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アート・ブレイキー「バードランドの夜」 / Shio's Bar

音楽 > 時にはジャズの話でも
アート・ペッパーの後なので、迷いました、随分。
そのまま1950年代半ばのウェスト・コースト・ジャズのアルバムに進もうか、と。

いろいろ候補があったのだけど、やはりここは「ジャズは、楽しいぞ」と体で感じてもらう曲にいこう、と決断。


選んだのは、イースト・コースト・ジャズから、ライブ物で、
アート・ブレイキー・クインテット「バードランドの夜」

Clifford Brown(tp)
Lou Donaldson(as)
Horace Silver(p)
Curly Russell(b)
Art Blakey(ds)
1954年録音
Blue Note1521.22
これはもう説明不要の名盤。
それまでウェスト・コーストに主導権を奪われていたイースト・コーストのジャズメン達が、
1954年、反撃の狼煙を上げたアルバムです。
「ハード・バップ」時代の夜明けを記録したアルバムです。

VOL.1
1.スプリット・キック
2.ワンス・イン・ア・ホワイル
3.クイック・シルバー
4.チュニジアの夜
5.メイリー

VOL.2
1. ウィー・ドット
2.イフ・アイ・ハッド・ユー
3.クイックシルバー(別バージョン)
4.ナウ・ザ・タイム
5.コンファメイション
(1995年購入のCDなので、今発売しているものとは少し曲が違うかもしれません)

ブレイキー、シルバー、そしてブラウン。
錚々たるメンバーが集まったオールスター・セッションです。
この後、メンバーを替えて「ジャズ・メッセンジャーズ」の名で活動するバンドの前夜祭。

まずは、熱気を感じて欲しい。

とは言え、正直、演奏は超一級ではありません。
と言うか、超一級の演奏とはなんぞや、と考えてしまうようなアルバム。

みんな、うまい。
だけど、ある意味、無茶苦茶。
アンサンブルなどあったものではない。
演奏前に、曲を決め、軽く打ち合わせをして、いざ、舞台へ。
後は、勢い。
アドリブを見てくれ。
そんな演奏。

それでいて、鳥肌もののアドリブ合戦。
やはり、超一級のアルバムです。

トランペットのクリフォード・ブラウンは私のジャズ・アイドル。
この人のトランペットを聴くと、もう他の人は聴けません。それほどの存在です。
で、ブラウンのアルバムの中でも、屈指の演奏が聴けるアルバムだと思います。
彼は、マックス・ローチ(ds)との双頭コンボで多くの名演を残したけれど、これだけ熱く奔放に吹いているものはありません。
最高のアドリブが聴けます。

各曲の聞き所の説明は、止めます。
VOL.2も含めて一気に聴いて欲しい。



プロデュース:アルフレッド・ライオン
録音:ルディ・ヴァン・ゲルダー
写真:フランシス・ウルフ
デザイン:リード・マイルス
黄金のカルテットの手になるアルバム。
その名をアルバムの裏面に印刷している意気込みも凄い。
彼らが50年代・60年代のジャズ・シーンをリードした事実も記しておきます。
それにしても、この当時のブルー・ノートのジャケットは素晴らしいなあ。
2008年1月20日(日) at 16:45