芸妓さんのお名前は? / 若旦那
HOME > 若旦那のお座敷入門
さて、
芸妓さんになりますには、芸名を考えなければいけません。
芸妓さんの名前について、ご存じですか?
芸妓さんの名前ですが、まず「芸名」と申しまして「源氏名」とは申しません。今では水商売一般に広く使われておりますが、「源氏名」というのは、お女郎さんの名前を指していう言葉なんです。
そして、この芸名ですが、
「豆づる」「菊二三(きくふみ)」「小楽(こらく)」など、
お客さまに覚えてもらうよう、耳に残るよう、
縁起のよい、かわいらしい、音や字を当てたものが多うございます。
氏名でいえば、名前だけしかないように思えますが、実は芸妓さんの氏名のようなもので、名前を見れば、どこのお茶屋さんの妓か?だれの妹になるのか?など分かるように出来ているんです。
例えば、私ども「たに川」から出た芸妓さんは名前に「鶴」が入ります。
豆鶴(まめづる)、千鶴(ちづる)、百々鶴(ももづる)、ひな鶴(ひなづる)など。
という訳で、花街の人やお馴染みのお客さまは名前を聞いただけで、たに川さんとこの妓やな、と分かる訳です。
また、誰か先輩の芸妓さんの妹分として芸妓さんに出る場合、先輩の芸妓さんの一字をもらって名前とします。例えば、尚子さんの妹として芸妓さんに出たならば、「尚鈴(なおすず)」「尚ゆき」など「尚」の字をもらいますので、同じように名前を聞くと、尚子さんの妹であることが分かります。
姉になる芸妓は、妹になる芸妓を、なにかと引き立て世話することになります。
この頃では、姉さんなしで芸妓さんに出る人も増えました。昔気質はウエットなんでしょうか?
芸妓さんは女将さんを「おかあさん」と呼び、先輩の芸妓さんを「おねえさん」と呼びます。疑似家族ですね。昔は口減らしに親元を離れて芸妓さんになる人も多かったのですから、その響きは、切実なものだったでしょう。
「たに川」から次に芸妓さんが出るときは「てこ鶴」かなぁ?なんて女将と話しております。(^^)
(つづく)
2004年11月2日(火) at 09:47
このエントリ(記事)へのコメント
狂言のデザイン発見! / 石淵文榮 URL
おじゃまいたしします。
お美しい女将さまの後ろに見えている暖簾は、
あれは、茂山千五郎家の肩衣の文様の写しですな。
秋草の中に月が描いてある…大好きな文様ですわ。
ぶ
お美しい女将さまの後ろに見えている暖簾は、
あれは、茂山千五郎家の肩衣の文様の写しですな。
秋草の中に月が描いてある…大好きな文様ですわ。
ぶ
2004年11月02日(火) at 12:30
濃さが似てる!? / やんぢゃ URL
若旦那おじゃまします。
お茶やさんってなんだか韓国人社会みたいですねえ。
誰でもおにいさん、おねえさんやし。
きょうだいで共通の一文字を名前に使ったりするし。
どっちも濃いですねえ。
今朝突然思いたってブログ始めましたよ!!!
つい最近「ブログって何ですか?」
って若旦那に聞いてたのにね。
天気がいいと、なんだか急に動き出すのかな???
お茶やさんってなんだか韓国人社会みたいですねえ。
誰でもおにいさん、おねえさんやし。
きょうだいで共通の一文字を名前に使ったりするし。
どっちも濃いですねえ。
今朝突然思いたってブログ始めましたよ!!!
つい最近「ブログって何ですか?」
って若旦那に聞いてたのにね。
天気がいいと、なんだか急に動き出すのかな???
2004年11月02日(火) at 19:30
へんな名前はないですか / 沢田眉香子 URL
最近は子供にヘンな名前をつけるようですが、時代によってトレンドがあるのでしょうか?
芸妓さんが好みで決めたりは出来ないのですか?
芸妓さんが好みで決めたりは出来ないのですか?
2004年11月03日(水) at 1:10
こたえになりますやろか、 / 谷川恵 URL
うちの場合、
女将さんの芸名が「百々鶴」だったことにちなんで、
「鶴」をつけることにしています。
鶴は、おめでたい鳥ですし、天高く飛翔するように、という思いもあります。
芸名は、だいたいこちらが用意したいくつかの候補の中から、
本人が選びます。
字だけ見たら読めないような名前が多いので、
この頃は、おどりのプログラムなど、ローマ字で読みを並記しています。
読めますか?
「歌○」「十三野」「寿々女」「七五弥」
読みは文末に。。
不思議な名前もありますよ。
「万幸」さん
なんで酒席にはべる女性に、そんな名前をつけたのか?
かわいい所で、
「桃太郎」「金太郎」
昔話コンビです。
この頃は、姉さんを持たない芸妓さんも多いので、
「峰子」「佑子」など
本名のような名前が多いですね。芸妓さんの世界もナチュラル指向ですか?
ぶっさん、
さすが目のつけどころが違いますなぁ。
そうです。狂言模様の暖簾は、他にもいくつかあります。
見がてら、お茶屋通い、どうです?
やんじゃさん、
コメントありがとうございます。
たしかに濃いと思いますよ。
京都では、今でも舞妓さんが出る際には、
姉妹筋が集まって、お盃を交わしてはります。
さて「読み」ですが、
順に「うたまる」「とみの」「すずめ」「しめや」になります
女将さんの芸名が「百々鶴」だったことにちなんで、
「鶴」をつけることにしています。
鶴は、おめでたい鳥ですし、天高く飛翔するように、という思いもあります。
芸名は、だいたいこちらが用意したいくつかの候補の中から、
本人が選びます。
字だけ見たら読めないような名前が多いので、
この頃は、おどりのプログラムなど、ローマ字で読みを並記しています。
読めますか?
「歌○」「十三野」「寿々女」「七五弥」
読みは文末に。。
不思議な名前もありますよ。
「万幸」さん
なんで酒席にはべる女性に、そんな名前をつけたのか?
かわいい所で、
「桃太郎」「金太郎」
昔話コンビです。
この頃は、姉さんを持たない芸妓さんも多いので、
「峰子」「佑子」など
本名のような名前が多いですね。芸妓さんの世界もナチュラル指向ですか?
ぶっさん、
さすが目のつけどころが違いますなぁ。
そうです。狂言模様の暖簾は、他にもいくつかあります。
見がてら、お茶屋通い、どうです?
やんじゃさん、
コメントありがとうございます。
たしかに濃いと思いますよ。
京都では、今でも舞妓さんが出る際には、
姉妹筋が集まって、お盃を交わしてはります。
さて「読み」ですが、
順に「うたまる」「とみの」「すずめ」「しめや」になります



