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最近のお仕事 / 中村智彦

> 社会的活動
リンクを貼っているところでは、講演やシンポジウムの内容や概要をご覧いただけます。


山梨日日新聞社甲府政経懇話会(山梨県甲府市)2005年8月25日

上毛新聞社政経懇話会(群馬県高崎市)2005年8月24日

ものづくり、ネットワーク、創造セミナー(置賜地域地場産業振興センター・山形県長井市) 2005年8月22日 
 長井市を中心とする地域の産業振興に関して、普段から地元と取り組みをしている松木健三先生(山形大学名誉教授)と杉本俊之先生(山形大学地域共同センター助教授)と私とで、意見交換と提言を行いました。同じ地域で取り組みを行っていても、なかなかこうしてお知り合いになり、意見や情報を交換する場は少ないもの。理系の松木先生や杉本先生などの発想や実践は、とても刺激になりました。

福井新聞丹南政経懇話会 第63回例会 (武生市)2005年8月5日

「産地活性化講演会」(愛知県産業技術研究所 三河繊維技術センター・蒲郡商工会議所・三河繊維振興会) 2005年7月7日 

西京都政経文化懇話会(京都新聞) 2005年6月20日 

最上川リバーツーリズムセミナー(最上川流域観光推進協議会) 2005年6月17日 

新潟日報上越政経懇話会 (上越市高田) 2005年5月19日

西日本政経懇話会北九州会場(西日本新聞社・北九州市)2005年5月12日

静岡放送ラジオ『とれたてラジオ』 2005年5月11日 

にいかわ政経懇話会(黒部市)2005年4月14日 北日本新聞社新川支社

西日本政経懇話会の大牟田地区三月例会
2005年3月25日 西日本新聞 

静岡政経研究会静岡ニューメディア研究会講演会・2005年3月18日 静岡新聞

徳島新聞・滴翠ク3月例会 2005年3月23日 徳島市

熊日経営セミナー・熊本日日新聞情報文化センター 2005年2月7日 

長井商工会議所・観光フォーラム‘05「おもてなしで地域活性化」
2005年1月29日。長井市タスコンベンションホールにおいて開催。

岐阜県中小企業青年中央会・新春講演会 2005年1月28日。

大分政経懇話会(別府・中津会場)10月例会
2004年10月25日 大分合同新聞社
 大分は、実は祖先の出身地です。今回は、観光開発の現場や、民間で経営しておられる大分マリーンパーク「うみたまご」なども見学させていただき、講演をさせていただいた上に、いろいろなことを勉強させていただきました。

2004年経済財政白書に関して
毎日新聞2004年7月16日

経済財政白書に関しての批評です。文字数が少なく、若干きつめの内容になってしまったかも知れません。

岐阜新聞・岐阜放送西濃懇談会
2004年6月17日

「中小企業の生き残り戦略」(大垣フォーラムホテル)

堺第7-3区「共生の森」プロジェクトワークショップ
第三回意見交換型ワークショップ【PDF形式】
2004年1月27日 分科会02「共生の森をビジネスに活用する」
ファシリテーターとして参加しました。
企業の環境ビジネスに対する関心の高さを感じると同時に、リサイクルが求められる中で、現実には様々な問題が発生していることを改めて感じました。
第二回意見交換型ワークショップ【PDF形式】
2003年11月25日:「企業にとってここで何が可能か」
ファシリテーターとして参加しました。
夢はいろいろふくらむのですが、財政難の折、なかなか民間企業によってというのも難しい。うーんという感じがしました。

名古屋市南区特色ある区作り推進事業
ものづくり探検隊レポートNo.4、2004年3月号
名古屋市南区で行っている「ものづくり探検隊」事業に、学生たちがお邪魔し、一緒に町工場を訪問した時の記録です。

石川県中小企業活力強化集会(石川県中小企業団体中央会)
石川県中央会 会報 No.1(2004年)【PDF形式】
2003年11 月 27 日に開催されたシンポジウムのまとめが掲載されています。

ネット愛知産業情報
2004年2月号
愛知ブランドに関しての解説を行っております。

第2回愛知ブランド検討委員会議事録
2003年8月28日
「愛知県製造業の強み、特質」
PDFバージョン

大阪市立大学大学院都市創造研究科ワークショップ
『地域経済活性化と中小企業』2003年06月20日
English Version
大阪市立大学大学院の植田浩史先生のゼミにお邪魔した時の記録です。とってもよくまとめていただいて、その上、英語版まで・・・!! 実際の内容よりも充実しているかも・・・・

神戸地域・夢会議(兵庫県県民局)
地域の核をめざす商店街を考える(2003年1月29日)
震災復興が進む神戸の商店街を駆け足ですが、回らせていただき、商店主のみなさんや商店街組合の役員の方々の生の声を聞かせていただいたのは、非常に有益でした。

「岸和田市産業振興ビジョン」
岸和田市広報2001年5月15日号
これは、講演会記録ではなく、委員として作成しました岸和田市産業振興ビジョンに関する概要です。

その他講演会の記録

愛知県中小企業団体中央会2004年2月4日
移動中央会 in 岡崎 企業セミナー「もう一度、ものづくり!」 
 京都機青連(京都機械金属中小企業青年連絡会)東代表幹事との壇上討論を行いました。

円頓寺商店街での駄菓子屋体験
2004年7月(配布用ビラ)
 中村ゼミ2年生が名古屋・円頓寺商店街の空き店舗を5日間お借りして、駄菓子屋を開業しました。おりよくNHK名古屋局の夕方ニュースで中継もしていただけました。
2005年8月30日(火) at 12:53 

機青連・納涼会 / 中村智彦

日記・その他 > コラム
 8月27日に顧問をさせていただいております、京都機械金属中小企業青年連絡会の納涼会に参加させていただきました。名だたる老舗旅館での宴席ということで、「服装にも気を付けて」ということで、緊張して会場に駆けつけるタクシー車内で慌ててネクタイをしめていったのですが・・・
 納涼ということで、涼しげに、軽やかにと思ったのですが、やはりそこは今、京都で最も熱い中小企業の若手経営者の会だけあり、元気いっぱいな会でした。
 「さあて、また秋も頑張るぞ」と思いながら、終電近い電車で京都駅を後にしました・・・
2005年8月29日(月) at 02:15 

24時間テレビ・イベントへの出展 / 中村智彦

> 社会的活動
 8月27日に行われた24時間テレビのプレイベントに中村ゼミとして、出展しました。

 今回は、2年生が中心になり、山形県長井市の物産を中心に販売し、体験コーナーとして、長井工業会から提供を受けたブラシロボの作成と、剣玉デザインの募集を行いました。

 途中、会場からの生中継ということで、ブラシロボを片手に意気込んでいた代表の下村くんだったのですが、うちのコーナーに来る直前で時間が延び、結局、カットになってしまいました。長井工業会のみなさん、ごめんなさい。

 振動モーターと電池をブラシに載せると、ブラシがユーモラスな動きをするという「ブラシロボ」は、子供たちに大人気。
 路上走行をさせると人だかりができ、「おかあさん! 僕、これ欲しい」と叫ぶ子供に、にんまり。

 今回も仕入れ、展示、販売まで学生たちにやってもらったのですが、モノを売るのは、なかなか大変だということが、少しは分かってくれたのではないか・・と期待しています。

 ダメになった中継の代わりにと、中京テレビの女子アナさんが気をつかってくれて、ご自身の日記に写真入りで掲載してくれました。

中京テレビ アナウンスルーム
      「政次夏希のハッピーMAX」
     ・ラ・フランス・ドリンクの紹介
     ・学生たちと一緒に記念撮影
2005年8月29日(月) at 01:49 

ナニワ企業団地協同組合25周年記念 / 中村智彦

マニアック > 工場へ行こう!

 2005年7月15日に、ナニワ企業団地協同組合の設立25周年記念パーティーが開催され、出席させていただきました。

 

 ナニワ企業団地協同組合をご紹介くださったのは、現在の雇用能力開発機構の大阪事務所の方でした。
 
「おもしろいことをやっているところがあるから、見においでよ。」

 この一言がきっかけでした。

 大阪府の研究所に勤務していた10年前の話です。

 雇用能力開発機構が、ナニワ企業団地で中小企業向けのコンピュータの講習を開始したところでした。中小企業の経営者や従業員は、勤務時間のこともあり、日中は講習など参加できない、夜も遠方まで通えない、だから出前で講座をと組合側は要求したのです。
 雇用能力開発機構側の担当者は、かなり苦労をされたようですが、結果的に先進事例として、その講習は成功しました。

 驚いたのは、ナニワ企業団地を訪問してしばらくしたからのことでした。別件で大阪市役所を訪れた時、「最近は、どういう調査をやっておられるのですか」との質問に、ナニワ企業団地の名前を出したところ、急に市の職員の表情が険しくなり、「あそこのことなら、担当に話をさせます」と急に慌ただしい動き。
 そして、いかにナニワ企業団地が、市の計画に反するものであったか、いかに指導に従ってないかを聞かされたのです。

 今となっては、笑い話です。しかし、当時はそういった感じだったのです。今では、様々なところで好事例として紹介されていますが、ここに至るまでは多くの関係者や、それを支援する人たちの陰での働きがあったことを忘れてはならないでしょう。

 研究者にも、成功事例だけをポンっと取り上げて、そこまでの経緯などを全く分析しない人がいます。そうなってはいけないなと、経営者や事務局のみなさんの顔を拝見して、改めて自戒した夜でした。

 

 今回のパーティーでは、理事の方たちの交代も発表されました。10年、一昔と言いますが、「ああ、自分も歳を取ったのだなあ」とその光景を見ながら、思っていました。
2005年8月29日(月) at 01:27 

今年もやります!長井の「食」発掘プロジェクト / 中村智彦

> 社会的活動
 昨年実施した『長井の「食」発掘プロジェクト』

 大阪、京都、名古屋、東京から大学生が参加して、長井市の「食」を訪ねて、市内を探索。ビデオクリップを作成しました。
 最終発表会では、参加した学生、業者の方、事務局、みんな感激の涙。作成されたビデオは実際に、プロモーションの際などに活用しています。

 なによりも、業者の方をはじめとする地元の人たちが、長井の「資産」というものに改めて気が付いたと感想を述べていました。

 そして、2005年晩夏。

 今年は、兵庫、大阪、名古屋、そして地元、山形から大学生が集まり、「食」発掘プロジェクトを行います。

 今年は、どんな発見、出会いがあるのでしょうか。

 日程は、2005年9月7日から10日までの4日間。

 今年も、ライブでブログ→ http://blog.livedoor.jp/nagaifoods/
2005年8月16日(火) at 22:34 

最上川流域観光交流空間づくりモデル事業 / 中村智彦

> 社会的活動

 中村研究室では、最上川リバーツーリズムのホームページ作成を委託されました。

 担当は、2年生の下村忠雄君です。下村君は、昨年、研修で長井市をして、長井ファンになりました。最近では、まるで故郷に帰るようにふらりと長井を訪れ、関係者から「来る時は、事前に連絡しなさい!!」と叱られたりしています。

 最上川リバーツーリズムは、最上川流域自治体やNPOが連携して、ツーリズム振興を行っていこうというものです。

 ホームーページは、まだ試行中です。今後、順次、改良していく予定です。

 最上川リバーツーリズム → http://mogami-river.jp/
2005年8月16日(火) at 22:23 

「石川県中央会々報」に連載中 / 中村智彦

> 社会的活動
 今年度、石川県中小企業団体中央会の『石川県中央会々報』に合計4回の予定で連載しております。内容は、下記の石川県中小企業団体中央会HPからご覧いただけます。(いずれもPDF形式となっております。)

 2005年No.1 「企業価値をみる」

 2005年No.2 「元気出して行こう、地方。〜山形県長井市の「ロボットプロジェクト」
2005年8月15日(月) at 15:15 

メディアとネットの融合・・? / 中村智彦

日記・その他 > コラム
 ホリエモンの話題も、なんだか遙か昔のことのように感じられてしまうのが、恐ろしいくらい時間の流れが速い。
 
 拙宅でも、遅ればせながら今、宣伝の華々しいeoのIP電話と光ファイバーにした。ついでに、老朽化の進んでいたPCを買い換え、やっかいだった有線を無線LANに取り替えた。

 正直に言うと、全てが正常に使えるようになるまでに、かなり時間と努力と汗が必要だった(さすがに涙は流さなかったが。)

 そう言えば、ホリエモンが「メディアとネットの融合」と発言して、話題になった。つい数日前に、某全国紙の社説で、それを「先見の明があった」と持ち上げていたが、恐らくこれを書いたのは50歳代を越した人物だろう。

 ホリエモンが発言した段階では、別に先見の明でもなんでもなく、我が院生ですら、「今頃、何を言っているんですかねえ。それよりも、それ騒いでいる方が怖いですねえ」と言っていた。

 最近、マスコミの方たちと話をすることが多いのだが、経営陣に近い人たちでも、正確に今の動きをつかんでいる人は少ない。インターネット、パソコンと聞いただけで、何か特殊なものだと考えてしまうからだろうか。

 凡才である条件として、難しいことは分からないから、単純化して考える

 最近の身の回りでの動きを見ると、要するに、従来の電話会社や有線放送の会社や、電力会社など、電信柱に線を引っ張ってきた企業がこぞって、光ファイバーという太い(物理的にではなく・・)線を各家庭にまで引っ張り込んでくれるということだろう。

 その太い線で、電話、インターネット、そしてテレビやラジオまで利用できるようになると言うことなのだろう。

 私は「文系人間が、マニュアルを見なくても、なんとかだましだまし使えるようにならないものは、絶対に普及しない」という信念の持ち主だ。この間、ある技術系の職業を就いている人にそういったら、ひとしきり爆笑された後に、「それは正しい」と言われた。

 私の研究室に集う学生諸君も、「工業高校出身です」とかいう経済学部にしては変な経歴をもっている一部の学生を除けば、どっぷり文系人間だ。その研究室で、私が学生の頃には、絶対、想像の出来なかったことが行われている。

 ある日、研究室に戻ったら、北海道出身の学生が、北海道の民放の番組を、他の学生と共に大笑いをしながら見ていた

 別の日、研究室に戻ると「冬ソナ」のテーマソングが流れているが、どうもおかしい。中国人留学生に聞くと、それは中国語バージョンで、中国のウェブラジオを流していたのだ

 また別の日、私が深夜、テレビのニュース番組で流された放送をインターネットで見た

 またまた別の日、私が出演した静岡放送ラジオを、東京と名古屋の友人が聞いていた。もちろん、AM放送が入るわけもなく、ネット経由だ。東京の友人は、放送後、メールをくれた。「髪、長すぎるよ。切った方がいい。」ネット経由では、動画も見ることができるのだ。

 実は、今、これを自宅で書いているが、パソコンからはアメリカのサンディエゴのラジオ放送が流れている。画面を変えると、現在のサンディエゴ湾から街の様子が映っている。
 放送は、音楽もそのまま流れるし、CMもそのままだ。海外には、そうしたインターネット・ラジオ局や、通常のラジオ局がその放送を配信しえいるネット・ラジオ局が沢山ある。アメリカでは、家族でネットラジオをやるのが流行しているらしい。

 と、書いているとサンディエゴのラジオ放送で、トヨタ自動車のCMが流れている。

 日本の放送局は、デジタル化などで双方向の放送をと巨額を投じてきた。しかし、その方向は正しかったのだろうか。こうして世界中の放送局の放送を視聴できるようになってくれば、競争は激しくなるだろう。光ファイバーを経由した放送の配信が始まれば、電波による配信だけではなくなる。
 
 もっと言えば、海外のインターネット放送局が、日本向けの放送を流し始めたらどうだろう。洋楽を流し、著作権をクリアし、日本語のDJをつけ、CMを格安で流すようにするということも可能だ。

 先に書いた静岡放送ラジオでも、音楽の部分は著作権の問題があり、ネット上で配信される際にはカットされている。(自社の宣伝用音楽が繰り返し流されている。)国内の放送局の多くが、ネット配信に消極的な大きな理由は著作権の問題からだという。それでは、欧米はどうしているのだろうか。彼らがクリアできている問題を、なぜ日本ではできないのだろうか。

 恐ろしいのは、こうしたネット・ラジオにしても、「著作権」なら「著作権」だけの擁護に走って、それ以外に目を向けていない状況だ。欧米の放送局や企業は、すでにネット放送を試みている。決して、それで利益が出ているかどうかは分からないが、少なくとも経験とノウハウを蓄積している。

 謙遜する訳でもなんでもないが、文系人間の私などが使い始めているものを、「先見の明」などと感心しているようでは、どんどん取り残されていくのではないか。誤解の無いように書くが、「技術的に日本が劣っている」と言いたいのではない。そうではなく、それらを使うことによって、得られるノウハウなどソフトの部分で、このままでは遅れを取るのではないかと思うのだ。

 「せんせー、どうしてアメリカの放送局の放送が、研究室のパソコンで聴けるんですかねえ

 「うーむ、きっとこの線が、太平洋の下まで繋がっているんだろう。たぶん

 こういう会話を、マジでしている人間たちにも使えるものを、いつまでも特殊なものだとしておいて良いのだろうか。どうでしょうか、マスコミの経営者のみなさん。

今、聞いているラジオ → SunDiegoLive.com ・・・昼と夜と逆なので、夜繋ぐと昼間のサンディエゴ湾が見えます。PDAなどにも対応しています。

静岡放送ラジオのウェブラジオ →静岡放送ラジオ ・・・お世話になっているのは、朝の「とれたてラジオ」です。

一度、見る価値あり。ライブドアがガタガタやっている間にちゃっかり放送を始めたUSENのネットテレビ → パソコンテレビ・GYAO・・・TBS系のニュースだけではなくて、「冬ソナ」などの韓国ドラマや、日本の懐かしいアニメが無料で見ることができる。従来の放送局の手強いライバルになるかも。

日本から放送している個人運営の「音楽専門インターネットラジオ局」。こんなことができるんだと、学生たち聞かせている。 →  "Toshibo's Web Radio"・・・これからこういう形のネット放送が増えるのかも。全て日本語なので、初めての方にはいいかも。研究室では、よくかけている放送局の一つ。


2005年8月14日(日) at 03:00 

20世紀型「私鉄」ビジネスモデルの終焉 / 中村智彦

日記・その他 > コラム
 万博と空港開港景気に沸いている・・はずの名古屋圏だが、ちらちらとその後をにらんだ話が出ている。



 7月末、名鉄が自社沿線で開発造成してきた住宅団地から撤退することを表明した。2月には、すでに分譲住宅団地事業を大幅に見直すことが発表されており、具体的な撤退宣言であるといえる。

 名鉄の住宅団地造成は、1925年(大正14年)の知多市新舞子における住宅開発にまで遡る。これは、阪急の小林一三が始めた私鉄経営のビジネスモデルに則ったものである。

 しかし、現状は悲惨としか言いようがない状況である。1987年に分譲を開始した愛知県美浜町の名鉄美浜緑苑では、総戸数約600戸の計画に対して100戸、岐阜県多治見市の名鉄多治見緑台では約1000戸に対して200戸が売れ残っている。美浜緑苑に至っては、名鉄知多線を複線化する計画であったものが、単線のままであり、自社が開発した住宅地にも関わらず駅は無人という有様だ。



 山林や原野を低価格で購入し、鉄道を敷設、住宅団地を造成し、販売収入を得ると同時に乗客増を可能とする。さらに、駅周辺の土地にはスーパーや百貨店などを展開し、駅から離れた地域には自社系列でのバスやタクシー事業を展開する。
 こうした20世紀型の私鉄ビジネスモデルは、バブル経済期まで順調に成長してきた。
 しかし、少子高齢化や人口減少の影響が次第に顕在してくる中で、皮肉にも20世紀の終わりとともに、ビジネスモデルそのものが機能しなくなった。



 名鉄は、経営の悪化からレジャー施設の見直し、不採算路線の廃止、さらには百貨店など流通業に関しても見直しを進めている。

 こうした傾向は、名鉄だけのものではない。関東では西武が、やはり同様の傾向にある。

 関西は、まだこうした動きが顕在化していないが、状況はさして変わらない。



 愛知万博開催以降、名古屋、愛知の名前がマスコミに登場する機会が増えていることは確かだ。他の地方の人たちから見れば、「好景気に沸く」とか、「自動車産業活況」とか、「入場者数がどんどん伸びる万博」という華やかなイメージが膨らんでいるようだが、ローカルニュースを丁寧に見ていくと、意外なほど地元企業は冷静だ。名鉄の一連の動きも、そうだと言えるだろう。

 関西の私鉄は、大丈夫なのだろうか。そのうち、ドカンと大きな発表があるのかも知れない。
2005年8月10日(水) at 23:41 

「ひらかた大菊人形」の廃止 / 中村智彦

日記・その他 > コラム
 枚方パークで開催されてきた大菊人形が、今年の秋で廃止されることが決まった。
 大正年間に「香里遊園地」(寝屋川市)が、枚方に移転開業、それに合わせて菊人形も引き継がれたといわれている。第二次世界大戦中の中止を除き、95年間、91回の歴史を閉じることになる。

 「ひらかた大菊人形展」は、毎年、NHK大河ドラマで放送される作品を題材に展示されてきた。しかし、入場者数の減少も続き、そして今回、後継者不足が大きな理由として継続が困難と判断されたようだ。

 少子高齢化と、レジャーの多様化で、関西圏の遊園地の廃止が続いている。時代の流れの中で、それも致し方ないのだろう。

 しかし、今回の大菊人形展廃止で、その主要な理由とされている職人の後継者不足は、それが本当の理由かどうかは別にしても、日本の、というか関西、というか大阪の伝統をあまり重要視しないひとつの犠牲ではないかと、残念に思うのだ。

 大阪も「観光産業振興」と言っているが、果たして何を見に来てもらおうというのだろうか。大阪市内の伝統的建築物の大半は、バブル崩壊以降、ほとんど壊されてしまった。思い起こせば大阪市庁舎が、その端緒だった。多くの保存請願が寄せられたのにも関わらず、抜き打ち的に破壊してしまった大阪市には批判が集まったが、結局、その程度の文化行政が、その後も続いてきたのだ。

 建築関係の人と話した時に、「東京や名古屋は、なぜか建築物を残せ、という動きがあるのだが、大阪は無い」と残念がっていた。古いものに価値を見出せない気質があるのだろうか。

 私は、この十年間で大阪の最大の愚策は、オリンピック誘致でもなんでもなく、御堂筋の高さ規制の緩和であると思っている。第二次世界大戦も、高度成長期も、バブル期も守ってきたあのスカイラインを、わずか十年ほどの不景気で緩和してしまったのは、愚策以外の何も出もない。

 「大菊人形」も、結局、文化的な価値を与えられないまま消え去っていく。百年近く続いてきたものを、一企業の遊園地の催し物だと、放置してきた文化行政とはなんなのだろうか。

 関西経済の衰退は、止まらないような気がする。どこでボタンを掛け間違ったのだろうか。
2005年8月9日(火) at 03:56 

朝日新聞東海版に紹介されました / 中村智彦

サークル・部活 > 大学(ゼミ・講義)

 日本福祉大学の中村ゼミ2年生が中心になって運営している『頑固屋惣兵衛WEB店』が、朝日新聞7月25日夕刊東海版「WITH きゃんぱす」に紹介されました。
 
 『頑固屋惣兵衛WEB店』が紹介されるのは、NHK-BS放送「経済最前線」に続いて二回目。今回は、新聞記者さんが中部国際空港内にある事務所から来るのだと聞いて、みんなワクワク

 研究室で、インタビューと二人がPCの画面を覗き込む様子が撮影されたのですが、残念ながら紙面ではボツ。 紙面を飾ったのは、長井で草岡ハムに取材に行った現地駐在研修生の藤井先輩と草岡ハムの孫田さん。

 でも、夕刊にしっかり載って、みんな満足そう

 ここでは朝日新聞の記者さんに無理をいっていただいたボツになった丁稚二人組の写真を掲載しました。左から下村、坊谷です。みんななかなかよい表情でしょ
 
2005年7月26日(火) at 22:01 

元首相の事故 / 中村智彦

日記・その他 > コラム
 元首相の村山富市さんが、大分市内の交差点で、自転車に乗った小学生をはねたというニュース。

 まず、「なんや首相までやっても、自分で車運転せなあかんのかいな」と、ちっと意外な気というか、なんかがっかりという感じがしたな。

 で、次に目がいったのは、元首相の年齢。81歳

 しかし、最近、高齢者ドライバーによる事故が急増している。というか、高齢者ドライバーが急増しているのだから、事故の数も増えるのは当然か。

 警察では、70歳を超える高齢者ドライバーに対して、運転研修の受講や、免許証の返納を呼びかけているようだが、都市部ではともかく地方部では、なかなか難しい。

 「自分はまだ大丈夫」という思い込みがあることも、もちろんだろうが、それよりも車を失えば、移動手段をたちまち失うことになる。だから、地方部では手放したくても、手放す訳にいかない。その結果、場合によっては家族も、危険だと認識しながら運転することを認めざるを得ないという状況が出現している。

 今年6月に国土交通省九州運輸局が発表した『新幹線鹿児島ルート全線開業後の九州の圏域構造変化に関する調査について』の中にも、一見、関係なさそうでいながら、こんなところにまで記述されるようになったかと嘆息してしまう部分があった。それは次のようなものだ。

 『高齢者ドライバーの増加に関する見通し高齢者ドライバーの増加について、「実現しそうなシナリオ」では、高齢者が加害者となる交通事故の増加が社会的な問題となるとしたのに対し、「望ましいシナリオ」では、高齢者に対応した運転環境の整備や代替交通手段の拡充等により、交通安全性が確保されるとした。』

 全国的には、高齢者ドライバーの割合が10%を越す勢いであり、特に地方部では自家用車に依存した生活スタイルを長年に渡って続けてきた人たちである。このため、今後も高齢者ドライバーは増加し続け、従来、「被害者」の側面が多かった高齢者が一転、「加害者」になっていく。この報告書では、「実現しそうなシナリオ」で、それらを指摘し、「望ましいシナリオ」として、「運転免許制度の見直しや高齢者に対応した運転環境の整備、公共交通や福祉タクシーなど代替交通手段の拡充により、高齢者ドライバーに関わる交通安全性が確保」される必要があると指摘している。

 しかしだ、運転免許制度の見直しはともかく、運転環境の整備、つまり自動運転(ITS)の導入は、莫大な資金投入が必要だし、公共交通や福祉タクシーなども採算面で赤字経営=公費投入が必要だ。

 これからもどんどん高齢者ドライバーが増えるだろう。実は、私も大阪で高齢者ドライバーが何を思ったのか、高速道路でUターンをしているのに出くわして、肝を冷やしたことがある。とにかく高齢者ドライバーが増えていることを念頭において、不審な動きの車に注意するしかないだろう。

 


『7月16日午後5時40分ごろ、大分市王子中町の交差点で、村山富市元首相(81)の乗用車が、自転車に乗っていた9歳の子どもと衝突。子どもは手や足に軽傷を負った。村山元首相にけがはなかった。
 大分中央署の調べでは、村山元首相は車に1人で乗っていた。現場は信号機のない交差点で、村山元首相の車は左折しようとして自転車と衝突した。同署は村山元首相の安全確認が不十分だった可能性もあるとみて調べている。(共同通信) 』

 
2005年7月18日(月) at 04:04 

ある忙しい一日 / 中村智彦

日記・その他 > コラム
 大学の先生というのは、どんな一日を過ごしていると思われますか? 「のんびり出来て、いい商売ですねえ」なんて、嫌味半分で言われたりすると、なんだかムキになって反論するのも面倒くさいし、「ええそうですねえ、忙しい時と暇な時がはっきりしていますから」なんて、微笑むようにしている。まあ、ちょっとは大人になったもんだ

 さて、だいたい忙しくなってしまうのは、自分のスケジュール管理能力の欠如と、処理能力を超えた仕事を受けてしまったことが原因だ。

 某日(一日目)

 大学で講義を二コマやっつけて、研究室でゼミ生たちや、なんだかよく分からないけど研究室にたむろっている学生たちと話しをしたり、相談に乗ったり、調査活動の指示を出したり、なぜかNケージの機関車を研究室の真ん中で走らせたりしていると、あっという間に夕方。外が明るいから、時間が分からない

 急いでに乗って、に乗り継いで、静岡へ。静岡で友人と会って、近況を話しながら遅い夕食

 実は、この時点で終っていない仕事があったので、日付が変わる前後にネットカフェへ。前回も使ったので会員証があるのだ。最初の頃は、ちょっと引いた深夜のネットカフェの雰囲気にもなじんできた 

 最近は、地方に出張すると、もっぱら夜はネットカフェで
仕事をする。便利なんだか、どうだか・・・

 ホテルに届けられていた翌朝のラジオの進行表をチェックして、話すべき内容に関係する資料もネットで入手。

 帰りにコンビニによって、飲み物を仕入れて、ホテルに戻ると深夜1時前。

 某日(二日目)

 6時起床。大急ぎでシャワーを浴びて、眼を覚まして、
テレビのニュースをちらりとチェックして、フロントへ。
チェックアウトして、予約してあったタクシー
放送局へ。タクシーの中で地元紙をチェック。

 静岡放送ラジオ「とれたてラジオ」

 簡単な打ち合わせをして、7時から生放送。パーソナリ
ティーの澤木久雄さんが、うまくリードしてくださるので、
今回も楽しい雰囲気でやれました。
 今回の話題は、大学生の就職状況。うちのゼミ生のS君がネットで聞いていてくれたので、どうだったと聞くと、「研究室で、いつも聞かされている話と同じでしたよ」と笑われる。

 8時に出演する部分が終る。終ると同時にスタジオを出て、タクシーに乗り、静岡駅へ。

 ほとんど時間がなく、新幹線ホームへ。急におなかが空いていることに気が付き、大急ぎで駅の売店の駅弁を買う。それが、この写真。結構、豪華な朝食。

 もたもた食べていると、すぐに名古屋着。そこから、今度は名古屋市西区社会教育センターに向かう。9時半に着。実は、当日使用する資料が未完成だったので、ネットを借りてデータを取り込み完成させる。
 
 10時から12時まで、講座。私の祖父母に当るような年齢の方にお話しするのは、申し訳ないような。話を聞いてくださって、逆に「それはね、昔、この辺りで」と教えてくださったりする。海外にも、色々でかけておられるし、「最近、ネットで半七捕り物帖読むんですよ」と話すと、即座に「あらまあ、随分古臭いものを読んでるのね」とやられる。

 12時半に浅間町のTで、昼食 ほっとするひととき。つかの間の休憩・・・

 その後、を乗り継いで、大学へ。研究室に
行き、ゼミ。前日、やり残した仕事を片付けるけれど、
次々に学生がやってくるので、結局片付かない。

 そうこうしていると6時半。院生の車に乗って、
2年生のS君と一緒に、大府市へ。
 さすがに電池が切れてきて、途中から意識を失う。
「着きましたよせんせー」と言う声で目覚める。

 共和の商店街の会合に学生と一緒に出る。先にお寿司屋
さんで、お寿司セットをいただく。大変、美味しい。ふと
見ると、S君が、最後に残したまぐろの握りを大切そうに
食べている。一人っ子の特徴

 8時頃に出番が廻ってきて、会合でこれからの事業につ
いて打ち合わせ。別の部屋からは、夏祭りの太鼓の練習す
る音が聞こえて、季節を感じさせる

 意見の交換などして、10時に終了。

 「ちょっと行きませんか」と誘われるが、さすがに
行ったら前後不覚になりそうで、丁重にお断りし、院生の
O君を人質に置いて退散。(ごめんねO君)
明日も、蒲郡まで出かけなきゃならんのだよね。

 本当は原稿を一本、今日中に送る必要があったのだが、
もう限界・・・・

 いつもいつも、こんなことやっているわけではないですけど、だいたい月に一二度、こんなことがあるかなあ
 
 
2005年7月9日(土) at 03:45 

中村ゼミ2006年型ニューモデル / 中村智彦

サークル・部活 > 大学(ゼミ・講義)
 早いもので、いよいよ3年生の就職活動が始まります。
ずらりと並んだ中村ゼミの新商品(笑)企業の人事・採用御担当者のみなさま、なかなかいいのが揃っております。なにとぞ、よろしくお願いします

 でもねえ、3年生のこの時期から、本格化する就職活動って、どうなんでしょうねえ。ちょっと複雑です。大学生の3年生の後半というと、一番、楽しく、そして充実すべき時期なのですが、年々、採用時期が前倒しされてしまい、4年生の春には、ほとんど決まってしまうような状況

 そういうわけで、今日は就職活動に向けての服装のチェックがあるので、全員、リクルート姿・・・のはずなのですが、細かく見ていくとまだまだお子ちゃまチック

 一応、サラリーマン生活もしてきましたので、ネクタイの
選び方、結び方、ワイシャツの選び方、靴下や靴のルールなんていうのを簡単にレクチャーしちゃいました。でもまあ、今の時点では及第点かな。
 数年前に同じようなことがあった時は、紺色のワイシャツに、縦じまのスーツという風俗街のポン引きかというゼミ生が続出したことがあったのですが、今年はなかなかかわいいです。ちょっと七五三ちっくですけど。

 こうしてみるとスーツを着るだけで、顔つきもしまっていて、いい感じです。

 さあて、これから長い長い就職活動が始まります。みんな、がんばっていきまっしょい

 
2005年7月9日(土) at 02:31 

蝸牛的書状 / 中村智彦

日記・その他 > コラム

 アメリカ郵政公社(United States Postal Service)の調査が、US Todayに載っていた。 

 それによると、Snail Mail(蝸牛手紙=封筒に入れて、切ってを貼って出す手紙)について、アメリカ人は

 「Eメールよりも、より個人的だ」67%
 「受け取るのが、ホントにうれしいね」56%
 「開けてもらうのが楽しみだね」55%

 と思っているそうだ。


 手紙は、書いて、それを折って、封筒に入れて、
封をして、切手を貼って、それをポストに持っていく。
 その作業の途中で、なんども考え直したり、思い
直したりする機会がある。

 メールはそれがないだけに、直接的で、刹那的な
部分がある。


 Eメールよりも、手書きの手紙の方が受け取るのも
出すのも楽しいけれど、そうした時間がなかなか見つ
からない。そういった悩みも、実際にあるだろう。


 合理的で、迅速なものを望む気持ちが、人類の進歩
を支えてきた。しかし、その一方で、より人間的で、
ゆったりしたものも、また、手放したくないと思うの
も人類の思いではないだろうか。
 それにしても、Snail Mail と名付けるセンスが
アメリカらしいユーモアだ。
2005年7月3日(日) at 02:32