「ヴァニティーズ」 / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2003年4月30日
劇場…近鉄小劇場
高校・大学と仲が良かった女3人が、卒業後6年経ってそれぞれの境遇の違いから、苦い思いをせざるを得なかった再会を現代アメリカの歴史の流れと共に描いていました。↓の「扉を開けて、ミスター・グリーン」と同じように、価値観の多様化に戸惑うアメリカ人の苦悩がコメディにも色濃く反映させられているのでしょうか。
常にリーダーシップを発揮して計画しみんなを引っ張っていこうとするキャシー(篠井英介)、自由と男の子に目のないメアリー(深沢敦)、真面目で良妻賢母なジョアン(大谷亮介)。
この3人がフットボールの試合の応援を練習しているところから始まります。女子高生の興味はフットボールの応援とボーイフレンドのこと、進学する大学で3人が同じ寮に入ること、その年のミスフットボールに選ばれること。
しかしその日、アメリカは重大な局面を迎えるのでした。ケネディ大統領の暗殺、でも女の子3人には全く別世界の話でした。
3年後、いよいよ大学の卒業を目前に控えて、女子寮の一室に集まった3人の興味は、新入生の中から選ぶ寮生のことと、卒業パーティー、進路、そしてジョアンの結婚でした。この3人にもさすがにベトナム戦争とフラワーチルドレン、デモなど世間の流れに影響されてきます。
ここまでは大爆笑の連続で芝居は展開されていきましたが、最後28歳になった3人がキャシーの住むニューヨークの高級アパートの集まってきます。
ジョアンは結婚したテッドとの間に3人の子があり毎日忙しくしていました。メアリーは卒業後ヨーロッパで放浪し、現在はニューヨークでエロティックアートの画廊を開いていました。キャシーは希望通り教職に就いていたのですが、何年か後それを辞めてここに住んでいたのでした。
アメリカの伝統的良妻賢母を象徴するジョアンの言葉に、キャシーとメアリーはうんざりしてしまいます。というのも次から次へと恋人を渡り歩いているメアリーはテッドと関係を持っていて、ジョアンに嫉妬心をかき立てられたからです。そして教師の夢が破れ何もかもに疲れ果てたキャシーは金持ちの愛人として暮らしていたからです。
テッドがメアリーと浮気していることも知らずに、自分の娘に小さなメアリーという名前を付けていたことを知ったジョアン。
この3人のシビアな現実。最後は苦いものとなっていました。
芝居の間には舞台上につり下げられた小さなスクリーンに当時の主立ったニュース写真が映し出され、時代を表す懐かしのヒット曲が流れていました。出演者3人は舞台の上で着替えてたり、お化粧を直したり。こういう事って男だからできるんですよね。暗転の間でも楽しませようという心遣い。
前半が面白ければ面白いほど、最後の苦さが際だってきます。
この芝居を見ながら、女って結構強いから今はこの3人に大きな亀裂が入ってしまったけれど、ジョアンとメアリーがテッドと別れたら、またこの3人は仲良しになれるんだろうなと思ってしまいました。
篠井英介と深沢敦は安心して見ることができるのは判っていましたが、大谷亮介はどうなんだろうかと思っていましたけれど、慣れない女形の堅さが良妻賢母を演じるのにぴったりで、いい配役だったと感じました。
女版での「ヴァニティーズ」も見てみたいなという気にさせられました。
もっと生々しくなるかもしれませんが。
劇場…近鉄小劇場
高校・大学と仲が良かった女3人が、卒業後6年経ってそれぞれの境遇の違いから、苦い思いをせざるを得なかった再会を現代アメリカの歴史の流れと共に描いていました。↓の「扉を開けて、ミスター・グリーン」と同じように、価値観の多様化に戸惑うアメリカ人の苦悩がコメディにも色濃く反映させられているのでしょうか。
常にリーダーシップを発揮して計画しみんなを引っ張っていこうとするキャシー(篠井英介)、自由と男の子に目のないメアリー(深沢敦)、真面目で良妻賢母なジョアン(大谷亮介)。
この3人がフットボールの試合の応援を練習しているところから始まります。女子高生の興味はフットボールの応援とボーイフレンドのこと、進学する大学で3人が同じ寮に入ること、その年のミスフットボールに選ばれること。
しかしその日、アメリカは重大な局面を迎えるのでした。ケネディ大統領の暗殺、でも女の子3人には全く別世界の話でした。
3年後、いよいよ大学の卒業を目前に控えて、女子寮の一室に集まった3人の興味は、新入生の中から選ぶ寮生のことと、卒業パーティー、進路、そしてジョアンの結婚でした。この3人にもさすがにベトナム戦争とフラワーチルドレン、デモなど世間の流れに影響されてきます。
ここまでは大爆笑の連続で芝居は展開されていきましたが、最後28歳になった3人がキャシーの住むニューヨークの高級アパートの集まってきます。
ジョアンは結婚したテッドとの間に3人の子があり毎日忙しくしていました。メアリーは卒業後ヨーロッパで放浪し、現在はニューヨークでエロティックアートの画廊を開いていました。キャシーは希望通り教職に就いていたのですが、何年か後それを辞めてここに住んでいたのでした。
アメリカの伝統的良妻賢母を象徴するジョアンの言葉に、キャシーとメアリーはうんざりしてしまいます。というのも次から次へと恋人を渡り歩いているメアリーはテッドと関係を持っていて、ジョアンに嫉妬心をかき立てられたからです。そして教師の夢が破れ何もかもに疲れ果てたキャシーは金持ちの愛人として暮らしていたからです。
テッドがメアリーと浮気していることも知らずに、自分の娘に小さなメアリーという名前を付けていたことを知ったジョアン。
この3人のシビアな現実。最後は苦いものとなっていました。
芝居の間には舞台上につり下げられた小さなスクリーンに当時の主立ったニュース写真が映し出され、時代を表す懐かしのヒット曲が流れていました。出演者3人は舞台の上で着替えてたり、お化粧を直したり。こういう事って男だからできるんですよね。暗転の間でも楽しませようという心遣い。
前半が面白ければ面白いほど、最後の苦さが際だってきます。
この芝居を見ながら、女って結構強いから今はこの3人に大きな亀裂が入ってしまったけれど、ジョアンとメアリーがテッドと別れたら、またこの3人は仲良しになれるんだろうなと思ってしまいました。
篠井英介と深沢敦は安心して見ることができるのは判っていましたが、大谷亮介はどうなんだろうかと思っていましたけれど、慣れない女形の堅さが良妻賢母を演じるのにぴったりで、いい配役だったと感じました。
女版での「ヴァニティーズ」も見てみたいなという気にさせられました。
もっと生々しくなるかもしれませんが。


