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鼓笛隊の襲来 三崎亜記 / ナカムラのおばちゃん

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鼓笛隊の襲来
三崎亜記
光文社


短編集

『となり町戦争』の著者
1年4ヶ月ぶりの新刊


記憶 
 過去の蓄積
  取り残されることの恐怖
   見えない部分に押し込められた何か
    一つの世界の秩序が維持されている理由
     いつまでも変わらぬ愛
      抗いようのないもの
       存在しているのに存在していないもの
        ありふれた日常が
         ある日突然
          いともあっけなく消え去る


各編共通する何かとは
不安定とでも不確実とでも言うたらええのでしょうか。

『鼓笛隊の襲来』という表題作だけを立ち読みして
こりゃ面白いと思い購入。

突然赤道上に鼓笛隊が発生し
その進路にあたる国は未曾有の被害を被ると予測される。
鼓笛隊はその進路上の人々を
鼓笛隊に吸収し、ますます大きくなって進むというお話。

面白そうでしょ?
実際、面白かった。
変なんやけど変なん飛び越えてリアル。

でも
他のものは
読んでてすごく心が不安になる作品でした。
怖いとかとは違う。
いや、
やっぱり怖い。
ざわざわ、ぞわぞわ怖いのです。

どの作品もあり得ないのに
ふと横を見るとすぐそこに存在するような怖さでした。

おばちゃんは
表題作が一番好きです。
もうちょっと長いめの『鼓笛隊の襲来』を
読んでみたかったてな気もします。







  
 




2008年4月4日(金) at 22:56 

このエントリ(記事)へのコメント

こんばんは〜。 / ちきちき URL

先日は素敵なコメントどうもおおきにでした♪
コテコテ関西弁でよろしくです。

さておき。
おもしろい短編集でしたね。
私も表題作が好きでした。
三崎さんの作品の変な設定、癖になります。もっと読みたい。
2008年04月26日(土)   at 21:47

ボタン / 本人マーク(認証コメント)ナカムラのおばちゃん URL

怖いけど面白かったです。
ちきちきさんとこではボタン問題でみなさん活発でしたね。
してはいけないと言われればしたくなる。
押してはいけないと言われれば押したくなる。
おばちゃんは
押さへんやろなぁ。
押した後のことが想像の範疇を越えるもん。
あかんたれなおばはんなもんで……
2008年04月29日(火)   at 12:04

こんばんは♪ / ERI URL

ご無沙汰してました。
「鼓笛隊の襲来」面白かったですよね。
日常に、ふっと不条理を持ち込む、三崎さんの腕が、楽しめました。
私なら、きっと一番に踊りまくって着いていってしまいそうですわ。
音楽に弱いんです(笑)
私は、このざわざわっとする小説が、好きなんですよ・・。
自分の足元があやうくなるような。
裂け目から、暗闇を覗きこむ感じに、惹かれます。
2008年05月04日(日)   at 0:27

鼓笛隊 / 本人マーク(認証コメント)ナカムラのおばちゃん URL

現実の中の非現実・非日常。
隣り合わせの怖さが面白かったです。
三崎さんてすごいですね。
2008年05月05日(月)   at 21:53

こんばんは / なな URL

三崎さんの描くこの世界とちょっと違うところって
本当に旨いところをついてくるなって感心します。
長編で不思議な世界にどっぷりひたるのもいいけど
小さな違和感を続けて読むのも幸せです。
2008年05月09日(金)   at 18:01

鼓笛隊 / 本人マーク(認証コメント)ナカムラのおばちゃん URL

ななさんこんばんは
小さな違和感。
そうですね、この小さな違和感が短編として積み重なって
大きな怖さになり面白さを生み出してるのやろね。
いやぁ面白かった。
2008年05月10日(土)   at 21:52

こんばんは / たまねぎ

一文字ずつずれたレイアウトが音符の旗や五線譜を思わせていいですね。しかも、この本の持つちょっと不安な雰囲気も感じさせてくれます。私はこの中ではぞうさんが好きでした。
2008年05月11日(日)   at 23:39

レイアウト / 本人マーク(認証コメント)ナカムラのおばちゃん URL

ほめてもろた(笑)
年を重ねるとなかなか褒めてもらうってことないので
このレイアウト、褒められてヘヘうれしい。
おばちゃん、どう書いたらええのかわからへんで、
本屋にいた頃書いてたPOPみたいになってしまいました。
2008年05月14日(水)   at 22:27

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鼓笛隊の襲来 / ぼちぼち

JUGEMテーマ:読書
見えているのに、見ていないものはありませんか?

戦後最大規模の鼓笛隊が襲い来る夜を、義母とすごすことになった園子の一家。避難もせず、防音スタジオも持たないが、果たして無事にのりきることができるのか――。
表題作ほか書下ろし1編を含む全9編。眩いほどに不安定で鮮やかな世界を見せ付ける、贅沢な傑作短編集。
『となり町戦争』の著者、1年4カ月ぶり待望の新刊!光文社HPより

装丁、いいです。裏面にはなにやらちっこい楽譜もあったり。鼓笛隊が演奏するのかしら?

三崎さん、やっぱり好きです♪面白い。
妙な設定で一瞬ギョッとするんですが、気づくとなんだか病みつきに。

表題作がお気に入りでした。
戦後最大規模の鼓笛隊が発生、上陸の夜をどうすごすのか?
なんじゃそりゃ、と思ったら「ハーメルン」ですね。
私はむしろ付いて行ってしまいたい気も。ちょっと楽しそう…ってやっぱり恐ろしいかな。でも鼓笛隊員?なんだか可愛らしいし…
上手に付き合えたらいいなあと。自然とも、家族とも。

他にもそれぞれ印象に残ってるんですが、「彼女の痕跡展」「象さんすべり台のある街」「同じ夜空を見上げて」などなど(いっぱい!)。
「同じ夜空を見上げて」なんかはほろりと来て、ちょっとビックリしました。

あ。あと、あれです。ボタン、押せ押せ♪ってずっと思ってました。
押して欲しかった。気になるやん!
2008年04月26日(土)   at 21:47

鼓笛隊の襲来 三崎亜記 光文社 / おいしい本箱Diary


三崎さんの短編集。
なかなか切れ味よくて、どれも三崎さんならではの味わいの短編ばかり。
日常の中に、ふっと一つ、架空の設定を混ぜてある。
台風の変わりに、鼓笛隊がやってきたり。
公園の滑り台に、本物の象がやってきたり。
美しい女の背中に、ボタンが付いていたり・・。
噛み切れない異物を飲み込む違和感を感じながら、その物語世界を
咀嚼していく、その痛みのような感覚が、いい。
確かに、一つ一つはありえない設定なんだけれども、その設定が、なにやら
どこか懐かしい。懐かしい、と...
2008年05月04日(日)   at 0:23

「鼓笛隊の襲来」三崎亜記 / ナナメモ


鼓笛隊の襲来
三崎亜記
JUGEMテーマ:読書

9つの短編集。「小説宝石」掲載の8つに書き下ろし1つを加えたもの。

なんとなくジャンルがこの間読んだ新井素子さんのショートショート「ちいさなおはなし」に似てるような感じ。今までの作品のような訳のわからないだけどきっちりと「決まりごと」がある世界とはちょっと違う作品が多かったのが残念。でもどの話しも面白かった。

「突起型選択装置(ボタン)」のボタン、押したらどうなるんだろう?読みながら「押して!押してみて!」って思ってました。

2008年05月09日(金)   at 18:02

鼓笛隊の襲来  三崎亜記 / 今更なんですがの本の話

三崎亜記さんの新作『鼓笛隊の襲来』は非現実的な何かが私達の暮らしの中にそっと混ざりこむ事で普段は押し殺したり忘れてしまっているものを浮き彫りにしてくれる、実に三崎さんらしい作品の並んだ短編集です。小説宝石で2007年辺りを中心に掲載された八つの短編プラス書き....
2008年05月11日(日)   at 22:29