大阪スタイル

パーソナリティ・チアラのblog

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広告批評 休刊へ《続編》 / パーソナリティ・チアラ

社会・政治 > 龍馬の船中八策
●後記より
大阪でバッタリ、かい人21面相に会いました。しばらく鳴りをひそめているけれど、広告批評ならインタビューに出てもいい、大いに犯罪文化論をぶちまくったるわ、と言うのです。ぜひお願いします、と答えて別れたのですが、なんでも”文化”になるところが、とても大阪的だナと思いました。
 これが東京だとそうはいかない。文化とは高尚なものだと思っているアタマの固い人や、文化には順列があって広告やストリップは低級文化だと思いこんでいるアタマの弱い人がいっぱいいる。その点、大阪には、人間の考えだすヘンなことはみんな文化で、それには上も下もない、バーッと横一列に並んでいるもんや、と思っている人が多いような気がします。
 つまり大阪には、いやな権威主義がない。権威なんてアタマから認めないし、そんなものが出てきてもセセラ笑って無化してしまう。どうもそういう風土があるように思うのですね。
 で、つくづく思うのですが、この際、日本の首都は大阪ということにして、国会も政府も大企業も大阪に移ったらどうなんでしょう。できれば天皇陛下にも灘波あたりに遷都していただいて、大阪ブームに拍車をかける。ついでに標準語も大阪弁に変えて、これを全国に普及させるというのも、悪くないと思うのです。
 そうしたら、政治も文化も変わるかも知れないし、なによりも東京が生まれ変わる。どう生まれ変わるかはわかりませんが、少なくともジャイアンツは生まれ変わるんじゃないでしょうか。(天野祐吉より引用)

とまあ、創刊30周年を機に休刊宣言をした当時、編集長の天野祐吉さんは、22年前(1986年)の特集「大阪でんねん」の編集後記にこう書いていました。
この後記には、何となく今のニッポンの抱える問題が凝縮されてるように思いますね。庶民はなんとかニッポンを変えたいと思うが、一票を投じたところで結局、なんら変わらずこれまでと同じとジタンダ踏んで、ジャイアンツは負けが込んでネベツネ氏の怒りを買うわ、笑いの吉本は東京遷都でブラウン管からは大阪弁の逆流状態。それならいっそ、標準語は大阪弁、なるほどなあと思う。大阪の企業はみな東京へ逃げてしまって大阪はカラッポ、地盤沈下もええところ。大阪が首都なら逃げた企業も戻ってくるだろう。天皇さんにも心置きなく「たこ焼き」なんぞ食してもらって庶民派感覚の天皇さんというのも悪くない。ちなみに、現、皇太子さんは、たこ焼きなるものを食したことがないと、宮内庁から直々に連絡があって、たこ昌が大阪からわざわざ献上したそうだ。そのときに「大阪出るとき連れてって…」という有名なコピーと、たこ焼きの冷凍モンができたとか。
そんなわけで、この22年前の天野祐吉さんの「大阪が首都」には、とりあえず賛成、一票投じます。
しかし、大阪弁が標準語なら「恋人」たちの現場はイマイチでんな。
なぜって、「ラブレター おおさか弁では 書けまへん」。
ブヒャ!
ん〜、”おまえのこと好っきゃねん、なあ、なあ、結婚して〜な…”とラブレターをメールしたところで、”なに冗談ゆうてんねん、このどアホ”と返信されそうやな。

2008年5月20日(火) at 01:09