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「百鬼夜行抄」  花組芝居 / 村をんな

ニュース・芸能 > 花組芝居
観劇日…2003年2月2日
劇場…近鉄小劇場


 「百鬼夜行抄」の原作は今市子の漫画で、これをわかぎゑふが脚色しました。私が行った公演でも立ち見が出ていましたが、花組芝居ファンだけでなく「百鬼夜行抄」ファンも取り込んだらしく、東京・大阪で1公演ずつ追加となりました。
 舞台上には花組芝居では珍しく、まるで商業演劇のような40年くらい前のごく普通の茶の間のセットが組まれていました。ここは主人公飯嶋律の家で、律の祖父蝸牛が妖魔の研究家だったため、色々な妖魔が住み着いてしまっているのでした。律自身も妖魔を見ることができるために、妖魔が起こすいたずらや事件に否応なく巻き込まれてしまうという話でした。
 ストーリー的には4つくらいのエピソードをつなげたというような展開でした。主人公の律役を演じたのは、花組芝居研修生の橘義。研修生ということで彼のプロフィールなどについては何一つ判らないのですが、結構しっかりした演技をしていたのが印象的でした。そして病気療養中だった森川理文が子供時代の律役で元気に帰ってきたことがなによりも嬉しい出来事でした。
 あとはいつもの花組芝居の元気な(かなりどたばた度が高い)芝居でした。過去(妖魔の世界)と現代が入り乱れる展開は花組芝居にとって格好の題材だったのではないでしょうか。加納座長演じる大姫はどことなく「天守物語」の富姫を彷彿とさせました。
 何年か前は、花組芝居の中でも年長組と若手組の間にどことなく経験の溝を感じたりしたこともあったのですが、今回の公演を見ていて劇団としてきっちりまとまってきていることを感じました。脂がのってきたといってもいいかもしれません。
2005年11月7日(月) at 21:25