第11回『ジャングル・フィーバー』 /
編集部:ジャポネ・タカキ
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『ジャングル・フィーバー』の誘惑のチャイニーズ・フード
地を出すと言った先から、迷いが生じているジャポネ・タカキです。
さて、今回チョイスしたのは、スパイク・リー作『ジャングル・フィーバー』。
アフリカン・アメリカンの建築家・フリッパー(ウェズリー・スナイプス)。会社では、バリバリと仕事をこなし、家庭では良き夫であり、良きお父さん。
そんな彼の元に、ある日、秘書としてイタリア・アメリカンの女性・アンジー(アナベラ・シオラ)を上司が連れてきます。
それから数日、徐々に仕事になれてきたアンジーは、フリッパーとともに残業。その残業中に、ふたりは不倫関係に陥ります。不倫関係になったふたりは、黒人と白人。人種差別も重なって…。
人種差別、ドラッグ問題、さまざまな闇が物語のなかに登場するのですが、シニカルな笑いに包まれている分、観やすい作品。
人種問題に積極的に発言するスパイク・リーですが、本作では、イタリアンとアフリカン・アメリカンの両方の目線で描いています。まぁ、全米公開当時からいろいろとクリティックで言われていましたが、スパイク・リーだからこその作品じゃないかと思います。
さて、この映画のどこがおいしい映画なのかといいますと、
ふたりが残業の途中で食べるチャイニーズフードが、魅惑の味をぷんぷん画面から、におわせてくるところ。
当初は「アフリカン・アメリカンにしてくれって頼んだだろ」と上司に秘書を代えるように言っていたウェズリー・スナイプスが、ふたりでチャイニーズフードを食べているころには、もう目がとろんっとしている。
あのイヤらしい感じは、とってもおい…。失礼いたしました。
何はともあれ、チャイニーズフードといえば、
四角くて白い固い紙で作られている容器。
アメリカのドラマ「フレンズ」や、
最近では、こじゃれたカフェのテイクアウトの容器として
よく見かけるものです。
残念ながら、その中身が何であるかはよく分かりませんが、
あの食事のシーンは、大人のための“おいしい映画”なのではないかと思います。
『ジャングル・フィーバー』
アメリカ・132分
■公開:1991年
■監督:スパイク・リー
■出演:ウェズリー・スナイプス オジー・デイビス アナベラ・シオラ


