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「マラソン交響曲 第3番編 その2」 / Shio's Bar

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やはり始まってしまいました「マラソン企画」。

前回の第5番編は、3日で聴き終える「マラソン」というより「リレー」だったので、
今回はのんびり行きます。

サン=サーンスの3番に標題があったものだから、今日も標題付きで選曲を。


メンデルスゾーン「交響曲 第3番 イ短調《スコットランド》」


オットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1960年録音
EMI
このCDのライナーノーツに
「このディスクを手にされたかたの多くは、
メンデルスゾーンの交響曲の標準的な名演奏といったものを期待しているというのとは、
少し様子がちがっているのではないだろうか」とあります。

御名答。
その通りであります。
クレンペラーのメンデルスゾーンって、どうなるのよ。
クラシック鑑賞初心者の私でさえ、そう思いつつ手にしたCDです。

で、結果は《厳冬のスコットランド》との標題を進呈したいと思っております。


少し暗めに始まる第1楽章の序奏部から、クレンペラーの指揮はゆったりと重厚で、独特。
メンデルスゾーンへのイメージとしてある「爽やかな伸びやかさ」とはまた違うみたいです。

一転して弾むような第2楽章に入っても、決して明るくはない。

ぐっと重くのしかかるような第3楽章。
腰の据わったメンデルスゾーンが、そこにいます。

第4楽章は、威風堂々としたメンデルスゾーン。
コーダなどは、ブラームスのようです。


面白かった。
one&onlyの「スコットランド」が楽しめました。
冷え込み厳しく、今にも雪が降りそうな、今日の大阪北摂の空のような「スコットランド」でありました。
2008年1月20日(日) at 13:17 

このエントリ(記事)へのコメント

往年の名盤! / mozart1889 URL

こんばんは。クレンペラーの「スコットランド」、往年の名盤ですね。クレンペラー独特のゆったりテンポから生まれてくるニュアンス多彩な表現がたまりません。
LPで愛聴しております。

TBすると、全文が表示されてしまうようです。当方のDoblogの仕様かもしれません。煩わしい感じですね、申し訳ありません。
2008年01月21日(月)   at 21:35

mozart1889様 / 本人マーク(認証コメント)Shio's Bar URL

おはようございます。

クレンペラーのメンデルスゾーン、興味深い演奏ですよね。
ご指摘のように、カラヤンとは随分違う。
その違いを楽しむのもいいものですね。

トラックバックの全文表示は、気にしないでください。
一挙に読めて、これはこれで重宝していますし。
2008年01月22日(火)   at 9:37

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メンデルスゾーンの交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」 クレンペラー/フィルハーモニア管 / クラシック音楽のひとりごと

妻が三男坊と出て行きました・・・・・

・・・って、別に事件ではありません(^^ゞ。大学のオープン・キャンパスです。
大阪の長男・次男と合流、親子4人で水入らずの暮らしです。
高2の三男坊は、大阪を終えたら東京まで足を伸ばす強行軍。元気なもんです。

ワタシは老母と西条にとどまっています。月曜からのプレゼン準備がたまっているのでしゃあないですな。老母の野菜中心「精進料理」を食っております。健康にはこれがエエかも?

さて、今日はLPを取り出してます。

メンデルスゾーンの交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」。
オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏。
1960年1月の録音。EMI盤の古いLPです。

クレンペラーの十八番。往年の名盤。
ゆったりとしたテンポで実に風格豊か。そして、メンデルスゾーン特有の品の良さを備えた演奏。

ヴァイオリンの両翼配置が効果を上げていて、左右の旋律の受け渡しが面白いし、オケの音の広がりも楽しめる。

第1楽章はゆっくりとした大河の流れ。メロディを大切に歌い上げて、スケールが大きく、またスコットランドの荒涼たる自然を思わせるクールさも良い。
音の風景画家メンデルスゾーンの名作を、十二分に表出した、これは名演と思う。
この音の大河に身を任せてしまう快感。

第2楽章もテンポを落とした克明な演奏。スケルツォ楽章だがとてもロマンティックで、暗鬱とした曲想がそのままヌッと出てくる感じ。あまり手を加えないクレンペラーらしい率直さと云うべきか。

第3楽章は憂愁のアダージョ。
この曲は1842年に完成し、ヴィクトリア女王に献呈されたもの。あの大英帝国最盛期の女王だ。そして、彼女こそ、この「スコットランド」の書くきっかけとなったメリー・スチュアート女王の物語から数えて9代目の末裔だとのこと。
・・・そんな想いを巡らせながら聴くアダージョは、また格別。
憂いを秘めた音楽の表情がたまらない。

フィナーレは、クレンペラー特有のゴツゴツ感がある。
流麗な演奏の対極にある感じ(たとえば、カラヤン/BPO盤と比較すれば、エライ違いや)。その分、自然なザラつき、手触りが素朴で木質の感触がある。レガートを用いていないのがイイのだろう。
スケールは大きく、巨匠的な演奏でもある。


録音はさすがに古くなった感が否めません。
でもスケール感が十分に伝わってきます。
ボリュームを大きくして聴いていると、クレンペラーの懐の中で、深く大きく気持ちよく呼吸するような感じがします。
2008年01月21日(月)   at 21:32