床屋 / おやっさん
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今回は床屋について。
ワシがいつもいく床屋さんは3件くらいあって、順繰りに回っている。まあ、単に空いているほうに行くのだが・・。
そのうち腕のいいのが2件ある。ドカッと座って「いつものとおり。」というと、ワシの難のある髪質にあわせて上手にやってくれる。
さて、床屋さんというのは大概話し好きですな。散発中の間を持たせるのもあるが、よく喋る。まず時候の挨拶から話題を始めてくる。こちらが喋りやすいように話題をふってくれるのだが、やはり床屋さんのほうがよく喋る。
贔屓の1件めは、息子の同級生の家が床屋で、腕がいい。マック使いでCGのクリエイターなんで、パソコン談義をするのには丁度いい相手である。でも相手の知識が深すぎて時々こっちがついていけなくなる。
もう一軒は、珍しい「無口な床屋さん」
ちょっと、よゐこの浜口みたいな人。
店のドアを開けて入る。
「・・・いらっしゃい」
ドカッと座る。
「・・・・・・・・・・今日は、どうしましょ?」
「前髪は眉毛の上。あと全体に短くして。」
・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
静寂が店内を包み、聞こえてくるのは髪を切るひそやかな音のみ・・・・・・・・・・・・。
「・・・・はい」
「ありがとさん。」
たまには静寂な床屋もいいもんでっせ。
最後は腕はイマイチなんだけども、話がワシ好みなんです。
大正15年生まれのご主人は、なんとワシの父親と同じ年で、まだ現役なのがすごい。
そんなお年であるので、実に話題豊富。
ワシのお気に入りの話が、皇統譜についてのお話や、元伊勢神社の真偽についてとかの、古〜〜〜いお話です。
光仁天皇(白壁王)が、施基皇子の第六子であったとか・・・喋っているといつの間にか3時間くらい経っている。そこの床屋さんに行くには予習をしておかなければならん。
せっかく大枚(?)はたいて散発するんやから、腕もさることながら、ためになる床屋に行きたい・・・と思う。


