村をんなの独白

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近松名作集「嫗山姥」「大経師昔暦」 文楽 / 村をんな

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観劇日…2003年11月23日
劇場…国立文楽劇場


 国立文楽劇場友の会会員のくせに、年に1度くらいしか文楽を見ないもので今年最初で最後の文楽を見てきました。
 何故行こうかという気になったかというと、↓の上方歌舞伎会と同じ演目「嫗山姥」が上演されていたからです。上方歌舞伎会の時になんだかちょっと物足りなさを感じたので、今回の文楽の公演では満足させてもらえるのではないかと思ったからでした。
 しかし残念ながら今回も思ったほどではありませんでした。元々この作品は近松が荻野八重桐という女形の持ち味・芸の力を発揮させるために当て書きした作品のようです。女形のしゃべり芸が重要なポイントになるものなので、それが義太夫になってしまっているため、あまり面白さを感じることができませんでした。… 続きを読む
2005年11月21日(月) at 22:17 

「菅原伝授手習鑑 昼の部」 文楽 / 村をんな

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観劇日…2002年4月28日
劇場…国立文楽劇場


 この日は「菅原伝授」の千秋楽でした。ということは玉男さんの菅丞相、大阪最後となりました。今回、文楽劇場友の会から割り振ってもらった席が3列目の真ん中という人形を見るのに最高の席でしたから、絶品の玉男さん以外にも文雀さんの覚寿、簑太郎さんの宿禰太郎等堪能することができました。
 義太夫の方では「丞相名残の段」の十九大夫さんの語りの中で菅丞相のせりふの典雅さが玉男さんの人形にぴったりでした。
 「丞相名残の段」も結構長いのですが、十九さん一人で語りきられましたので、前回(↓)の「寺子屋の段」でぼやいていたような雰囲気がすっかり変わってしまうというようなこともなく、ドラマの緊張感が最後まで保たれていたように感じました。
 昼の部では「筆法伝授の段」の切の嶋大夫さんが休演でした。その代役で呂勢大夫さんが語られたのですが、判りやすくて良かったのではないでしょうか。
 歌舞伎では「筆法伝授の段」はほとんど上演されることはありませんが、この段を見ることによって「寺子屋の段」での源蔵夫婦の気持ちが一歩踏み込んで理解することができるような気がしました。
 たまには文楽の通し狂言でストーリーの再確認することの重要性を改めて感じました。
2005年10月31日(月) at 22:20 

「菅原伝授手習鑑 夜の部」 文楽 / 村をんな

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観劇日…2002年4月13日
劇場…国立文楽劇場
 

都合により今回は夜の部を先に拝見することになりました。(昼の部は千秋楽で)夜の部での私の注目点は、住大夫さんと綱大夫さんの義太夫でした。
ただ残念なことに住大夫さんは病気休演のため「佐太村喧嘩の段」は千歳大夫から文字久大夫へ「佐太村桜丸切腹の段」は住大夫から千歳大夫に変更になりました。 文楽では休演すると弟子が代役を務めるのだそうです。
 さて、千歳さんの代役は声が割れていて何を語っているのかとても判り辛かったのが気になりました。舞台をリードして観客を感動に浸らせる切り場語りの力について再認識させられたように思えました。
 お待ちかね「寺子屋の段」は約1時間の大作です。大昔は一人で語り切ったそうですが、現在はだいたい分割されます。前半の綱さんは低くて重い声で三味線の合いの手もあまり入れず、じっくり聞かせてくれました。が、後半の英さんは明るくて高めの声です。寺子屋の後半は松王丸が我が子と桜丸の死を悼んで泣く場面や最後の「いろは送り」など聞かせどころがたくさんあるのです。
「いろは送り」までは無理としてもせめて松王丸の苦衷の涙は綱さんで聞きたかったです。英さんに替わるために盆が廻った瞬間、私は内心「おいおいここで替わるのかよ」と突っ込んでしまいました。
2005年10月31日(月) at 22:17 

「本朝二十四孝」昼の部 文楽 / 村をんな

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観劇日…2001年11月10日
劇場…国立文楽劇場

 
 文楽は三業といいまして、大夫・三味線・人形の3つが重要なのですが、その中でも私は大夫の語りを堪能させてもらうのが楽しみなのです。今回の文楽は「本朝二十四孝」という武田信玄と上杉謙信の江戸時代には常識の物語、但し現代人には全く判らなくなってしまっている世界を舞台にしているので、登場人物が一体こいつは武田方なのか上杉方なのか複雑に入り組んでいて「???」のまま見ておりました。私が楽しみにしていた住大夫の「勘助住家の段」ではその謎解きと慈悲蔵の妻お種が自分の子供を殺されなければならない悲しみが語られ、こんな理不尽な話住大夫じゃないと納得させれないよなぁと思いました。
2005年10月29日(土) at 19:17 

「上方落語会」 / 村をんな

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観劇日…2001年11月7日
劇場…NHK大阪ホール

 
 人間国宝桂米朝を始めとして、文枝・仁鶴・春団次・吉朝など大看板がずらーっと並びました。聞いたことのある話あり初めて聞く話あり、さすが大御所の魅力満載の落語会でした。そのなかから文枝師匠の「猿後家」」という話が印象に残りました。さる大きな商家の後家さんは猿にそっくりで町の中で知らない者はないほどでした。
後家さん本人も猿に似ていると冷やかされてから、家の中で「猿」に関係する言葉を発するとお出入り禁止になったり、お暇を出されたりするほどなのです。そこへ口を開けばおべんちゃらしか出てこない、後家さんにおべんちゃらを言うことで小遣いをもらって糊口をしのいでいる男が飽きもせずに小遣い稼ぎに現れ、立て板に水のようにおべんちゃらをまくし立てているうちについ口から禁句がでてしまい・・・。というような内容でした。文枝師匠が演ずる大阪女はとっても色っぽくて、最近の上方歌舞伎の若手女形に是非この文枝師匠の語り口を勉強してほしいものとつくづく感じてしまいました。
2005年10月29日(土) at 19:15