村をんなの独白

村をんなのblog

HOME > ニュース・芸能 > 古典芸能 > 「菅原伝授手習鑑 昼の部」 文楽

「菅原伝授手習鑑 昼の部」 文楽 / 村をんな

ニュース・芸能 > 古典芸能
観劇日…2002年4月28日
劇場…国立文楽劇場


 この日は「菅原伝授」の千秋楽でした。ということは玉男さんの菅丞相、大阪最後となりました。今回、文楽劇場友の会から割り振ってもらった席が3列目の真ん中という人形を見るのに最高の席でしたから、絶品の玉男さん以外にも文雀さんの覚寿、簑太郎さんの宿禰太郎等堪能することができました。
 義太夫の方では「丞相名残の段」の十九大夫さんの語りの中で菅丞相のせりふの典雅さが玉男さんの人形にぴったりでした。
 「丞相名残の段」も結構長いのですが、十九さん一人で語りきられましたので、前回(↓)の「寺子屋の段」でぼやいていたような雰囲気がすっかり変わってしまうというようなこともなく、ドラマの緊張感が最後まで保たれていたように感じました。
 昼の部では「筆法伝授の段」の切の嶋大夫さんが休演でした。その代役で呂勢大夫さんが語られたのですが、判りやすくて良かったのではないでしょうか。
 歌舞伎では「筆法伝授の段」はほとんど上演されることはありませんが、この段を見ることによって「寺子屋の段」での源蔵夫婦の気持ちが一歩踏み込んで理解することができるような気がしました。
 たまには文楽の通し狂言でストーリーの再確認することの重要性を改めて感じました。
2005年10月31日(月) at 22:20