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ほんとにありがとう / 中村智彦

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 今日、日本福祉大学で4年生にとっては最後のゼミの日でした。ささやかにケーキとドーナッツと、お茶、コーヒーで卒業のお祝いをしました。
 
 実は、今年度四年生のゼミ生は2人しかいませんでした。この学年は、うちのゼミを希望する学生が極端に少ない学年でした。上級生と下級生に比べて、極端に少なくたったの2名。しかし、ある意味で、この2名は非常に恵まれた環境で、ゼミ活動をできたのかもしれません。
 
 大学院生たちや、上級生たちに、いろいろ指導してもらった2人でした。時には、喧嘩をしたり、2人がそれぞれ、それぞれの不満を言ってきたこともありました。
 
 今日が、ついにこの2人にとって、最後のゼミでした。
 
 ゼミを終わって、三人で飲みに行きました。思い出話で、話はつきませんでした。
 
 すべてが終わって、彼らと別れてから、言えなかったことをメールしました。
 
 「ほんとうにありがとう」
 
 先生の立場の人間が言うのはおかしいのかもしれません。しかし、彼らが何かの縁で、私のゼミに来てかたら、いろいろ場面で、支えられてきたのは、私かも知れないなあ、そう思います。
 
 しっかり就職活動もし、4月からは立派な社会人になる2人です。3年前から比べると、本当に成長しました。
 でも、複雑な気分です。「娘を嫁にやる気分」なのかも知れません。
 
 もちろん、彼らが成長していく背景には、すでに卒業した上級生諸君や、彼らを叱咤激励してくださった多くの人々、本当に感謝に絶えません。
 
 帰りの列車の中で、そうした思いが錯綜して、なんだか胸が痛くなりました。
2008年1月17日(木) at 00:04