温もりについて / さんぽ
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「温もりについて」
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ひとの温もりは関係の温かさだと思います。
そのひとがどれだけの関係を経てきたか。
そのひとの向こうにどれだけの関係を感じられるか。
決して数の問題ではなくて、その関係のひとつひとつをどれだけ大切にしてきたか。
どれだけ丁寧な気持ちを注いできたか。
そのことによって、そのひとの温かさというものは、はかることができるのじゃないかなと思っています。
ひとはひとりでは生きていけないとはよく言うけれど、それはすごく本当で。
決して自己完結しているような間はきっとだめなんだろうなと思います。
まして怒りや憎しみはひとを遠ざけ、愛情を退ける。
関係の中にある自分というものを知り。
そうしてやっと本当の穏やかさ、温もりへの歩みを始められる。
願うは、いつの日かただそのことを静かに受け入れられているようなひとになっていきたいということ。
森の奥、こんこんと沸き続ける清水のような小さくでも確かな営みへ。
近頃、このことをよく思います。
ぼくは本当にたくさんの出会いに守られてきました。
出会うべきときに出会い、温かいひとたちと交わって。
その度ごとにぼくは歩みを進めてもらったと思います。
本当に恵まれていました。
そして今その出会いのすべてを好きでいる。
これは唯一ぼくが真っ直ぐに自慢できることです。
そうしてまたひとつ。
出会いはきちんと用意されていて。
本当にすごいなあ。
この歩みを確かに進めます。
もっと素直になる出会い。
”こうしなくちゃ”から”こうしたい”へ。
さあ、もっとこどもになっていこう。
(写真は高松・栗林公園の夕暮れ 2006.10.28)
2007年1月23日(火) at 23:02
何もしない / さんぽ
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「何もしない」
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最近読んだ本の中に「引き算の優しさ」という言葉がありました。
誰かのために何かをしてあげる、そういう足し算の優しさではなく。
それは"何もしないでいてくれるやさしさ"。
ああ、それはすごくいいことだなあ。
ただ、あなたがあなたでしかなくて、あなただけであって。
ただ、私が私でしかなくて、私だけであって。
強いず。必要以上に求めず。
探らず。あるがままに。
あるがままを認め。あるがままに責任を持ち。
それはとても厳しくそして穏やかな態度。
何もしないこと。
簡単なようで、すごくむつかしいことのように思います。
急に寒くなってきました。
冬へと季節が動いてゆく今日は休日。
外では久しぶりの雨が降っています。
紅葉がますます鮮やかです。
2006年11月11日(土) at 15:09
毎日のための約束 / さんぽ
静かな関係 / さんぽ
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「静かな関係」
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悲しいとき。「悲しいね」と言い合えたらそれで十分。
嬉しいとき。「嬉しいね」と言い合えたらそれで十分。
ぼくたちが語らなくちゃいけない言葉って、本当はそんなにないのだと思う。
言葉にしなくちゃいけないことって、もちろんたくさんあるのだけれど。
けれど、本当に大切なことって、きっと言葉をこえている。
目と目で。体と体で。温度で。匂いで。時間、場所で。
そういうもので初めて感じることのできる何かが、この世界には確かにある。
言葉は、どこまでいっても孤独なぼくたちの、つながりを求める切ない"手"だ。
ひととひととを、言葉が結ぶ。
そのために言葉を大切にする。
それは誰かを大切にすること。
けれど、隣にいるひととは言葉をこえたい。
言葉をこえて、つながっていたい。
そんなのって贅沢かな。もしかしたら妄想かも。
あるいはとても傲慢なのかもしれない。
誤解があってもいいの。
嘘をつくことだってきっとある。
けれど、本当に大切なところだけ。
そこだけは、言葉をこえてつながっていたい。
日を見て、海を見て、空を見て、緑を見て、風を感じて。
そうして笑っていられたらいい。
そういう静かな関係。
それはとても幸せなことだと思う。
2006年4月30日(日) at 18:51
手紙 / さんぽ
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「手紙」
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迷ったとき、落ち込んだとき、挫けたとき。もしも連絡をとりたいと思ってくれたのなら、ぼくは、そのすべてを聞く準備がある。何か特別な話ができる訳じゃないけれど。でも、あなたが話すそのすべてのことを、ぼくには聞く準備がある。
これまでは、そうすることでぼくは自分を探していた。誰かに優しさを注ぐことで、自分の居場所をみつけようとしていた。
でも、これからはそうじゃない。まずは、きちんと自分を育てること。偏らず、囚われず。太く、逞しく、健やかに。その枝葉がいつか誰かに届くように。
そっと、静かに。ほとんどあるかなしかのかたちで。風のように。大丈夫、と。きっと確かな声で届けられる日まで。ぼくは自分を耕していく。育てていく。
「ここにいるよ」なんてことはもう、言いません。あなたがたとえぼくを見つけなかったとしても構わない。ぼくは、あなたのことをいつも思っているし、あなたがそこで元気に暮らしているのなら、それが何よりの便りです。
けれど、ぼくは確かにここにいます。ここで静かに自分を耕しつづけています。だから、もしも、あなたがふとこちらへ立ち寄りたくなったのなら、ぼくは精一杯のおもてなしをしましょう。特別なご馳走は出せません。けれど、あなたが話すそのすべてのことを、ただ聞くことくらいはぼくにもできます。その準備は、いつでもここにしてあります。
そういう気持ちをもっともっと。
この手いっぱいの感謝と祈りを込めて。



