芸妓さんのお仕事 その実際は? / 若旦那
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仕事としての芸妓さんについて長々お話ししたものの、芸妓さんのお仕事については、まだ詳しくお話ししていませんでしたね。今日は芸妓さんのお仕事についてお話しいたしましょう。
街によって、しきたりや呼び名が違いますので、私ども大阪、南を例にとって、お話し申します。
芸妓さんは検番という組織に所属しています。お茶屋は芸妓さんが必要な時には、検番に電話して芸妓さんを派遣してもらいます。
芸妓さんの出先は、主に料亭かお茶屋ですが、料亭が芸妓さんを呼ぶときは、お茶屋を通して芸妓さんを呼びます。
これは、そういうしきたりだからといってしまえば、そうなのですが、例えて申しますと、料亭はレストラン、お茶屋はバーかクラブのようなもので、まず職域、領分が違います。また馴染みのお茶屋を通せば、お客さまの好みもわかっておりますので、お客さまの贔屓の、あるいは好みの芸妓さんが入ることはあっても、合わない芸妓さんが入ることは避けられます。
芸妓さんはお座敷の始まる、だいたい三十分前にはお茶屋なり、料亭なりにこしらえをすまして入ります。お客さまがお揃いになったら出番です。お膳をささげもってお客さまの前に置くのは芸妓さんの仕事。お膳が全て並んだら、一礼してビール、お酒を持ち、お客さまの横に控えるように座ります。
食事の給仕は仲居がしますので、芸妓さんはお酌をしたり、お座敷が明るく和やかになるようお話のお相手をします。
お酌ぐらいと思われるかもしれませんが、慣れるまでは難しいんですよ。お客さまのお杯なりコップがあいてしまうことのないよう絶えず気をつけなければいけませんが、つい話に夢中になって気がつかなかったり、タイミングを逸してなかなか注げなかったり。
慣れたお姐さんはお話も上手で、場が和んで盛り上がるよう次々話題をつないでいくので、私どもも安心して任せられます。
そうして、お客さまに求められたら踊りや唄を披露いたしますが、芸妓さんの技芸は専門化されておりまして、踊りを受け持つ「立方(たちかた)」さん、唄やお三味線を受け持つ「地方(じかた)」さんに分かれます。ですから、お座敷で踊りを見るには、芸妓さんを最低二人、立方さんと地方さんの二人を呼ばなければなりません。
お座敷で踊るのは緊張する、と芸妓さんはよく申します。大きな料亭には舞台のあるお部屋もございますが、そうでなければ同じ畳の上で、お客さまの見ている目の前で踊らなければなりません。
お客さまにしてみたら、すぐ目の前で踊ってくれるのですから、まさにプライベートシアター。楽しい踊りなら、楽しい空気が、情趣深い踊りでしたら、その情趣が、お座敷に広がって、同じ空気に浸るのですから、きっと感動されることと思います。
宴が終われば、お見送り。
お名残おしいですけれど、また会う日まで。
どうぞ、お近いうちに。
(つづく)
2004年11月9日(火) at 20:20 / コメント( 1 )/ トラックバック( 0 )
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気配りママさん / 沢田眉香子 URL
「気遣い」ってしんどいですよね。
する方じゃなくて、逆に「気遣われてる」と感じるときが。
私がたまに行く店で、気配りの上手なことで知られるママさんがいます。それはそれは、見事です。
グラスは自動制御ディスペンサーのように常に8分目に保たれ、「あらおいしそう」と隣の席のつまみを見やれば、次の瞬間それが自分の目の前に。
しかし…スキのないサービスをされればされるほど、なんだか肩が重くなる。その店では帰り際「お疲れさまです…」とつい口に出してしまうのでした。
する方じゃなくて、逆に「気遣われてる」と感じるときが。
私がたまに行く店で、気配りの上手なことで知られるママさんがいます。それはそれは、見事です。
グラスは自動制御ディスペンサーのように常に8分目に保たれ、「あらおいしそう」と隣の席のつまみを見やれば、次の瞬間それが自分の目の前に。
しかし…スキのないサービスをされればされるほど、なんだか肩が重くなる。その店では帰り際「お疲れさまです…」とつい口に出してしまうのでした。
2004年11月09日(火) at 23:26
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