毎年の事だが、1月9日から『Macworld Expo』が開催される。
そこで最も気になるのがスティーブ・ジョブスによる基調講演。毎年、どんな発表がされるのかが注目される。
というわけで、時期的にはギリギリだが、予測(願望?)を述べてみたい。
BootCampでMacOSとWindowsが同時起動可能に?これは限りなく願望に近い予想。
当然の事ながら『Macworld Expo』ではMacOSX Leopardに関する発表が行われるはず。その中でも注目したいのがLeopardから正式機能となるBootCamp。現在のベータ版では同時起動は出来ないが、是非とも実現してもらいたいのがこの機能。
以前からバーチャルPCなどでMac上でWindowsを動作させた事はあるが、どうしてもネックになるのがHDDアクセス速度。CPU速度としては満足できるだけの速度が出ていても、Mac上での1ファイルを仮想HDDとして扱うため、いくらWindowsの設定をDMA転送にしていても実質的にはPIOモードで動いているのと変わらない事になってしまう。そのため、仮想メモリを使う事が標準であるWindowsではどうしても全体のパフォーマンスは落ちる事になる。
その意味で、実際のHDDのパーテーション分けをするようにインストールできるBootCampはパフォーマンスが落ちない分有利と言えるわけだが。残念なのはMacOSと共存できない事。バーチャルPCのようなエミュレータでは、互いのOS間でのファイル転送やコピー&ペーストがシームレスに出来るのが利点。その点ではBootCampは、間に再起動という手間が発生する。これは面倒だ。
理想としては電源オンと共に両方のOSが起動。キー操作一つで画面切替が出来て、ファイル転送なども簡単に出来る。メインメモリも全てを共有して、互いのOSは相手OSを1アプリケーションやサービスと認識して、メモリ使用量を動的にシェアする。というのが望ましい。
Parallels Desktopで、エミュレータでありながらBootCampのパーテーションを利用するという事が出来るようになるので、かなり近い事にはなるんだろうが、メモリをシェアするという事までは出来ないと思われる。
ともかく純正でここまでできたら言う事無し。
TVチューナー内蔵のMacが発売?iTVが発表された時から思っていた。
前に書いた記事に反するように思えるかもしれないが、これは有りそうな事だと思う。
つまりiTVを使えば、ジョブスの言う「テレビとパーソナルコンピュータが一つになるとは考えていない。」というスタンスを崩さずに済むからである。
Macで録画した番組を、iTVを経由してTVで視聴する。あくまでMacの位置付けをホームサーバーのようなものとすれば、ジョブス自身の言葉と何の矛盾も生じない。
特に日本の市場においては、このTVチューナー内蔵Macは必須と言ってもいい。
せっかくiTVを発売したとしても、日本ではアメリカのようにiTSを通じてTV番組をダウンロード販売するという下地が全く整っていない。となればユーザー自らが録画ファイルを作成するしかないわけだが、現在のMacで出ている録画機器は、高級なプロ用か外付け型のものしかない。これを買って、さらにiTunes用に変換してまで、録画ファイルを溜め込もうという人間がどれだけいるのか?
ただでさえニッチなMacユーザーの、さらにニッチな相手を選んで商売するなんて正気の沙汰ではない。このままiTVだけが発売されたところで、結局は販売台数が伸びないのは目に見えている。
ということは、iTVの発売と同時か、それと近い時期にTVチューナー内蔵のMacを発売して、「コレとiTVを繋げるだけで使えますよ」という風にでもするしか仕方ないのではないか。
そう考えると、TVチューナー内蔵Macが一気に現実味を帯びてくるものと思う。
だいたい、iTVがアップルとしては異例な事に、発売前に発表された事自体が、あらかじめTVと繋がる事をユーザーに意識させて、新Macにチューナーが載っていても「前から言ってる事と違うじゃないか!?」と言ってジョブスに非難が集まらないようにするための、緩衝材のようなものだったのではないか。
私は、そう思っている。
ま、合ってるか間違ってるか、すぐに結果が出る事だけどね。