「グリマー・アンド・シャイン」 / 村をんな
ニュース・芸能 > ストレートプレイ
観劇日…2005年5月28日
劇場…新神戸オリエンタル劇場
ディーリアは友人の結婚式に行ったときに、そこでトロンボーンを吹いていたジョーダンと知り合う。ジョーダンはディーリアの姓がグリマーであり、父の名がダニエルと聞いて、昔トランペットを吹いていたジャズマンと決めつける。しかし現在ディーリアの両親はインドからスカーフを輸入する仕事をしており、ディーリアはジョーダンの言うことがただ自分をナンパするためだけの口実だと取り合わない。
ジョーダンがダニエル・グリマーという名前に執着したのは、彼が慕うトランペッターのマーティンがダニエルと二卵性の双子だったことを知っていたからだった。そしてジョーダンの父エディー・シャインはかつてグリマー兄弟とバンドを組んでいたのだった。
マーティンは昔のジャズマンがそうだったようにヤク中でその上にチェーンスモーカーでありアルコールも飲み続けていたため、心臓を悪くしていた。
ある日、心臓発作を起こし危篤状態に陥ったマーティンの唯一の肉親ダニエルがディーリアに説得されて渋々現れる。
ダニエルとマーティンが再会することで、なぜダニエルがジャズマンであったことを隠し通して生きてきたのかが徐々に明かされていく。
ダニエルがジャズマンだった頃、婚約していたマーサはすでに妊娠していたのだが、マーサはダニエルがヤク中であることに嫌気がさして、エディーと浮気していた。エディーはマーサが妊娠しているのは自分の子だと思っており、またダニエルもそう思っていたのだ。
裏切られた思いにダニエルは演奏会の巡業に出ている間、女としけこみ、マーサへの言い訳はいつもマーティンがしていた。
そして臨月のある日、マーサは大量出血して流産してしまう。その時にもダニエルはどこかにしけこんでおり、伝言を聞いたのは翌朝だったのだ。
ニューヨークに帰ったダニエルはマーサにマーティンが教えてくれなかったと嘘を付いた。
しかしこの出来事の後、ダニエルはジャズの世界から足を洗い、過去を封印していたのである。
ジョーダンを高橋和也、ディーリアを真中瞳、マーティンを山路和弘、ダニエルを羽場裕一が演じました。
マーティン役の山路さんが癖のある男の役を軽々と演じておられたのが、この芝居に厚みを与えていたのではないでしょうか。口を開けば冗談が飛びだし、ジャズを心から愛し、身体に悪くてもジャズマンとしての昔からの生き方を捨てきれずにいる男でした。心臓発作で倒れた後、病院のベッドに寝ていたマーティンが臨死状態になって、山路さんがひょいとベッドから飛び起きて饒舌に語り出すところ(実は身体から抜け出した魂なんですが)なんか、面白かったです。
ディーリア役の真中さんは、残念ながらあまり箱入りセレブな感じはしなかったように思いました。ただ1シーンだけ母親マーサが若かった頃、エディーを誘惑する場面があったのですが、なかなかコケティッシュで印象に残りました。
ジョーダンは繊細で気持ちの優しい男の子で、生活は貧しくても心からジャズを愛しているんだけれども、生活レベルの差からディーリアとの気持ちがすれ違っていって悩む姿を、高橋さんは情熱的に演じておられたように感じました。前回「スリーデイズ・オブ・レイン」で見たときはかなり個性的な役柄だったので、ちょっと物足りないような気もしないではなかったのですが。
ダニエルは自分の過去をすべて拒絶する頑固な父親だったのですが、羽場さんがその役をするにはまだちょっと若い感じしました。
カーテンコールで羽場さんと山路さんがトランペットを高橋さんがトロンボーンを生で演奏されました。短い期間の練習だったとは思うのですが、結構こなしておられるのに、感心してしまいました。そして生の演奏が私の気分を明るくして劇場から送り出してくれたように思いました。こんなおしゃれなカーテンコールってなかなかお目に掛かれないのではないでしょうか。
劇場…新神戸オリエンタル劇場
ディーリアは友人の結婚式に行ったときに、そこでトロンボーンを吹いていたジョーダンと知り合う。ジョーダンはディーリアの姓がグリマーであり、父の名がダニエルと聞いて、昔トランペットを吹いていたジャズマンと決めつける。しかし現在ディーリアの両親はインドからスカーフを輸入する仕事をしており、ディーリアはジョーダンの言うことがただ自分をナンパするためだけの口実だと取り合わない。
ジョーダンがダニエル・グリマーという名前に執着したのは、彼が慕うトランペッターのマーティンがダニエルと二卵性の双子だったことを知っていたからだった。そしてジョーダンの父エディー・シャインはかつてグリマー兄弟とバンドを組んでいたのだった。
マーティンは昔のジャズマンがそうだったようにヤク中でその上にチェーンスモーカーでありアルコールも飲み続けていたため、心臓を悪くしていた。
ある日、心臓発作を起こし危篤状態に陥ったマーティンの唯一の肉親ダニエルがディーリアに説得されて渋々現れる。
ダニエルとマーティンが再会することで、なぜダニエルがジャズマンであったことを隠し通して生きてきたのかが徐々に明かされていく。
ダニエルがジャズマンだった頃、婚約していたマーサはすでに妊娠していたのだが、マーサはダニエルがヤク中であることに嫌気がさして、エディーと浮気していた。エディーはマーサが妊娠しているのは自分の子だと思っており、またダニエルもそう思っていたのだ。
裏切られた思いにダニエルは演奏会の巡業に出ている間、女としけこみ、マーサへの言い訳はいつもマーティンがしていた。
そして臨月のある日、マーサは大量出血して流産してしまう。その時にもダニエルはどこかにしけこんでおり、伝言を聞いたのは翌朝だったのだ。
ニューヨークに帰ったダニエルはマーサにマーティンが教えてくれなかったと嘘を付いた。
しかしこの出来事の後、ダニエルはジャズの世界から足を洗い、過去を封印していたのである。
ジョーダンを高橋和也、ディーリアを真中瞳、マーティンを山路和弘、ダニエルを羽場裕一が演じました。
マーティン役の山路さんが癖のある男の役を軽々と演じておられたのが、この芝居に厚みを与えていたのではないでしょうか。口を開けば冗談が飛びだし、ジャズを心から愛し、身体に悪くてもジャズマンとしての昔からの生き方を捨てきれずにいる男でした。心臓発作で倒れた後、病院のベッドに寝ていたマーティンが臨死状態になって、山路さんがひょいとベッドから飛び起きて饒舌に語り出すところ(実は身体から抜け出した魂なんですが)なんか、面白かったです。
ディーリア役の真中さんは、残念ながらあまり箱入りセレブな感じはしなかったように思いました。ただ1シーンだけ母親マーサが若かった頃、エディーを誘惑する場面があったのですが、なかなかコケティッシュで印象に残りました。
ジョーダンは繊細で気持ちの優しい男の子で、生活は貧しくても心からジャズを愛しているんだけれども、生活レベルの差からディーリアとの気持ちがすれ違っていって悩む姿を、高橋さんは情熱的に演じておられたように感じました。前回「スリーデイズ・オブ・レイン」で見たときはかなり個性的な役柄だったので、ちょっと物足りないような気もしないではなかったのですが。
ダニエルは自分の過去をすべて拒絶する頑固な父親だったのですが、羽場さんがその役をするにはまだちょっと若い感じしました。
カーテンコールで羽場さんと山路さんがトランペットを高橋さんがトロンボーンを生で演奏されました。短い期間の練習だったとは思うのですが、結構こなしておられるのに、感心してしまいました。そして生の演奏が私の気分を明るくして劇場から送り出してくれたように思いました。こんなおしゃれなカーテンコールってなかなかお目に掛かれないのではないでしょうか。
2006年1月2日(月) at 16:43 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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