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サン=サーンス「交響曲 第3番」を聴きながら / Shio's Bar

音楽 > リスニングルームでクラシックを
お昼過ぎ、なんの拍子かサン=サーンスが聴きたくなった。

で、久しぶりに第3番を引っ張り出す。

サン=サーンス「交響曲 第3番 ハ短調《オルガン付き》」


シャルル・デュトワ指揮
モントリオール交響楽団
1982年録音
DECCA
デュトワで聴きました。
といっても、この1枚しか持っていません。

印象的なのは、第1楽章の第2部。
冒頭にオルガンが登場し、その低音に乗せて弦楽部が音の絨毯を敷き詰めていきます。
この第2部のほとんどがその構成。
美しくも壮大な祈りの歌です。

第2楽章の第1部は、一転して元気溌剌。
ティンパニーの強打から始まり、目まぐるしく楽器が主役を取って代わりながら進んでいきます。
途中で、ピアノやトライアングルも登場。
ピアノが参加する交響曲って、珍しいですよね。

最後は、オルガン主役。
というか、デュトワさん、大きすぎませんか冒頭のオルガン。
なにもそこまで、と思うほどの大音量でございます。
他の指揮者は、どの程度で入るのでしょうかね。

オルガンの音の厚みが曲に壮麗さを加えていて、なかなか楽しめます。
素敵なメロディも多く、なんというかテーマパーク的な面白さを持つ交響曲といった印象です。

デュトワ&モントリオール響は、全体にスマートな演奏ではないでしょうか。
伊達男という感じです。


この曲の初演は1886年、ロンドンのフィルハーモニック協会だそうです。
その演奏会では、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番もサン=サーンスのピアノで演奏された、とか。
不思議な縁があるもので、今朝の第1曲めは、バレンボイム&クレンペラーの同曲でした。
引き寄せられたんですねかね、サン=サーンスに。
そんな一日でありました。

さてさて、これを機に「マラソン交響曲 第3番編」にでも突入しますかな。
結構多そうだから、のんびりと2ヶ月くらいかけて。
2008年1月19日(土) at 17:46 / コメント( 2 )/ トラックバック( 1 )
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このエントリ(記事)へのコメント

イイ演奏でした / mozart1889 URL

おはようございます。
デュトワ/モントリオール響の絶好調時の録音ですね。素晴らしい演奏ですし、DECCAの録音がまた最高級でした。
このコンビの録音には外れがありません。素晴らしい音で鳴ってくれます。大好きな演奏です。
2008年01月20日(日)   at 7:08

mozart1889様 / 本人マーク(認証コメント)Shio's Bar URL

おはようございます。
コメント、トラックバック、ありがとうございます。

詳しい書き込みで参考になります。

やはり第2楽章は素晴らしいですよね。
キリスト教徒ではないけれど、なんというか人としての共通感情なのでしょうか、敬虔な気持ちにさせられます。
そして、それが気持ちいい。本当に快感なのです。

デュトワ&モントリオールのコンビをもっと聴いてみようと思います。
2008年01月20日(日)   at 10:27

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サン=サーンスの交響曲第3番 「オルガン付き」 デュトワ/モントリオール響 / クラシック音楽のひとりごと

ああ、寒い。日中はそうでもないが、朝晩は冷える。
朝は7時に家を出て、帰宅は夜も8時半頃だと、いやはや、この冷え込みが応えるなぁ・・・。こういう時期の風呂は有り難い・・・・いっぺんに温もりますな。

さて、今日は華麗な音楽を聴きます。

サン=サーンスの交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」。
シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団の演奏。
オルガン独奏はピーター・ ハーフォード。
1982年6月、モントリオールの聖ユスターシュ教会での録音。

サン=サーンスの「オルガン付き」はロマンの香り高い交響曲。
デュトワ/モントリオール響のコンビだと噎せ返るようなロマンの芳香はやや薄くなるが、オーケストラは非常に巧いし、DECCA録音は相変わらず素晴らしいので、華やかで鮮烈な音楽になる。特に録音は今も極上、オーディオ的快感に浸れる名録音。

全編にわたって、デュトワの舵取りに安心して身を任せられる名曲の名演奏だが、やはり素晴らしいのは第2楽章か。
バックにオルガンが上品に流れ、聴き手に宗教的な感情さえ喚起させる美しさ。弦楽合奏がまた最高に美しい。キメの細かいアンサンブルがとにかく素晴らしい。
静謐静寂、心洗われる美麗な演奏になっている。

そして第4楽章の華麗さ。
オルガンはイギリスの名手・ハーフォード。華やかでありながら上品さも併せもつ見事な演奏ぶり。音色もあまり派手にならず、モントリオール響と一体となって交響的な演奏を行っている。
弦はもちろん、管楽器の自発性あふれるアンサンブルも好ましい。

この当時、まさにデュトワは絶好調だった。
ラヴェルの管弦楽曲集を2枚出して、次はファリャだったか。
そして4枚目の国内発売がこのサン=サーンスだったと思う。演奏は極上だし、オーディオ的にも極上録音であって、好評を博したと思う。
DECCAレーベルではアンセルメ以来のフランス音楽のスペシャリストとして、かなりプッシュしていたんじゃないかな。
アルゲリッチに逃げられたり、協奏曲の伴奏ばかりしていたり、やや不遇の時代を越えて、ようやくデュトワの時代が来た・・・・という感じだったか。

僕がクラシック音楽を好きになって懸命に聴いていた頃と、デュトワがどんどん録音して一気に大指揮者になってゆく時期が同じなので、思い出深い演奏でもあります。
そして、今聴いても、ホンマに素晴らしい録音。
デュトワ/モントリオールの録音はほぼすべて極上と言ってエエでしょう。
2008年01月20日(日)   at 7:06

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