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或る転校生の悩み。 / サンヂョンプンニョム

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我が国では、小、中、高いずれも教科書会社は複数あり、
よって各教科とも複数種類の教科書がある。
というわけで、私が勤めているような、副教材の業界では、
授業で支障なく使っていただけるよう、そのそれぞれの教科書に準拠したワークブックなり、テストなり、ドリルなりを製作しなければならないのである。

さて、昨日、3月30日の朝日新聞・朝刊「声」欄で
考えさせられることがあった。
投書の主は中学生。
彼(おそらく男性)は、転校の経験があり、その際、
教科書で(特に社会や理科)で表記・表現や
学習順序に違いがあることで戸惑った。
各社の教科書内容を統一すればそのような転校生の
悩みは解消されるのでは、との趣旨であった。

現時点では、転校生の学習進度への対応は
(各教科の)担任の仕事になっていると思われるが、
実際の所、そのようなことを一元的に取り決めた
制度は存在しないと思う。

そのため、同じような悩みを抱える転校生は少なくないのではないか。

例えば中国や韓国では国定教科書として一種類の教科書しかなく、特に社会科などは政府の意向に沿ったものになっている。
これに対して、日本では各社で内容や学習順序が異なっていることは、一見すると表現の自由を尊重しており否定されるべきものではないように思われる。
(とは言え、日本にも検定制度があり、権力からは必ずしも自由とは言えない。)

しかし、憲法や改正?教育基本法も保障している「教育の機会均等」という理念に照らし合わせて見ると、問題があると言えないだろうか。

このことについて、もう少し考えてみたい。
2008年3月31日(月) at 01:18 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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