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「めっき」を紹介しました【世界一受けたい授業SP1月12日放送】 / 中村智彦

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 1月12日(土)午後7時からNTV系で放送予定の『世界一受けたい授業SP』で、「工場見学」の授業を担当しました。
  
 今回は、前々からのわがままをやっと通してもらって「メッキ」の実演をスタジオでやります。
 
 「めっきがはげる」なんて、なんだか安物とか偽ものの代名詞みたいに使ってしまっていますが、実は、めっき、かなり奥が深いのです。

 それに私たちの生活に密着している工業技術なのです。ぐるりと部屋を見渡してみても、メッキが施されているモノはかなりの数。さらに、眼に見えない部分でもメッキの技術が生かされているのです。

 そして、メッキというと金属にするだけと思い勝ちですが、いまやありとあらゆる素材にメッキが施されているのです。一番上の写真は、ガラス素材に様々なメッキを施したもの。さらに、下の写真のように樹の葉にめっきをするなんてこともできるのです。



 
 メッキと言っても、用途や目的に応じて様々な手法や、塗装などとも組み合わせての加工など、工業製品から芸術品まで多種多様です。ねじ一つとっても、本当にいろいろな種類の加工方法があるのです。



 
 私たちが何気なく使っていたり、触れているものにメッキの技術がたくさん使われているのです。いわば「縁の下の力持ち」。
 化学反応を利用した加工方法なので、微細な加工が可能なため、現代のIT時代を支える重要な「ものづくり」技術の一つ。一方で、京都などでは仏壇仏具製造などから生まれた技術で、美術、工芸品の「ものづくり」技術としても重要な位置を占めています。
 一方で、その性質上、水質汚染など問題が発生することがありましたが、現代では有毒物質の使用削減や管理、浄化設備などの整備が進み、そうした環境対策の技術も世界的に高く評価されています。

 しかし、こうして高い技術があるのですが、完成品の中に含まれていて、私たちが気づくことが少ない技術でもあります。なかなか番組では、こうした技術は紹介するのが難しく、取り上げることが少ないのですが、できるだけ今回のように「ものづくり」を支える基盤技術も、子供たちに紹介できればいいなあと思っています。
 
 今回は、京都府鍍金工業組合様の全面的なご協力とネットワークを活用させていただき、スタジオでの実演が可能になりました。撮影当日は、組合から株式会社ハイビック平田の杉江秀生社長様と、メテック北村株式会社の北村隆幸社長様が東京まで駆けつけてくださり、早朝から深夜まで準備と後片付けをしてくださいました。また、工場の取材には、株式会社キョークロの寺田理社長様にも大変お世話になりました。このように組合挙げてご協力いただいた上に、さらにそのネットワークから、スタジオで紹介する高価なメッキ製品をお借りしたのが、株式会社ヒキフネ様(東京都葛飾区)。
 また、京都機械金属中小企業青年連絡会のみなさんのご協力も得ており、スタジオでの実演サンプルは株式会社最上インクス様のステンレス薄板板金の蝶、冶具は株式会社富士精工様製。ピアノ線の溶接には、株式会社クオリス様の溶接技術と、多くのみなさまのご協力をいただいております。
 
 みなさんのご協力とご教示で、今回の放送が可能になりました。
 
 このように、いつも工場見学のコーナーとはちょっと違った部分をお見せできるのではと思っております。(しかし、番組そのものが小中学生にも分かるようにという趣旨ですので、専門家の方たちからご覧いただくと、物足りないものになるのは、ご了承ください。また、今回は、めっきをする工程だけを簡単にして実演し、お見せします。実際のめっき工程は、非常に複雑で繊細なものです。)
 
 撮影が無事終わって。左から北村社長様、杉江社長様と。ほっとしています・・・


舞台裏で準備をしたくださっています。放送ではあっと言うまですが、準備と片付けには本当に長い時間をかけてくださいました。本当にありがとうございました。

 
京都府鍍金工業組合さんのホームページには、おもしろいコーナーがあります。ぜひ、ご覧下さい。
『知っていますか? メッキのいろいろ!?』
『クイズDEメッキ』
 
2008年1月10日(木) at 14:35