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「草迷宮」 花組芝居 / 村をんな

ニュース・芸能 > 花組芝居
観劇日…2005年10月23日
劇場…松下IMPホール


 今回の花組芝居は「鏡花まつり」と銘打って、昼夜別公演となりました。そこで私は未見の「草迷宮」の方を選びました。
 「草迷宮」の原作は明治42年に単行出版された幻想小説なのだそうです。
旅の修行僧がある土地に立ち寄るとその庄屋の別荘で死人が相次いで出たことから、現在は無人になっており、朽ち果てるばかりであるという話を茶店の婆から聞き、婆に頼まれて供養のために、一夜の宿とするのです。そこには旅の書生が先客として逗留しており、数々の怪しい現象が繰り広げられていくというようなストーリーでした。
 泉鏡花の代表作「天守物語」や「夜叉ヶ池」の系統に属する作品ですので、理屈抜きで花組芝居が描く鏡花の幻想世界を楽しむものとなっていました。
 役者衆の扮装や衣装はコミカルなものだったのですが、セリフは鏡花特有の文体で、結構長セリフも多く、大変だったのではないでしょうか。
 特に自分の母親の幻を求める旅の書生・葉越明役の松原綾央のがんばりが素晴らしかったと思いました。
2006年1月2日(月) at 16:55