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「おれの足音」  前進座 / 村をんな

ニュース・芸能 > 前進座
観劇日…2001年6月23日
劇場…大阪松竹座


 労演以外で前進座を見るのは、2回目です。でも初めての時に比べていつの間にか「あっ、“さぶ”に出ていた中嶋さんだ」とか「“女殺油地獄”でおっかさんをやってた前園さんだ」等々、京都労演で見る機会が増えてきたので少しずつ顔と名前が一致してきました。
今回番付を見て驚いたんですが、前園さんって経歴長いんですね。
去年女殺油地獄を見たときはまだおっかさんの役をするには若いんちゃうんと思ってました。本当のお年は存じませんが、エネルギッシュな持ち味が若く見せるのかも。(本当は若かったらスイマセン)
 梅之助さんは今回の公演の座頭ではあるのですが、脇役の堀部弥兵衛に回っておられました。とはいえ舞台に出てこられると梅之助さんに自然と目が行きます。やっぱり粋なんですよね。でもちょっと残念だったのは私の席が結構前の方だったので気になったのかもしれませんが、梅之助さんのメイクの皺の色が濃すぎたのではと引っかかってしまったことくらいです。
 「おれの足音」という芝居は忠臣蔵の大石内蔵助の有名なエピソードをつなげて、人間大石内蔵助を描くというものです。若い頃は昼行灯と呼ばれた器の大きい内蔵助役が梅雀さんのニンにぴったりでこんな暖かいリーダーならどんな苦しい時にでも付いていきたくなるだろうなと思わせる物がありました。
この芝居、梅雀さんの当たり役の一つとして、年齢と共に味わいが増していくのだろうなと思いました。
 前進座の芝居を見に行ったもう一つの目的は現・國太郎さんを見ることでした。市太郎時代にも拝見したことがかったので、ちょっと楽しみにしていたのですが、私の感想から言うと猿之助一座の若手女形風の演技で、しかもそれよりちょっと下手な感じがしました。周りをなかなか上手い女優さん達が囲んでいて、女形と女優が共演しているとどちらかというと女優の方が影が薄い感じになるはずなのに、女優さんと同列な印象を受けました。
ちょっと残念だったかな。女形完成の道はまだまだ遥かな感じです。次回は歌舞伎の演目で拝見してみたいものです。

2005年10月26日(水) at 20:18