲んでもまったくあのおごそかな気分が出ませんでした。
2004年10月19日(火)   at 14:48

香煎? / 山本裕之

祇園町の起源でお茶屋については読んだことがありますが、「香煎」と言うのはどんなものなんでしょう?
昆布茶みたいな緑茶とは違うものなんでしょうか?
茶道は堀内議司男さんの著書で少し知ることができました。灰が大切なんだそうですね。若旦那のお話はとても興味があります。僕は最近、舞にも興味をもって祇園町のお師匠さんの会を見させてもらってます。こちらは能楽と一体の財団にしてはりますから、ポスターも目に入り、「男が舞うなら仕舞か〜」と、いつもの頭に虫をわかしています。(笑)是非、香煎と茶道と仕舞のお話をできましたらお願いします。
2004年10月19日(火)   at 15:10

応えになりますかしら、 / 谷川恵 URL

堀内議司男さんは『男子の茶の湯ことはじめ』を書かれた人ですね。
私も読みましたよ。

香煎ですか、
白湯に香りをつけたもののことです。
それではあんまり愛想なし、ということで、
うちでは梅昆布茶を出すことが多いですね。

お正月には、
梅と結び昆布を入れた大福茶を、
春やおめでたい時には、
桜の花を浮かべる桜湯もだしますよ。

京都には香煎屋さんって、あるんですよ
2004年10月20日(水)   at 23:09