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おかしな話 その二 / 若旦那

日記・その他 > 若旦那日記
こんばんは、若旦那です。
四月になりましたね。お変わりございませんか?

お三味線のお稽古で、
先生が、お願いがあるんだけれど、とおっしゃるので、
なんでしょう?と伺ってみれば、
なんともおかしなお話でした。。。

ようやく教育の場でも、
日本の伝統に接する機会を作ろうと、
着物をきたり、邦楽器にふれるようになってきた矢先、
なんと
美術や音楽といった芸術系の授業を現在の必修から選択制にして
授業時間を減らそうという動きがあるのだそうです。

ゆとり教育の弊害として
学力の低下を指摘されているため、
芸術の時間を減らして、
代わりに算数や英語の時間を増やすのだとか。

情けないお話ではありませんか。

ゆとり教育を標榜しながら、
以前にまして、ゆとりのない教育へと向かっているのもおかしいですが、
未来を託す人間形成の場から
芸術を減らせばよいとする考え方が信じられません。

算数や英語の成績が上がった先に
何があるのでしょう?

先生のお願いは、
そうならないよう文科省に提出する意見書を書いてほしい、
というものでした。

環境破壊によって、種の多様性が失われますが、
文化においても同じ事態が進行しているようです。


人間が浄化され、全てが浄化され、
社会的感染や細菌の感染に終止符が打たれたとき、
死ぬほど清潔で、洗練された宇宙には、
悲しみのウイルスしか残らないだろう。


画像は先日の大阪歴史博物館の公演から。
2006年4月1日(土) at 23:43 

このエントリ(記事)へのコメント

激しく同意!! / MASA

激しく同意!!

算数国語ができたから、ってなにになるんでしょう??
生き方をおしえるのが 学校じゃなかったですか??

芸術、もしくは 「日本」そのものを教える授業がもっとあってもいいと思います!!

算数国語ができても、国際人として、日本をなにもしらない
いきかたもわからない アンドロイドばっかりつくっても意味がないと思われ・・・・
2006年04月02日(日)   at 0:32

短絡的なのかな? / I

阪大○学のIです。
先日お邪魔してから、たびたびこちらをのぞいています。

小学生に英語を教えても仕方ありませんよね。
外国語力のもとになるのは母国語の力であり、
「国際人」や「教養人」をつくるのは文化を理解する力です。
人間形成の場で、芸術を、国語やその他の教科と関連させて
教えようという意見が出てこない状況は変ですよ。
文科省やそれに追随する人たちは、芸術を単なる情操教育と考えている点で、すでに視野がせまいですね。

受験競争が過熱すると「ゆとり」といい、
「学力低下」が指摘されると「不要な」教科を削る。
要するに、教育についてしっかり考えている人がいないんでしょう・・・。
2006年04月02日(日)   at 0:47

音楽芸術歴史伝統 / 雪月花

ほんとに悲しいことですね。
ボクはようやくこの年になりまして、
日本の伝統や歴史に興味がでてきました。
小さい頃からそんなモノにもっと触れる機会があれば
ボクの人生ももう少し豊かになっていたような気がいたします。
同じ事が音楽や芸術にも言えますね。

2006年04月02日(日)   at 0:50

こんにちは / 政雪

先日はありがとうございました。演奏会はいかがでしたか?また話聞かせてくださいね
先生からのお願いは私の中でも切実に思うことでした。
「ゆとり教育」の結果が学力低下を生んで、だからといって取って付けたように算数や英語の教科を増やして、人間形成の過程で重要な情緒教育を減らす・・その先に何が生まれるのでしょうか・・。本当に子供達のことを、日本のことを考えてくれているのでしょうか・・。
悲しい現実です・・。
2006年04月02日(日)   at 11:57

何と! / Rose

若旦那様
芸術の時間を減らす!ですかっ!!
個人的には、感性豊かな子供にこそ、世界一流の美術・芸能・音楽にふれてもらうことが必要だと思いますので、何ということだろうと
思います。

それに「算数や英語」をどのように教えるつもりなのでしょう?
特に英語など、国語と同じで話す内容がなければいくら英語ができても仕方なく、なまじ英語ができるために、日本人の無知加減を世界に自ら宣伝することにもなりかねないじゃありませんか。

真に素晴らしいものを感動する心は文化や肌の色に関係なく、芸術はまさに世界共通語だと思いますのに。

何という短絡的な意見なのでしょう。
子供たちの将来に直接関わる学校教育が後ろ向きに進んでいるようで暗い気持ちになります。
なんとかできないものでしょうか...
2006年04月02日(日)   at 19:26

ほんとうに。 / 百太郎

今の子供たちはかわいそうですね。今に限らないのかもしれませんが、お役人達の気まぐれで授業時間を増やされたり減らされたり・・・確固たる方針もないまま、現場に携わることもないままに大事な決定をしてしまう。振り回されている子供たちが何よりかわいそうです。
2006年04月02日(日)   at 20:51

願ってます。 / 本人マーク(認証コメント)若旦那 URL

多くのコメントありがとうございます。

芸術系の授業が実際に削減されましたら、
芸術は無駄なものである、
効率を上げるために、効率的でないものは排除したらよい、
という考え方を、
無言のうちに子供たちに与えることになると思われます。

効率を重視する考え方が勢いを増しておりますが、
行き過ぎては誤ります。

自分とは異なる他者を受け入れる、
多様な在り方を認める。
そのような寛容な心を養ってほしい、と願っております。
2006年04月02日(日)   at 23:41

うーん。 / るな

仕方ないのかも知れません…。
かなしい事ですが、学歴社会の今現在ではどうしてもそう、なるざえないのかも知れません。
実際、芸術等は興味のある奴がすればいい等と言ってる人がいますから…。
はなしが違ってすみません…。
2006年04月03日(月)   at 0:26

悲しいですね / 梨緒

私はゆとり教育が始まった頃の世代かと思いますが
それでももっと小学生の頃に音楽・芸術・工芸等
日本の文化を広く知り、触れたかったと思っています
大学まではあらゆる職業や心の向かう選択肢を
広く与えるのが大切なのではないかと思うのですが・・・
「病んだ人間」が様々に問題になる昨今
さらに心の薄い人間を工場のように生産するようなことを
考えつく人間がこの国を動かしているのだと思うと
悲しさを越えて恐ろしくもあります
こんなにもこのことを憂う人々がここには沢山いるのに・・・
そういえばかつて私が大学の国文科に進む折り、友人に
「国文科って一番役にたたへんやん。出たらなにになるの?」
と言われ悲しい思いをしたことを思い出しました
あの時、私がきちんと説明できていればこんな短絡的な
考えを持つ人を一人減らすことができたのかもしれません
2006年04月03日(月)   at 1:02

FRAGILE / 本人マーク(認証コメント)若旦那 URL

コメントありがとうございます。
うれしく拝見いたしました。

芸術の意義や価値って、なんでしょうね?
この頃、
Fragilityとでも云うものかな、と思っております。

fragility/壊れやすさ、もろさ、はかなさ、虚弱

先日、滋賀にあるMIHO MUSEUMというところに
出かけてきました。
そこで風に揺れる秋草を描いた屏風を見て、
泣きそうになりました。

なんて、はかないんだろう。

その瞬間、少し飛躍しますが、
私も秋草と同じく自然の一部であり、
同じく、はかない命を生きていることに震えました。

現代、町中で暮らしていると忘れてしまいますが、
人もfragileであることを、
芸術は思い出させる力を持っていると思います。

強いからいいのではなく、
むしろ
弱いからいいのでは、ないでしょうか。
2006年04月03日(月)   at 22:21

度々失礼します / 梨緒

度々の書込失礼します
ふと思いましたのでもう一言だけ・・・

芸術もその他の受験教科も同じだと思うのです
数学者には数式をなにより美しいと感じる方もおられると聞きます
又、カビに神秘と美しさを感じる方もおられると思います
芸能も芸術も、科学、数学、文学・・・等々
そのものの意義や価値はそれ自体によって決まるものではないのです
それらにむかう人の姿勢や心が価値を生み出すのではないでしょうか
芸術の本質が儚いか否かはわかりませんが
芸術も他の学問も、人も自然も、形あるものもそうでないものも
全て人の心を強く引きつける力はおしなべて持っていると思うのです
だからこそ限りない可能性から何かを見つける力と選ぶ力
そしてそれをものにする力を導いてほしいのです
子供への教育の場はそういうところであって欲しいと願います

本当は数字や目に見える物はすべてとても儚いのです
実は目に見えないものや芸術が一番強いのかもしれませんよ
言の葉は儚くもあり、また強くもあり・・・でしょうか

(ずいぶんとりとめのないことをつたない文で失礼しました)
2006年04月04日(火)   at 1:22

ぜひ / 本人マーク(認証コメント)若旦那 URL

梨緒さん、
コメントありがとうございます。

少しでも多くの人が芸術の価値や教育の意義について
考えるきっかけになればと思って、
「おかしな話」と題して文章をあげてみました。

解答を与えるのが非常に難しい問題です。
だからといって、
捨ておけない問題です。

ご意見を頂戴して、光栄に思います。
ぜひ、お友達やご家族とも話し合ってみてください。

きっといい思い出になりますよ。
2006年04月06日(木)   at 18:10