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「菅原伝授手習鑑 夜の部」 文楽 / 村をんな

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観劇日…2002年4月13日
劇場…国立文楽劇場
 

都合により今回は夜の部を先に拝見することになりました。(昼の部は千秋楽で)夜の部での私の注目点は、住大夫さんと綱大夫さんの義太夫でした。
ただ残念なことに住大夫さんは病気休演のため「佐太村喧嘩の段」は千歳大夫から文字久大夫へ「佐太村桜丸切腹の段」は住大夫から千歳大夫に変更になりました。 文楽では休演すると弟子が代役を務めるのだそうです。
 さて、千歳さんの代役は声が割れていて何を語っているのかとても判り辛かったのが気になりました。舞台をリードして観客を感動に浸らせる切り場語りの力について再認識させられたように思えました。
 お待ちかね「寺子屋の段」は約1時間の大作です。大昔は一人で語り切ったそうですが、現在はだいたい分割されます。前半の綱さんは低くて重い声で三味線の合いの手もあまり入れず、じっくり聞かせてくれました。が、後半の英さんは明るくて高めの声です。寺子屋の後半は松王丸が我が子と桜丸の死を悼んで泣く場面や最後の「いろは送り」など聞かせどころがたくさんあるのです。
「いろは送り」までは無理としてもせめて松王丸の苦衷の涙は綱さんで聞きたかったです。英さんに替わるために盆が廻った瞬間、私は内心「おいおいここで替わるのかよ」と突っ込んでしまいました。
2005年10月31日(月) at 22:17