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南極観測船しらせ、 / ローカル線

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最後の航海を終えて帰港する南極観測船しらせ=12日午前9時18分、東京・晴海、武田剛撮影

25年間お疲れさま 南極観測船しらせ、最後の旅終える
 「25年間、お疲れ様」。最後の南極航海を終えた観測船「しらせ」が12日午前9時半過ぎ、1万4千キロ離れた昭和基地から東京港へ帰って来た。船体には厚い氷の海を航行してきた傷跡が見える。晴海埠頭(ふとう)客船ターミナルは、乗組員の家族やこれまでに乗船した観測隊員たちで埋め尽くされた。「お帰りなさい。ご苦労様でした」と横断幕を掲げて、25回の南極往復の労に大きな拍手を送った。
 これまで7回乗った菅原茂先任伍長(53)は来月定年を迎える。「最後にもう一度、しらせと南極を見たいという夢がかなった。故障なく、よく一緒にがんばってくれたという思いでいっぱいです。なんとか保存できればいいですね」と語った。

 しらせは昨年11月14日、東京港を出発。5カ月で約3万7千キロを航海した。「宗谷」「ふじ」に続く、3代目の観測船として83年以来、走った距離は地球30周分を超える。南極海の厚い氷に体当たりして砕きながら走る「チャージング」は、通算3万6650回に及んだ。荷下ろしの後、18日に海上自衛隊横須賀地方総監部へ戻り、8月に引退となる。
 全長134メートル、基準排水量1万1600トンという巨大な船の保存は危ぶまれている。誘致に手を挙げたのは北海道稚内市だけだ。だが、払い下げや改修の予算が足りず、話は進展しないまま。今月初め、民間からの引き取り手の募集も始まったが、詳しく話を聞きたいと言ってきた所は数件という。
 「しらせ」の名前を引き継ぐ新観測船は16日、京都府舞鶴市で進水式を迎える。就航は来年のため、今秋出発の50次南極観測隊は豪州の砕氷船を使う。(中山由美)
http://www.asahi.com/science/update/0412/TKY200804120039.html
2008年4月14日(月) at 01:20