「初春大歌舞伎」 / 村をんな
ニュース・芸能 > 歌舞伎
観劇日…2003年1月13日
劇場…大阪松竹座
○「義賢最期」帝から賜った源氏の白旗を守るため、命を捨てて戦った義賢。立ち回りが派手だったりするので若手の俳優などもチャレンジしてみたくなる役柄の一つなのでしょうが、やはりニンから考えると現在の仁左衛門くらいの座頭級の役者でないと勤まらない重い役であると芝居を見ながら実感しました。現代人から見ればたった一本の白旗に命を懸けねばならないなど(ひょっとすると江戸時代の人間にとっても)愚の骨頂なのでしょうが、自分が命を懸けて守らなければならないものを持つ人間がそれを白旗に置き換えて観劇するとき胸に共感を呼ぶのではないでしょうか。
死を覚悟するほどの大病を経験し、松嶋屋の大看板を背負っている仁左衛門の気迫、素晴らしい義賢だったと思います。… 続きを読む
劇場…大阪松竹座
○「義賢最期」帝から賜った源氏の白旗を守るため、命を捨てて戦った義賢。立ち回りが派手だったりするので若手の俳優などもチャレンジしてみたくなる役柄の一つなのでしょうが、やはりニンから考えると現在の仁左衛門くらいの座頭級の役者でないと勤まらない重い役であると芝居を見ながら実感しました。現代人から見ればたった一本の白旗に命を懸けねばならないなど(ひょっとすると江戸時代の人間にとっても)愚の骨頂なのでしょうが、自分が命を懸けて守らなければならないものを持つ人間がそれを白旗に置き換えて観劇するとき胸に共感を呼ぶのではないでしょうか。
死を覚悟するほどの大病を経験し、松嶋屋の大看板を背負っている仁左衛門の気迫、素晴らしい義賢だったと思います。… 続きを読む
2005年11月7日(月) at 21:21 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「ガラスの風景」「バビロン」 宝塚歌劇星組 / 村をんな
ニュース・芸能 > 宝塚歌劇
観劇日…2002年12月23日
劇場…宝塚大劇場
「ガラスの風景」は1960年代北イタリアの避暑地の小社交界に起きた殺人事件を巡る人間模様と、貿易商ジョーイ(香寿たつき)と人妻の不倫話でした。
タータンのさよなら公演と言うことで宝塚マニアだった友人と観劇したのですが、その友人曰く「なんか見たことある衣装が次から次に出てきて、衣装倉庫の大掃除かぁ?もうちょっとお金かけてあげればいいのに・・・」とぶつぶつ文句言ってました。そういう見方で行くと、今回の物語も宝塚の最近の傾向、主役とヒロインの決して幸福とは言えない関係(人妻との遅すぎた巡り会い)とか社交界の空騒ぎとか見たことがあるシチュエーションの寄せ集めといってもいいかもしれません。ショーのほうにもこの遅すぎた巡り会いっていうテーマのストーリーが必ずあるので「またか!!」という感がどうしてもぬぐえません。「エリザベート」の後だとはいえ、ちょっと・・・ってところでした。
その不満を抱えながらも、楽しめたのは専科のおねぇさま、鈴鹿照さんと未沙のえるさんのおしゃべり姉妹の登場でした。鈴鹿さんの女役こんなにしっかり見たの初めてかもしれません。普段はおじいちゃんとかおじさん役が多いですので。この凸凹コンビの絶妙の間合い、さすがでした。
タータンの舞台は歌・踊り・芝居いずれも安心して見ることができましたので、宝塚を卒業してしまうのがとっても残念です。でも今後も女優として頑張って行かれるとのこと、どんな風に成長していくのかどんな道を切り開いて行かれるのか期待したいと思います。
劇場…宝塚大劇場
「ガラスの風景」は1960年代北イタリアの避暑地の小社交界に起きた殺人事件を巡る人間模様と、貿易商ジョーイ(香寿たつき)と人妻の不倫話でした。
タータンのさよなら公演と言うことで宝塚マニアだった友人と観劇したのですが、その友人曰く「なんか見たことある衣装が次から次に出てきて、衣装倉庫の大掃除かぁ?もうちょっとお金かけてあげればいいのに・・・」とぶつぶつ文句言ってました。そういう見方で行くと、今回の物語も宝塚の最近の傾向、主役とヒロインの決して幸福とは言えない関係(人妻との遅すぎた巡り会い)とか社交界の空騒ぎとか見たことがあるシチュエーションの寄せ集めといってもいいかもしれません。ショーのほうにもこの遅すぎた巡り会いっていうテーマのストーリーが必ずあるので「またか!!」という感がどうしてもぬぐえません。「エリザベート」の後だとはいえ、ちょっと・・・ってところでした。
その不満を抱えながらも、楽しめたのは専科のおねぇさま、鈴鹿照さんと未沙のえるさんのおしゃべり姉妹の登場でした。鈴鹿さんの女役こんなにしっかり見たの初めてかもしれません。普段はおじいちゃんとかおじさん役が多いですので。この凸凹コンビの絶妙の間合い、さすがでした。
タータンの舞台は歌・踊り・芝居いずれも安心して見ることができましたので、宝塚を卒業してしまうのがとっても残念です。でも今後も女優として頑張って行かれるとのこと、どんな風に成長していくのかどんな道を切り開いて行かれるのか期待したいと思います。
2005年11月4日(金) at 22:26 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「夏祭浪花鑑」 / 村をんな
ニュース・芸能 > 歌舞伎
観劇日…2002年11月23日
劇場…平成中村座
今回の「夏祭浪花鑑」での見せ場はなんといっても「長町裏殺しの場」といえるでしょう。
平成中村座は仮設のため盆もありませんし、ストーリーの展開を早くする目的もあったのか舞台装置なども通常の歌舞伎公演のように毎場面飾り直す事を省いてありました。ただ「長町裏殺しの場」の時には舞台上はシンプルに上手奥に井戸を、舞台手前側には泥沼を配していました。舞台前面には手燭が並び(本物のろうそく)ギリギリまでライトを落とし、勘九郎(団七九郎兵衛)と笹野高史(舅義平次)に二人ずつ、手燭を持った黒子が付いて面灯りを当てていました。役者の演技に合わせて付いたり離れたりする面灯りの微妙な間合い。2階から見ていてその計算された動きが印象的でした。義平次殺しの最終場面では手燭からスポットライトに替わり、それを黒子が抱えて舞台を走り回っていました。… 続きを読む
劇場…平成中村座
今回の「夏祭浪花鑑」での見せ場はなんといっても「長町裏殺しの場」といえるでしょう。
平成中村座は仮設のため盆もありませんし、ストーリーの展開を早くする目的もあったのか舞台装置なども通常の歌舞伎公演のように毎場面飾り直す事を省いてありました。ただ「長町裏殺しの場」の時には舞台上はシンプルに上手奥に井戸を、舞台手前側には泥沼を配していました。舞台前面には手燭が並び(本物のろうそく)ギリギリまでライトを落とし、勘九郎(団七九郎兵衛)と笹野高史(舅義平次)に二人ずつ、手燭を持った黒子が付いて面灯りを当てていました。役者の演技に合わせて付いたり離れたりする面灯りの微妙な間合い。2階から見ていてその計算された動きが印象的でした。義平次殺しの最終場面では手燭からスポットライトに替わり、それを黒子が抱えて舞台を走り回っていました。… 続きを読む
2005年11月4日(金) at 22:22 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「おかしな二人」 男編 / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2002年10月19日
劇場…シアタードラマシティ
なんとなく昔よくテレビでやっていたアメリカのコメディドラマを思い出しました。
女房子供に愛想を尽かされて出て行かれたオスカーは毎週金曜の夜に自宅で友人を集めてポーカーをしています。そのポーカー仲間の一人フィリックスがこれまた女房に愛想を尽かされて追い出されてしまい、オスカーの部屋に暮らすことになったのです。オスカーは全く家事のできない男なのに対して、フィリックスはハウスダストアレルギーがあって神経質なくらいのきれい好き、その上に趣味は料理という男。その堅苦しさに段々オスカーはいらいらがつのっていき・・・というような話でした。たしかにフィリックスという男の嫁さんはよくもまぁ12年もこんな男と暮らせたもんだ、女だから我慢できたのかなぁなどと思いながら見ていました。… 続きを読む
2005年11月4日(金) at 22:19 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「検察側の証人」 / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2002年10月13日
劇場…近鉄劇場
労演では83年8月の例会で見ていたはずだったのですが、すっかり肝心のストーリーを忘れていました。
山田和也の演出は古い映画でも見ているように始まりました。
「1952年」と黒幕の上に照らし出し印象づけたところは、気配りがよく効いていたように思えました。
それと法廷のシーンで証言者が変わる度に裁判官席・容疑者席・証言者席・検事、弁護士席が移動するのも映画のクローズアップの効果を狙ったものなのでしょうか。… 続きを読む
2005年11月3日(木) at 14:02 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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九月花形歌舞伎「三国一夜物語」 / 村をんな
ニュース・芸能 > 歌舞伎
観劇日…2002年9月16日
劇場…大阪松竹座
この芝居は「南総里見八犬伝」を書いた曲亭馬琴の読本を原作にした新作歌舞伎です。たぶん大学時代に江戸文学を研究した人でもなければ聞いたこともない作品ではないでしょうか。これを主演の市川染五郎がインターネットで見つけたようです。… 続きを読む
劇場…大阪松竹座
この芝居は「南総里見八犬伝」を書いた曲亭馬琴の読本を原作にした新作歌舞伎です。たぶん大学時代に江戸文学を研究した人でもなければ聞いたこともない作品ではないでしょうか。これを主演の市川染五郎がインターネットで見つけたようです。… 続きを読む
2005年11月3日(木) at 13:57 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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第十二回「上方歌舞伎会」 / 村をんな
ニュース・芸能 > 歌舞伎
観劇日…2002年8月25日
劇場…国立文楽劇場
今年の演目は「引窓」(双蝶々曲輪日記)、「乗合船恵方万歳」、「すし屋」(義経千本桜)でした。
3本まとめて、印象に残ったところを述べておきたいと思います。… 続きを読む
2005年11月3日(木) at 13:52 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「新・八犬伝」 平成若衆歌舞伎 / 村をんな
ニュース・芸能 > 歌舞伎
観劇日…2002年8月4日
劇場…シアタードラマシティ
舞台は全体が黒(床も含めて)です。で、装置は普通の歌舞伎でよく使ってる屋台だったり書き割りだったりしました。下座は生(5回しかない公演なのに録音ではない!)を使っていて、それにプラスして今時風の効果音(例えば雷とか)が使われています。照明は歌舞伎のベターっとした明るさのものではなく、陰影のある今時風な感じでした。
シアタードラマシティという歌舞伎をするには花道もなく盆も無いというちょっと使いにくい劇場を活かす為でもあり、平成若衆歌舞伎らしくもありということなのでしょうか。… 続きを読む
劇場…シアタードラマシティ
舞台は全体が黒(床も含めて)です。で、装置は普通の歌舞伎でよく使ってる屋台だったり書き割りだったりしました。下座は生(5回しかない公演なのに録音ではない!)を使っていて、それにプラスして今時風の効果音(例えば雷とか)が使われています。照明は歌舞伎のベターっとした明るさのものではなく、陰影のある今時風な感じでした。
シアタードラマシティという歌舞伎をするには花道もなく盆も無いというちょっと使いにくい劇場を活かす為でもあり、平成若衆歌舞伎らしくもありということなのでしょうか。… 続きを読む
2005年11月2日(水) at 22:13 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「詩のしの詩」 宇宙堂 / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2002年7月7日
劇場…近鉄小劇場
宇宙堂とは2001年に渡辺えり子さんが立ち上げた劇団です。今回が第2回公演になるそうです。作・演出ともに渡辺さんでした。
大都会東京のど真ん中にぽっかりとある貸し農園。そこに無農薬・有機農法を指導する地主の二宮(篠井英介)・中年夫婦(深沢敦・渡辺えり子)・編集の仕事をする女(片桐はいり)が現れます。都会生活に追われ自然の力を忘れて疲れ果てた人たちが、土地と向き合う中で自分たちのこれまでの人生を振り返り、癒されていきます。… 続きを読む
劇場…近鉄小劇場
宇宙堂とは2001年に渡辺えり子さんが立ち上げた劇団です。今回が第2回公演になるそうです。作・演出ともに渡辺さんでした。
大都会東京のど真ん中にぽっかりとある貸し農園。そこに無農薬・有機農法を指導する地主の二宮(篠井英介)・中年夫婦(深沢敦・渡辺えり子)・編集の仕事をする女(片桐はいり)が現れます。都会生活に追われ自然の力を忘れて疲れ果てた人たちが、土地と向き合う中で自分たちのこれまでの人生を振り返り、癒されていきます。… 続きを読む
2005年11月2日(水) at 22:09 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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「幽霊はここにいる」 KOKAMI@network / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2002年6月8日
劇場…近鉄劇場
さすが安部公房です。骨太な芝居でした。昭和33年の作品だそうです。
あの時代はまだまだ戦争の傷を引きずっていたかもしれません。
戦場の極限状態の中で自分が死ぬか親友が死ぬかという究極の選択を迫られて、精神を病んでしまった青年、深川啓介。彼は戦場で死んでしまったはずの親友の幽霊とともに旅をしているのでした。… 続きを読む


