「詩のしの詩」 宇宙堂 / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2002年7月7日
劇場…近鉄小劇場
宇宙堂とは2001年に渡辺えり子さんが立ち上げた劇団です。今回が第2回公演になるそうです。作・演出ともに渡辺さんでした。
大都会東京のど真ん中にぽっかりとある貸し農園。そこに無農薬・有機農法を指導する地主の二宮(篠井英介)・中年夫婦(深沢敦・渡辺えり子)・編集の仕事をする女(片桐はいり)が現れます。都会生活に追われ自然の力を忘れて疲れ果てた人たちが、土地と向き合う中で自分たちのこれまでの人生を振り返り、癒されていきます。
作品名にあるように劇中で山形県の農民詩人(名前は聞き逃してしまいました)の詩が朗読されます。この詩に触発され、最近の残留農薬問題などへの危機感から芝居を書き上げた渡辺さんの熱い思いが溢れだしていました。
この芝居の主人公風花徹子(片桐)は山梨県のブドウ農家の4女。彼女が借りた畑の隣に現れたのは腹違いの妹・清美(寺島しのぶ)でした。清美は徹子の婚約者石川先生を婚礼の当日に奪って二人で駆け落ちしていたのでした。
石川先生は父子家庭で、父は農業改良員をしており子供の頃から仕事に行く父の背中にくくりつけられていたため、現在では使用されないような強烈な農薬によって女性を抱けない身体になっていたのでした。清美もまた男でも女でもない身体に生まれついていたため、石井先生に同情して一緒に逃げることにしたのでした。そして石川先生は清美に見守られながら亡くなっていきました。
農園での作業も3ヶ月を過ぎ、ようやく農作業に慣れてきた頃、東京都の役人がこの土地に高速道路を通す為の測量に来ます。そして今まで指導していた二宮も清美も幻であったことがあかされます。
小劇場界の芸達者がそろい、片桐さん以外のは何役も掛け持ちしていたのですが、なかでも一番楽しかったのは徹子の子供時代の再現でした。徹子の3人の姉たちを渡辺・深沢・篠井が山梨弁を駆使して強烈に演じ、凄い迫力でした。
寺島さんはコケティッシュで可愛く、片桐さんは味のある演技と耳に心地よい口跡で楽しませてくれました。
ただ、カーテンコールで渡辺さんが言っておられましたが、台本の完成が遅く、大阪であまり宣伝活動ができなかったということでした。確かに日曜のマチネながら、見た感じ観客は6割強くらいしか入っていませんでした。芝居の内容も良かったし、メンバーも揃っていたのに、厳しいですねぇ。
劇場…近鉄小劇場
宇宙堂とは2001年に渡辺えり子さんが立ち上げた劇団です。今回が第2回公演になるそうです。作・演出ともに渡辺さんでした。
大都会東京のど真ん中にぽっかりとある貸し農園。そこに無農薬・有機農法を指導する地主の二宮(篠井英介)・中年夫婦(深沢敦・渡辺えり子)・編集の仕事をする女(片桐はいり)が現れます。都会生活に追われ自然の力を忘れて疲れ果てた人たちが、土地と向き合う中で自分たちのこれまでの人生を振り返り、癒されていきます。
作品名にあるように劇中で山形県の農民詩人(名前は聞き逃してしまいました)の詩が朗読されます。この詩に触発され、最近の残留農薬問題などへの危機感から芝居を書き上げた渡辺さんの熱い思いが溢れだしていました。
この芝居の主人公風花徹子(片桐)は山梨県のブドウ農家の4女。彼女が借りた畑の隣に現れたのは腹違いの妹・清美(寺島しのぶ)でした。清美は徹子の婚約者石川先生を婚礼の当日に奪って二人で駆け落ちしていたのでした。
石川先生は父子家庭で、父は農業改良員をしており子供の頃から仕事に行く父の背中にくくりつけられていたため、現在では使用されないような強烈な農薬によって女性を抱けない身体になっていたのでした。清美もまた男でも女でもない身体に生まれついていたため、石井先生に同情して一緒に逃げることにしたのでした。そして石川先生は清美に見守られながら亡くなっていきました。
農園での作業も3ヶ月を過ぎ、ようやく農作業に慣れてきた頃、東京都の役人がこの土地に高速道路を通す為の測量に来ます。そして今まで指導していた二宮も清美も幻であったことがあかされます。
小劇場界の芸達者がそろい、片桐さん以外のは何役も掛け持ちしていたのですが、なかでも一番楽しかったのは徹子の子供時代の再現でした。徹子の3人の姉たちを渡辺・深沢・篠井が山梨弁を駆使して強烈に演じ、凄い迫力でした。
寺島さんはコケティッシュで可愛く、片桐さんは味のある演技と耳に心地よい口跡で楽しませてくれました。
ただ、カーテンコールで渡辺さんが言っておられましたが、台本の完成が遅く、大阪であまり宣伝活動ができなかったということでした。確かに日曜のマチネながら、見た感じ観客は6割強くらいしか入っていませんでした。芝居の内容も良かったし、メンバーも揃っていたのに、厳しいですねぇ。


